アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

My Favorite Analog!~ブラームス「弦楽五重奏曲」

2019年04月09日 | 音楽三昧

昨夜は昼寝がたたってよく眠れぬまま、7時近くになって起きた。

朝食を済ませると、早速、マンションの大規模改修にともなう(タイルを剥がす)ドリルの音がし出して、音楽どころではないのだが、気になっていたブラームスの室内楽曲を聴き始めた。

日頃耳にする機会の少ない、弦楽五重奏曲第1番と第2番である。

この五重奏曲は二つの特長を持つ。

第1に、この二つの五重奏曲は、二つのヴァイオリンと二つのヴィオラとチェロのための五重奏曲で、より音の深みが表現できるとされるチェロが2台でなく1台となっていることである。

第2に、どちらも長調を用い、言わばブラーブスらしくない明るく、伸びやかな曲に仕上がっていることである。勿論、ブラームス独特の深遠な曲想を保ちつつということではあるのだが。

演奏は、バルトーク弦楽四重奏団とジェルジ・コンラード(第2ヴィオラ)である。

しばし、ブラームスの世界にどっぷりと浸かった。

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オーガスタに花開く

2019年04月08日 | ギャラリー

オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権という新設の大会が開催さ れ、日本の安田祐香さん(18歳)が3位に入る健闘をみせました。

国内では、ほとんど報じられなかったニュースですが、あの春のオーガスタに新しい花がひとつ加わったというイメージです。

オーガスタGC12番パー3でのワンシーンです。グリーン後方のアザレアが美しく咲いています。

安田さんは、「こんなにギャラリーがいるとは思わなくて。プロの試合で最終日最終組を回ったときよりも緊張した」とのことですが、また一人、日本の若い選手が世界に羽ばたきました。写真は、GDOから拝借しました。

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中島岳志著「保守と大東亜戦争」

2019年04月07日 | 読書三昧

保守の論客として各方面で活躍する中島氏。

保守=大東亜戦争肯定論とされることに疑問を持ち、当時を主体的に体験した保守論客たちの評論や回想を検討する中から、それが大いなる誤りであることを突き止めた。

1930年代、昭和維新というテロ・クーデターには、きわめて革新的な思想が反映されており、いわゆる「保守」思想とは相いれないものであったという。

アベ一強の下、戦争できる国へと大きく舵が切られつつある昨今、こうした誤った保守論を克服する努力が必要になっている。

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時事川柳傑作選

2019年04月06日 | ドラミング

昨日の朝刊(朝日)に掲載された投稿川柳。

世相を反映した傑作が並んだので、賞味期限が過ぎない内にお目にかけようと思います。

2・7句:新元号狂騒曲。裏元号「忖度」というのもある由。

6句:消費税の改定で、はがきは62円から63円へ。

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小さなオランダ

2019年04月05日 | アーバンライフ

昨年春の欧州3ヶ国旅行。

オランダ・アムステルダムの北北西約80kmの北海に面した「ザイプ」とい う「球根栽培のメッカ」とも呼ぶべき地域で、今は盛りと咲き誇るチューリッ プの広大な畑を楽しんだ。

そのチューリップ栽培農家が副業で営んでいる土産品の販売。
高校生らしい娘さんの勧めで、家内が買った小さな小さな民族靴のホルダ ーが台所の片隅に置かれている。

背景のつま楊枝と比べてみると、その大きさがわかる。
今では、その旅の大きな思い出となっている。

その旅行で撮影したチューリップ畑の様子。

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何でもランキング~終活をしていますか?

2019年04月04日 | アーバンライフ

週末の新聞(朝日)雑学版に掲載された何でもランキング。

今週のお題は、「終活をしていますか?」

思わず絶句してしまったが、(小生の)ブログの主旨からすれば、至極当然の設問である。

回答した方々の年齢層にもよろうが、「はい」と答えた方が35%と、妥当な結果になっていると思った。

小生自身は、これと言った行動を起こしているわけではないが、歳(78歳)を考えれば、あれこれ思い悩むことも多い昨今である。

具体的には、不慮の死も含め、家族を始め周囲の方に迷惑がかからないようにすることを前提に、所有品の整理・廃棄や各種の情報のリストアップ等であろうか。

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ブラームス「ピアノ四重奏曲」

2019年04月03日 | 音楽三昧

引き続き、ブラームスのピアノ四重奏曲である。

第2番は、ブラームスにはめずらしく長調の曲。
明るく伸びやかな旋律が、気持ちよく部屋中に広がり心地良い。

3番は、一転してハ短調の沈鬱な曲趣が中心となる。密度の濃いやりきれなさが支配する。

演奏しているのは、ピアノのイシュトヴァーン・ラントシュとバルトーク四重奏団のメンバーである。

録音は、1974年5月。ブタペストのハンガトーンスタジオである。

40年以上も昔の演奏が、こうしてよみがえるレコード音楽の不思議さにも感慨を新たにした。

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My Favorite Analog!~ブラームス「ピアノ四重奏曲第1番」

2019年04月02日 | 音楽三昧

昨日、久しぶりにレコードを聴いた。

これは、マンションの外壁改修に伴い、デジタル音楽放送が聴けなくなっているためである。

それも、ブラームスの室内楽とは、いかにも渋すぎないか。

しかし、実際に音楽が鳴り出すと、(あるいは、歳のせいかとも思うが)フィーリングはよく合い、しっとりとしたドイツの古き良き時代の音楽に酔いしれた。

特に、ピアノ四重奏と言うの良い。 ただの弦楽四重奏曲だと、どうしてもかた苦しくなる。

ピアノのが加わると、一気に華やかさが増しリラックスできるから不思議だ。

このジャンルでは、シューベルトの「鱒」(ピアノ五重奏曲だが)が有名だ。

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香山リカ著「リベラルですが、何か?」

2019年04月01日 | 読書三昧

精神科医で、リベラルの立場から積極的な発言をしてきた香山さん。

15年のアベによる「戦争法」の強行に、「もう誰にも遠慮せず、忖度せず、 自由と民主主義と平和のためにガンバル」決意を再確認した新書版闘争宣言。

ネトウヨなどから、「サヨク、反日」と罵声を浴びせられながらもめげることなく、「リベラル」の陣地拡大に奔走する姿に脱帽する。ご一読をお 勧めします。(お勧め度:★★)

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