ベートーヴェンイヤー最後を飾るにふさわしい「合唱」だが、拙宅では、これを聴くのが年末の恒例行事となっている。
つまり、この音楽に励まされながら大掃除をするの図である。
ところで、指揮者のハンス・シュミット=イッセルシュテットは、1900年ドイツ生まれ。73年、73歳で死去したが、彼の功績は北ドイツ放送交響楽団を世界の一流オーケストラに鍛え上げたこと。
とは言え、その音楽は、激しい熱情を迸らせるというものでなく、格調高くしかも温度感を伴う音楽である。
久しくご無沙汰していたが、ラックの中をあちこち探して見つけ出し聴いた。
録音は、確か60年代初期と思うが、このドーナツは、84年にリカッテングされたもの。
コロナ禍の1年に思いをはせながら聴いた。