アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

何じゃこれは?

2016年12月11日 | ドラミング

このニュースを聞いて我が耳を疑った。
福一事故関連の費用が、当初見込みの11兆円から倍増して、21.5兆円になるという。

特に、メルトダウンした核燃料の取り出しに、見込みの4倍となる8兆円もかかるというのだから驚きだ。

それだけではない。
この天文学的数字に増えた費用を、(再生エネルギー利用を主体とした)新電力の利用者にまで負担させるというのだから何をか言わんやである。

しかも、それらの(東電)支援策が、原発の再稼働、維持を推し進めるためのものだというのだから許せない。記事は、9日付けしんぶん赤旗から借用しました。

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面白い~原田マハ著「リーチ先生」

2016年12月10日 | 読書三昧

英国人陶芸家バーナード・リーチの生涯を活写したマハさんの最新作。
2013年10月から2年余、信濃毎日新聞など7紙に連載された464頁の大作。

物語~明治42年、22歳のリーチは、芸術を通して日英の架け橋になりたいとの希望をもって来日。柳宗悦、浜田庄司ら日本の若き芸術家と出会い、彼らとの友情を育みつつ「陶芸」に生きることを決意するのだが・・・。

明治、大正、昭和にわたり、陶芸を通して東洋と西洋の架け橋となったリーチと彼を支えた日本の若き芸術家たちの感動の物語である。

芸術とは何か、東西の架け橋とはどういうことか、この1冊でその何たるかを理解したかのような気になった。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★★)

蛇足:リーチ氏の作品は、こちらでご覧になれます。

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カジノ法案の危険性

2016年12月09日 | ドラミング

昨夜、午後8時から(INETで)放送された「とことん共産党」を見た。
今回のテーマは、カジノ(民営賭博)法案。

この法案、たった6時間弱の審議で衆院内閣委員会で強行採決され、衆院を通過。
この審議で、自民党の委員が40分しかない質問時間が余ったとして、いきなり「般若心経」を持ち出すなどして顰蹙をかったりした。

目下、参院で審議中だが、自民・維新などは(14日までの)今国会中に成立させたいとしている。

番組ではいろいろなデータを示して、この法案の持つ問題点、特に、ギャンブル依存症の危険性と拡大について警鐘を鳴らしていた。それらのデータが面白かったので、ご紹介したい。

これは、シンガポールのIRでは(床面積2.6%の)カジノが売上げの8割を占めるという。

先の党首討論で安倍首相が「カジノは、全体の3%」と主張して影響の矮小化を意図していたが、とんでもない話だ。

これは、現在のギャンブル依存症の国別比較だが、日本がダントツだ。これは、現在のパチンコ、競馬・競輪等によるものだが、これにカジノが加わればどうなるか、火を見るより明らかである。

国会審議や新聞紙上などでも、こうしたデータを広く活用して、同法案の持つ危険性を知らせて欲しいと思った。この番組は、こちらでご覧になれます。

 

蛇足:他にもすごいデータが!

現在の公営ギャンブルの売上げ額は、28兆9,000億円(約29兆円)。
その8割を占めるがパチンコ・パチスロだが、庶民は(公営ギャンブル全体で)5兆6,000億円も負けているのだという。

一方、このギャンブルには古い歴史があって、今から1,327年前、時の持統天皇が、夫の天武天皇の双六賭博依存を憂い双六禁止令を出したとの記述が日本書紀にあるというから面白い。

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ネコ飯

2016年12月08日 | アーバンライフ

今朝も寝坊して8時近くなって居間へ行くと、そこはもう明るい日差しに満ちていた。一昨日からの嵐がウソのようだ。

ところで、朝食の味噌汁が(昨夜のナベの流れで)うまかったので、そこにご飯を入れて食べだしたら家内が「フーム、ネコ飯ね」と言うので、突然、少年時代の猫のことを思い出した。

昔、疎開先の福島県会津に暮らしていた頃、いつの間にか茶色のブチ猫が居ついて「トン子」という名で可愛がっていた。

後でオス猫とわかったのだが、面倒なので名前はそのままにしておいた。

このオス猫、夜な夜な夜遊びをして、朝方になると帰って来て小生の布団に潜り込んで来る。それが、ぬくぬくして暖かく、特に冬季は重宝したものだ。

そんな飼い猫のエサは、決まって味噌汁をかけた米飯だった。
ネコも当然のように、それを残さずきちんと食べた。

今朝の「ネコ飯」で遠い昔にタイムスリップしてしまった。

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モーツアルト坊やが作った曲

2016年12月07日 | 音楽三昧

天才モーツアルトがその短い生涯に作った曲は、600余曲ある。

交響曲41曲、ピアノ/ヴァイオリン協奏曲34曲、オペラ21曲、ピアノ/ヴァイオリンソナタ71曲、セレナード/ディヴェルティメント34曲、弦楽2・3・4重奏曲37曲等々すさまじいばかりの作品群で、しかもどれもが人類遺産的傑作だというのだから恐れ入る。

それらの膨大な作品も、ある日突然出来上がったわけではなく、神童とよばれた幼児の頃から1曲1曲作曲されていったわけである。

過日、これらを集めたレコードを入手、聴いてみた。いずれも、数十秒から数分の短い曲だが、いかにもモーツアルトらしい明るい機知に富んだ旋律にあふれていた。

彼が5歳のとき作曲したとされる小曲が6曲残っている。いずれも、彼が即興演奏したものを、父親のレオポルドが楽譜の余白などに記録したものという。

 1.アンダンテ ハ長調 K.1a (0'18")
 2.アレダロ  ハ長調 K.1b (0'15")
 3.アレグロ  ヘ長調 K.1c (0'50")
 4.メヌエット ヘ長調 K.1d (1'20")
 5.メヌエット ト長調 K.1e (0'46")
 6.メヌエット ハ長調 K.1f (0'48")

ちなみに、これがK(ケッヘル).1a アンダンテ ハ長調の楽譜である。

4分の3拍子で始まるが、途中で軽快な4分の2拍子に変わっているのも面白い。楽譜は、ネットから借用しました。

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ある日突然に

2016年12月06日 | アーバンライフ

このところ、小春日和のような日が続いていたのだが・・・。

今朝、寝坊して起きたら、窓の外は雪景色に変わっていた。

これは、拙宅(マンション8F)からJRのカマボコドームを見ているの図だが、雪が激しく降り、ベランダの手摺にも降り積もっている。

これから夕方にかけて、気温が劇的に下がるらしいので、この雪は終日降り続くものと思われる。

比較的雪が少なく温暖な当地だが、師走を迎え本格的な冬の到来となりそうだ。

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時事川柳傑作選

2016年12月05日 | ドラミング

過日、「傑作選」をお届けしたばかりだというのに!

年金カットにカジノ解禁法案など、バカなことばかりが横行する世相を反映して、またまた傑作が出そろった。

この記事は、一昨日の新聞(朝日)から拝借しました。

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その先に~金子勝著「負けない人たち」

2016年12月04日 | アーバンライフ

アベノミクスとデマゴーク政治のもとで疲弊する日本列島。
そんな先の見通せない暗い世相の下、旺盛な好奇心と負けず魂で時代を切り開こうと頑張る人々がいる。

この本は、金子勝慶大教授が、全国で文化や福祉や再生エネや地域起こしなどを実践する13人の活動家を訪ね、その根源にある想いや活動の実際を掘り起こした実録の書である。

そこには、単に現状を打破したいという思いだけでなく、例えば、北海道で風力発電を事業化した鈴木亨さんのように、いずれ道民の幅広い支持を得て、北電(北海道電力)そのものを道民に奉仕する電力会社に変えたいという大きな夢を語る人も登場する。

それらひとつひとつの事例が私たちに生きる勇気を与え鼓舞する。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★)

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うれしいニュース

2016年12月03日 | ドラミング

国会では、TPPに続き年金カットやカジノ法案等の強行採決が続き、いったいこの国はどうなっているのかという思いだが、ひとつだけ良いニュースが飛び込んで来た。

それは、あの品性のないNHK籾井会長が、どうやら1月の任期一杯で退任することになりそうだという。

これは、この間、同氏の罷免を求め続けて来た視聴者の声を無視できなかったということだろう。記事は、今日付けのしんぶん赤旗から借用しました。

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お久しぶり

2016年12月02日 | アーバンライフ

昨日、午後から天気が荒れそうだというので、開店時間に合わせて近くのコープへでかけた。

大抵の食材は(通販で)自宅に届くが、新鮮な魚や肉などを仕入れるためだ。

このコープには本格的な鮮魚売り場はなく、カレイやタラの切り身とかあさりなどを展示しているだけだが、昨日は、どういう訳か小型の「縞ゾイ」が出ていた。

 

ニセコに住んでいた頃は毎週のように、このようなお頭付きを目にしていたのだが、当地ではとんとお目にかからない。すでにウロコなどは外してあるのだが、要は、調理して食べようという人が少ないためだろう。

値段も税込み246円とお買い得だったので求めて帰った。

この「ソイ」は、刺身にも煮つけにも良しで、小生らは「北国のタイ」と呼んで珍重している。

家内がさばいた煮つけが夕食に出たが、大きなお腹は卵ではなく、飲み込んだ「イカ」だった由。

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