8月の終わり、写真好きのお仲間と郡上へ出かけてきました。
郡上は「郡上おどり」などで有名な所で、高山と並び岐阜県を代表する観光地です。
この日は久しぶりの晴天に恵まれ、空はもう秋晴れといった感じでした。
悠々と流れるこの川は、郡上の街中を流れる吉田川で、清流長良川にそそいでいます。
川沿いに歩いて行くと、広い川幅の中に釣り人の姿が、、、、
この時期やっぱりアユ釣りでしょうね?
さらに歩いて行くと、向こう側の崖の上に並んだお食事所や民宿の看板が、、、
こちらから眺めると、なんとも風情たっぷりのたたずまいです。
行く先の足元の岩場を流れる白い水しぶきが、涼を誘います。
お仲間も近くで水のある風景を熱心に撮っています。
ここで一休みし、ちょっと撮影タイム!!。
白い水しぶきをもっと涼やかに、、、
シャッター速度優先で初めて撮ってみると、、、、
先に撮った写真とは大分雰囲気の違う水の表情が出ました。
足場の悪い岩場の小道をさらに進むと、、、
橋の上からこの吉田川に飛び込むので有名な橋が出てきました。
夏のさっ盛りには、よくこの橋の欄干から川に向かって飛び込む子供たちの姿が
見られるようですが、夏も終わりのこの日は残念子供たちの姿はありませんでした。
代わりに吉田川にそそぐ支流の小駄良川では、川で遊ぶ親子連れの姿が、、、、
水に恵まれた群上は、流れる水も綺麗です。
近くには、名水百選の第一位に選ばれている湧水の「宗祇水」があります。
普通の日でもここはいつも人だかりのようです。
くせのない美味しい湧水で有名で、暑い夏の日には有り難い水場です。
橋の上からゆっくりと吉田川の風景を眺めた後は、、、
いよいよ群上の街中散策へ。
水の豊かな郡上には、街中を細い疏水が流れています。
この用水路も今でも防火用水として使われているとか。
水路は周辺の有志の方々によって管理され、鯉や岩魚、アマゴやサツキマスなどが
泳いでいて散策者の目を楽しませてくれました。
美味しいあなごの天ぷら定食のランチを頂いた後は、街中をぶらぶら、、、、
昔懐かしい街角のたばこやさん。
店先に置かれた招き猫ちゃんも、どこか懐かしい気がしますね。
店先を飾る藍染ののれん。
藍色は私も大好きな色です。
群上は、溜まり醤油やお味噌の美味しいお店もいっぱいです。
店のたたずまいも、古き良き時代を感じますね。
このお店は、以前来た時立ち寄った記憶がありました。
遊童館、、、、たしかここで折り紙を教えて頂いたような、、、
立ち寄ったあちこちのお店や街角には、群上ならではのものがいっぱい、、、、
纏めてスライドにしてみました。
杉の下駄の軽かったこと、店先の鮎の炭火焼や赤いほおづき、、、
群上独特の釣りの時の笠は、釣りの好きな知人から頼まれて送ったことがありました。
頭と笠の間に台座が入っていて、夏場にはきっと涼しいのでしょう。
街中のマンホールも鮎をモチーフにしているようですね。
“ 宗祇水、暑さ忘るる美し(うまし)水 ”
帰りがけ目にしたこれは、、、、?
ここでそうめんを流し、、、?
それとも段差を変えた街中の水場でしょうか。
一番上が飲み水、次がゆすぎ場、一番下が洗い場でしょうか?
群上の街中を流れる水路では、こんな風に使い分けをしているようです。
街の向こうにそびえる高い杉木立が見えると、木立の下の駐車場ももうすぐ。
そろそろ群上散策も終わりに近づきました。
秋にはまた違った群上に会いに出かけてみたくなりました。