アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

新着ドーナツ~マルツィン・シヴィオントキエヴィチ「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」

2021年01月11日 | 音楽三昧



ポーランドの若き古楽系鍵盤楽器奏者シヴィオントキエヴィチによる「ゴルトベルク変奏曲 BWV.988」

出音と同時に、息をのむようなきらびやかなチェンバロの音色に魅了された。

この変奏曲は、1741年に出版された4巻からなる「クラヴィーア練習曲集」の第4巻で、アリアを最初と最後に配置し、その間に異なる低音主題による30の変奏が配置された都合32曲の変奏曲集である。

使用されている楽器は、18世紀ドイツ・モデルによるマティアス・クラーマー2016年製のチェンバロで、4つのレジスターから30もの異なった音色を生み出すことのできる最新鋭機の由。

2018年7月、ポーランド・カトヴィツェ
Rubicon Classics RCD1064

 

 

 

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日本最古のミュージカル~「伊勢物語」

2021年01月10日 | 名作読破PRJ

池澤夏樹編「日本文学全集」第3巻、川上弘美訳「伊勢物語」

平安時代初期に実在した貴族、在原業平を主人公としたとされる歌物語集。

1,070年前の成立だが、今風に言えば、和歌を中心に物語が展開するミュージカルである。

全125段から成るがなかなか面白い。

例えば、 

 ・名にし負わばいざ問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと(9段)

 ・かち人の渡れど濡れぬえにしあればまたあふ坂の関はこえなむ(69段)

 ・ついにゆく道とはかねて聞きしかど昨日今日とわ思はざりしを(125段)

など、さっそうとした含蓄に富む歌が散りばめられている。

この巻には、他に「竹取物語」、「堤中納言物語」、「土佐日記」と「更級日記」も収められている。

今年は、この池澤版の「全集」に取り組みたいと思っている。

 

 

 

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My Favorite Analog!~イッセルシュテット「ベートーヴェン:交響曲第9番”合唱”」

2021年01月09日 | 音楽三昧



ベートーヴェンイヤー最後を飾るにふさわしい「合唱」だが、拙宅では、これを聴くのが年末の恒例行事となっている。

つまり、この音楽に励まされながら大掃除をするの図である。

ところで、指揮者のハンス・シュミット=イッセルシュテットは、1900年ドイツ生まれ。73年、73歳で死去したが、彼の功績は北ドイツ放送交響楽団を世界の一流オーケストラに鍛え上げたこと。

とは言え、その音楽は、激しい熱情を迸らせるというものでなく、格調高くしかも温度感を伴う音楽である。

久しくご無沙汰していたが、ラックの中をあちこち探して見つけ出し聴いた。

録音は、確か60年代初期と思うが、このドーナツは、84年にリカッテングされたもの。

コロナ禍の1年に思いをはせながら聴いた。

 

 

 

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「写真家たちの2020」~写真が記録した激動の年

2021年01月08日 | ギャラリー

 

掲題は、ナショナル・ジオグラフィック日本版による2020年の回顧である。

次の4つのテーマで、それぞれの1年を回顧している。

 ①試された1年~新型コロナウイルスの世界的流行、人種差別に対する激しい抗議、大規模な森林火災など、人間の心の強さが試される出来事が次から次へと起った。

 ②隔てられた1年~それまで経験したことのないロックダウンに突入、互いの距離を保つよう強いられ、ストレスにさいなまれ疲れ切った。

 ③闘い続けた1年~根深い人種差別と社会の不平等を撤廃しようと、米国をはじめ世界各地の人々が抗議活動を繰り広げ、正義を求めて声を上げた。

 ④希望をつないだ1年~悲惨なコロナ禍においても、私たちは新たな生活様式や考え方、互いを癒す方法を見つけ出し未来への希望をつないだ。

私たちは今また、2回目の「緊急事態宣言」を受け、厳しい営業・外出自粛、巣ごもり生活を強いられる。(写真は、昨年3月における中国武漢市「東風ホンダ」における労働者の昼食風景の由)写真は、同誌から転載しました。

 

 

 

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時事川柳傑作選

2021年01月07日 | ドラミング

今朝の新聞(朝日)に掲載された時事川柳。

世相を反映した傑作が並んだのでご紹介しよう。

 

1句:GO TO トラベルも彼の肝いりではなかったか?

2句:コロナ感染が収束した後実施することで予算化したはずのGOTOを見切り発車してこの始末。「勝ってから」なんて本当にあるの?

3句:領収書1枚公表できないくせに、非協力店公表とはこれ如何に!

4句:神は、自然はすべてお見通しだ。

6句:下々をしり目に、ステーキ1枚3~4万円とも・・・。

 

 

 

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山崎豊子著「約束の海」

2021年01月06日 | 読書三昧

 

社会派作家山崎豊子さんの絶筆となった「約束の海」第1部。
山崎豊子全集第二期4、394頁。

遂に完成されることのなかった大作だが、物語の全体構想は出来上がっており、出版社である新潮社内に特別(取材)チームも結成されていて、全編にわたる取材と資料の収拾が終わっていたという。

従って、第2部以降の大筋の紹介もあり、何をどのように展開しようとしていたがよくわかり、全巻を通読したような気になった。

それにしても、山崎さんの生涯のテーマであった「戦争と平和」がこのようなかたちで、未完のままとなってしまったことが惜しまれる。

 

 

 

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何だこりゃ?

2021年01月05日 | ドラミング

昨夜遅く、Youtubeを見ていて驚いた。

スガ首相の年頭会見の動画だが、ブーイングの数が80%にもなっている。(画面右下の赤で囲んだ数字)

 

スガ政権のコロナ対策に対する国民の怒りのすごさが分かろうというもの。

 

 

単に、緊急事態の発出だけでは何も解決しない。
自粛要請と補償は一体で!を徹底してもらう必要がある。

 

 

 

 

 

 

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小松由佳著「人間の土地へ」

2021年01月04日 | 読書三昧



日本人女性として初めてK2の頂上に立った(いわば英雄的)女性が、何故、政治的に難しい立場にあったシリアへ向かったのか?

それは、8,000m峰への登山という厳しい環境下で、行動を共にしたシェルパたちの「貧しいが絆を大切にした人間らしい」生き方への共鳴だった。

そして、シリア・パルミラ遺跡を囲む砂漠でラクダと共に生きる青年との出会いが、「今世紀最悪の人道危機」とされるシリア内戦を内側から描くことになる。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★)

 

 

 

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My Favorite Analog!~カール・ミュンヒンガー「モーツァルト:ハフナーセレナード」

2021年01月03日 | 音楽三昧

 

モーツァルトのハフナーセレナード~第7番 ニ長調 K.250。彼が20歳の時の作品である。

ザルツブルグ・ハフナー家マリーア・エリザベート嬢の結婚式前夜の祝宴のために作曲された8楽章にも及ぶ長大なセレナードである。

全曲を通して、結婚の祝賀にふさわしい明るい希望に満ちた曲に仕上がっている。

特に、メヌエット(舞曲)が3曲も含まれ、ヴァイオリン協奏曲(第2~4楽章)もあるというサービスぶりである。

この曲は、後に交響曲第35番 ニ長調 K. 385「ハフナー」に改編された。

 

 

 

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深田久弥と日本百名山~山渓21年1月号

2021年01月02日 | ギャラリー

 

いつからかネットで雑誌を見るようになった。
「dマガジン」というサービスがあって、月ぎめ400円ほどで大抵の雑誌が読める。

但し、週刊文春や週刊新潮、それに各種経済紙などはケチくさく主要記事が読めない。(それなら、このサービスに加わらなければと思うが、どうも立ち位置が定まらない)

ということで、この年末もあちこち見てあるいたが、どの雑誌も新春特集号という割には、これと言った記事がなくがっかりしてしまった。

そんな中で、英紙の「TIME」が特集した「Person of the Year」が素晴らしかった。

これは、2020年に活躍した各界の著名人を、さまざまな角度から分析、詳述したもので、読み応えのする特集となっている。

他方、「山と渓谷」1月号が組んだ「深田久弥と日本百名山」の特集も良いと思った。

この月だけで「百名山」をすべてを紹介するのはなかなか大変だが、これも登山界の著名人がそれぞれの「百名山」を語っている。

冒頭の写真は、北海道の「トムラウシ山」を紹介しているページだが、小生らも2000年8月にこの山に登っていることもあり、懐かしく拝見した。

 

 

 

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