風のたより

つれづれに

                ~~~  虫干しのお雛様 ~~~

2019-02-25 | 季節の行事



ちょっと暖かい日差しに誘われて、、、

普段は押入れの奥にしまっているお雛様の虫干しを急に思いつきました。

もうとうにお役目が済んだ我が家のお雛様ですが、処分する気にはなれず
季節が来ると毎年出そうか出すまいか迷いつつ、、、

お雛様はその時期に出してあげないと涙を流すといいますし、、、





とりあえず七段飾りだった木目込みのお雛様15体を出して緋毛氈の上に並べます。

数年前から虫干しを兼ねての平飾りです。

お雛様だけだと殺風景なので、金屏風とぼんぼりも添えて、、、





この木目込みのお雛様は、長女の生まれた年にその当時住んでいた横浜の団地でお友達から
ちょっと教えていただき、後は見様見真似で木目込んだ私にとって懐かしいお雛様です。

思いついてのお雛様のお出ましで、付属品の飾りやお花もなしですが、緋毛氈の上に
並べただけでもちょっとそれなりに、、、





玄関に出した衣装着の親王飾りのお雛様は、こちらも長女が生まれた年に購入したものです。

この親王飾りのお雛様は、お顔が気に入って購入したのを覚えています。





この親王飾りのお雛様もやっぱり処分するのは忍びなくて、、、

共に長女、次女の小さい時に飾った思い出のあるお雛様です。





虫干しを兼ねての雛飾りは、ここ数日は続きそうです。


”一月はいく、二月は逃げる、三月は去る”といいますが、二月ももう終わり。

もうすぐ、明るい日差しの三月がやってきます。


               ~~~  春まだ浅い緑地公園を歩く ~~~

2019-02-19 | 木曽川の風景



二月ももう半ば過ぎとなり、日中暖かな日も増えてきました。

今年に入って悲しい出来事にすっかり出かける気もうせていましたが、
昨日は久しぶりに緑地公園にやっと足が向きました。

広々としたこの風景を見ることは、やっぱり大きな癒しです。

可愛いワンちゃんがカメラ目線でじーと。(笑)





澄み切った冬空のもと元気にゲートボールに興ずるシニアのかたがたの姿が見えます。

ここから遠くに見えるいつものコースを歩きます。





去年の7月の記録的な豪雨で川上から流れついた流木がまだ山積みになっていました。

本当にすごい状況でした。

まだ今でもその傷跡が残っているのです。





このコースを歩いていると、どうしても足はやっぱりここに向いてしまいます。

かつていっぱいいた猫たちのコミュニティがあった場所です。

すぐ前の広い畑は、綺麗に畝が並んでいました。





この奥の木の下には、まだ段ボールや傘がいくつかありましたが猫の姿は、
どこを探してもいませんでした。

みんなどこへ行ってしまったのでしょう??

今更ながら野良猫たちの過酷な現実に、ただただため息が出ます。





”山のあなたの空遠く、幸い住むとひとのいふ。

あ、われひとと尋めゆきて、涙さしぐみ、かえりきぬ。

山のあなたのなお遠く、幸い住むと人のいふ。”

ドイツの詩人、カールブッセの有名な詩が心に沁みます。





しばらく行くとこんな光景が、、、

あの去年の豪雨の後の片づけが、まだ続いていました。





帰り道、、木々の影が面白い表情を出していました。

暖かな日差しがあるからこその風景です。





この公園はいつ来てもゆったりと開放的で、広い自然に包まれ、
新鮮な空気に癒され、ますます大好きなウォーキングコースになっています。

まさに”自然は大きなホスピタル”です。





まるで大きなバオバブの木のように広がった木々のシルエット。

私もそのシルエットの中に溶け込んで、、、





コースの片隅には、はや水仙の花が、、、

寒く寂しく悲しかった今年の冬も、そろそろ終り、、、

暖かな春はもうすぐそこまで来ているような???


             ~~~ キキも猫白血病だった!! ~~~

2019-02-14 | 



日本競泳女子のエースの池江選手が白血病を公表されたニュースは、ただただ驚きでした。

2020東京オリンピックを目前に控えた今、なんで今???

きっとご本人は我々の驚きとは比較にならいほどのショックを受けられていることでしょう。

強い意志をもっている方なので、きっと全快されることと信じます。

勿論人間と猫では違いはあると思いますが、先月亡くなったキキも猫の白血病でした。





キキが亡くなったことは直接にはドイツにいる二人の孫娘達には伝えていませんでしたが
たぶん娘から聞いたのか二人からバーバを気遣う手紙が届きました。

きっと寂しくしていることが何となく気になっているのでしょう。

バーバからのお返事がほしいというので、さっそくお手紙と一緒にキキとジジの写真をいっぱい
プリントアウトして一緒に送りました。





二人の孫娘にとっては、初めて見るキキとジジです。

きっと二人ともこの写真を見て、我が家でのキキとジジのことを分かってくれるでしょう。

孫娘達がドイツに行く前にいたのは、モモスケ君でしたので、、、

そのモモスケ君も2017年12月に14歳で亡くなってしまって、、、

モモスケ君をなくしてから、ほどなくして出会ったのがキキとジジでした。





”日本に戻ったらキキとジジを見に来てね!”と約束していたのに、、、(涙)

その夢は、とうとう叶いませんでした。

せめて確かにバーバの家にキキとジジがいたことを知ってほしくて、、、





ちょうどジジがいなくなった頃から、なんだかキキの様子が変わってきていました。

どことなく今までのような元気がなく、動きも少なくなり鳴くこともぐっと減りました。

そんな様子を、やっぱり今まで一緒だった兄弟猫がいなくなったせいで寂しいのだろうと
勝手に解釈していたのですが、、、、

実際は事態はもっと深刻な症状が始まっていたのです。

日を追うごとにご飯の食べる量が減り,時々荒い息遣いをすることがあり、最後の頃はその
息遣いの異様さにやっと異変を気づき病院に行った時には、すでにお腹に大きな悪性リンパ腫
(2*4)が見つかり手の施しようがありませんでした。

この時すでに胸に水もたまっていて呼吸困難とかなりの貧血があったことが後でわかりました。

元気がなく、じっとしていたのは今思えばそのためだったのです。

本当に可哀そうなことをしましたが、それまで気づきませんでした。





生き物を飼っていると、いつかは来る別れの時ですが、猫白血病ウイルスの保菌者だった
キキとジジにワクチンの接種や去勢手術はかえってストレスを与え発症の原因となり
二人の寿命をちじめてしまったのではないかと悔いる日々です。

まだまだこの思いは消えず”キキちゃん、ジジちゃん、ごめんね。”と繰り返す毎日です。

良かれと思ってしたことが、裏目に出たのではないかと思えて仕方がありません。

この写真がキキを撮った最後の写真になってしまいました。

ジジもどこかでと思うと辛い思いです。


             ~~~  美濃市の酒蔵の蔵開き  ~~~

2019-02-11 | 季節の行事



昨日はカメラのお仲間のお誘いを受けて「うだつの町」として有名な美濃市にある造り酒屋の
蔵開きに参加させていただきました。

店の軒先には新酒を告げる真新しい緑の杉玉が下げられています。





今回行ったお店は、主屋から酒蔵まですべて江戸時代に建てられた建物そのままとかで、
一歩店の中に入ると、もうたくさんの人が、、、

毎年この時期に行われる蔵開きに常連客も多いんでしょうね。





試飲の行われている店の奥に入ると、、、、

紅白の幕が張られ、いかにも蔵開きの雰囲気です。





更に進むと、、、奥には試飲を待つ客の列が続いています。





試飲会場はは、さらにいっぱいの人でごった返していました。

ここで普段は飲めない私も思わずしぼりたての新酒をちょっと頂きました。

まろやかな口当たりながら、さすがしぼりたてという感じで、とても美味しく頂きました。





更に嬉しいことには、会場奥では酒粕を焼いたおつまみや、粕汁のサービスが行われていて
お店のかたがたが忙しくサービスしてくれていました。

ここでも酒粕の焼いたものや酒汁をおいしく頂きました。

まだ温まっていないと甘酒はちょっともらい損ねましたが、、、(笑)





酒粕は炭火で丁寧に一枚づつ焼かれ大皿の上に、これを客が醤油にちょっとつけていただきます。





忙しく働くお店のかたがた。

焼くそばからあちこちから手が出ます。





店を出るころには、なぜか体もポカポカ。

普段飲むことがないので、さっき頂いた酒粕と粕汁の効果はてきめんでした。





店奥にはたくさんの品種のお酒が並んでいます。

お酒は飲めないので代わりに出来立ての酒粕をたくさん買ってきました。

これで当分美味しい甘酒や粕汁が楽しめそうです。


            ~~~ 岩合さんの世界ネコ歩き②に癒されて ~~~

2019-02-06 | 



キキが亡くなってから早10日が経ちました。

まだまだ悲しみは癒えないけれど、、、、

そんな中、猫の写真で有名な岩合光昭さんの写真展が名古屋であることを偶然に知り
先日出かけてきました。

会場前に張られていたこのポスターを見た瞬間、今までの重い気分が一気に
ほぐれた気分でした。

”なんとおおらかなこの猫ちゃんなんでしょう。”

猫の悲しみは、やっぱり猫によって癒されるのでしょうか??





動物写真家、最近では猫の写真家として有名な岩合さんを紹介した挨拶文。





会場の入り口と出口の部分はカメラ撮影OKエリアになっていました。

岩合さんの猫の撮影風景もなかなかふだんでは見られない光景ですが、、、





今回は世界各地で撮った可愛い猫たちと一緒に岩合さんの今までに見たことのない
撮影風景が何点かビデオで紹介されていました。





岩合さんの猫に対する熱い思いが伝わってきました。

撮影中にどんどん近づいてくる猫ちゃんが、ついには岩合さんの膝の上に、、、

猫ちゃんも、可愛がってくれる人をちゃんと分かっているんですね。





身を低くして、、、猫の目線で、、、猫になった気分で、、、

そして何よりも猫を愛することが岩合さんの撮影ポリシ―のようですね。

よく伝わってきます。





ニューヨークのピザ屋の店に足しげく通ってくる看板猫のホワイトスライス。

この猫ちゃんも街の自由猫、いわば野良ちゃんなんですが、街のみんなに可愛がられている
ラーッキな猫ちゃんです。

看板にぴょこんと飛び乗りこのスタイルがお気に入りとか。

町ゆく人の目を引くユニークさ、、、何とも可愛いですね!!





出口近くには大きな画面のビデオが流されていて、世界の猫たちの様子や撮影風景が
随時紹介されていました。

世界のどこにでも猫はたくさんいるんですね。

それぞれのお国によって猫のいる場所は違っても、猫たちは皆人間の暖かな心に
支えられて生きていることが分かります。

動物はやっぱり単独では生きられず、そこに人の思いやりの暖かな手助けが必要なのだと
つくづく思います。





会場にはいっぱいの猫好きさん。

猫を愛する人がこんなにいるなんて、それはやっぱり嬉しいことですね。、





リオデジャネイロの海岸のパラソルの下でくつろぐシキンニョ(♂)

(写真は購入した本から抜粋しました)

この猫ちゃんのおおらかな表情は、見ている人々に微笑みと暖かな心を与えてくれました。

猫のいる風景、、、やっぱりいいですね。

そして、やっぱり猫は大いなる癒しそのものです。