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バスは珠洲市をはなれ、能登半島の東側の七尾湾を大きく回り、富山県の氷見市にある
雨晴海岸にやってきました。富山湾に臨む景勝地です。
バスから降りて海岸線を走るJR氷見線に沿って少し歩き、その高架下をくぐり海岸にでると
目の前に雨晴海岸(あまはらしかいがん)が広がっていました。
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この晴海岸はその昔、源頼朝に追われた源義経一行がこの海岸辺りまで来た折、にわか雨にあい
その雨が晴れるまで岩で雨宿りをしたという義経伝説でも有名なところとか。
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海を隔てた海岸沿いにあるこの岩が義経岩とも言われていて、JR氷見線がすぐ横を走っています。
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真冬には日本海から吹き付ける激しい”けあらし”が有名で、その光景をカメラに収めるファン
も多いとか。
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またJR氷見線がこの海岸沿いを走るため、車窓からの眺めの素晴しい撮影ポイントとして
鉄道ファンにも人気がある場所となっているようです。
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きっと夕日の光景も素晴しいと思いますが、元日の初日の出の場所としても有名なようです。
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またこの日は見えませんでしたが、冬場の晴れた日には、ここから3000メートル級の
立山連峰の山並みが、海の向こうに見えるということでした。
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そしてこれがその風景です。
この日、こんなふうに見えたら最高でしたが、、、、、
写真はネットからお借りしました。
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能登の旅は私にとって初めての地でしたが、今回まわってきた「能登の里山、海山」は2011年
世界農業遺産に認定された所ばかりでした。
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帰りのバスの車窓からは、富山のこの辺りで有名な木々に囲まれた散居村が点在しているのが見えました。
(能登の旅 完)