主人が亡くなって早丸二年が過ぎ、明日の命日を前に本日無事三回忌の法事を
自宅で行いました。
14号台風の接近が予報され一時はどうなる事かと案じましたが、心配されたような
こともなく、シドニーから戻った娘の飛行機も予定どうりの到着で安心しました。
今回は近親者のみの法事となりましたが、今年5月に生まれた初孫が加わっての心和やかな
法事となり,きっと亡き主人もどんなにか喜んでいることかと思います。
出来れば可愛い孫の顔を一度見せてあげたかったと悔やまれますが、これもいたしかたない
ことです。
でもきっと主人はあの世から“可愛いね”と目を細めて見ていることでしょう。
あの日以来私の中ではまだまだ主人が亡くなったという感覚がおぼろげのままです。
何か現実味のない絵空事のように思えてなりません。
でもこの思いはこれから先もずっとこのまま続いていくことでしょう。
額に入った主人はいつもにこやかにほほ笑んでいます。
“いいわね、いつまでも年を取らなくて”と私。
そのほかにも仏壇の前といわず、いつでもどこでもしょっちゅう主人にはまるで
傍らにいるように事あるごとにいろいろと話しかけています。
時には主人の声が聞こえてくるような気がする時もあります。
自宅での法事の後はお墓に。
お墓の左片隅に置かれたゴルフボールとトランプ。
最後までゴルフを心から楽しんだ主人にあの世でも楽しんでほしいと石屋さんに
頼んで作っていただいたものです。
またなぜかいつもトランプを楽しんでいた主人ですが、きっと今でも手裁きよく
カードを繰りつつ占いごとをしていることでしょう。
お願して作ってもらったトランプはハートのエース!
心やさしい石屋さんの提案でした。
主人の亡きあと、後に続くように私の兄も主人の兄も義兄も、そして会社時代家族ぐるみで
お付き合いしていた主人の良き飲み仲間もみんなそのあとあの世へ旅立ってしまいました。
今頃はきっとあの世で皆再会し楽しくこの世であったあれこれを話し合っていることでしょう。
どうぞ皆さま、こころ安らかにお過ごしください。
残された私達はもう少しあの世への旅立ちの修業をしなければなりませんので、、、、