風のたより

つれづれに

     ~~~  ひさびさに博物館・明治村へ  ~~~

2019-06-06 | 明治村散策



先日、東京からのお友達を出迎えに名古屋へ。

セントラルタワーズ15回のアソシアホテルのロビー前には、期間限定でこんな大きな
名古屋提灯が新元号「令和」を祝って飾られていました。





翌日は博物館明治村へご案内。

広い村内ですから一日では見切れません。

あちこち回りましたので、道中は順不同です。

ゆっくりと最後に寄ったのは、明治村のシンボルともいうべき旧帝国ホテル中央玄関。

ここは明治村に来た多くの見学者が必ず立ち寄りる場所です。





大正12年アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトによって建てられた物で。
このホテルにはかつてマリリンモンローやチャップリンも宿泊したそうです。

建物の独特なデザインが印象的ですね。





煉瓦造りの立派な門は、金沢監獄。

奥に見えるのが看守塔。

監獄の門さえも、なんだか煉瓦造りでモダンです。





この小屋は、江戸時代以来の伝統建築の名残を留める「呉羽座」(くれはざ)
という歌舞伎などが演じられた芝居小屋です。





ここでは中に入りボランティアガイドさんから説明を受け、
地下の奈落まで見せていただきました。





お昼を挟んで更に村内を散策。

森鴎外・夏目漱石住宅までやってきました。

この家を明治23年森鴎外が借家として一年余りを過ごした後、
今度は明治36年から同39年までは夏目漱石が借りて住んでいた家だそうです。





庭に面した書斎には猫ちゃんの置物がちょこんと座っていました。

「吾輩は猫である」のあの猫でしょうか??





ここは西郷隆盛の弟の西郷従道邸。

明治10年代初め東京郊外の別邸に接客の場として建てさせた本格的洋館建築で
庭に面して設えられた豪華なダイニングルームが素晴らしいく雰囲気があります。

この椅子にちょっと座らせていただきました。(笑)





ここではどんな人がどんな会話を交わしながらお食事を楽しんだのでしょう。





螺旋階段を上がった二階主室の暖炉の額縁飾りは、日本で焼かれた焼き物で
日本三景と富士山が描かれています。

置かれている織物の椅子も豪華で、包まれるようで座り心地抜群でした。





一階の玄関横の婦人室の暖炉の額縁は漆塗とか。

ここで貴婦人たちがお茶でもしたのでしょうね。

どの部屋を見ても豪華でセンスある調度品が揃っていて、明治村の中で一番好きな建物です。





聖ヨハネ教会が遠くに見えています。

一階が幼稚園、二階は礼拝堂という、ちょっと変わった教会でした。





長い通路のある場所までやってきました。

右の建物はかつての安田銀行会津分校。

この道の奥には、かつての東山梨群役所が今は明治村の村長室になっています。





道沿いに置かれた明治時代を描いたガラス絵が素敵です。





村長室の窓から眺める風景も、なかなか雰囲気がありお勧めな場所です。

まだまだ見るべき場所はいっぱいあり、近くに住んでいて何度来ても、いつも
全部は回りきれずです。(笑)


                     ~~~~~ 最後の紅葉 (明治村) ~~~~~

2013-12-15 | 明治村散策



今年もいよいよあと半月。
「師走」の言葉どおり何かと気ぜわしい時期に入りました。

先月末「明治村」の住民登録の書き換えの為久しぶりに明治村に出かけました。
丁度紅葉まっさかりで、今年最後の紅葉を楽しんできました。





旧川崎銀行本店より山側に聳える「菊の世酒造」を望んで、、、
紅葉の中に浮かぶ建物、この時期でしか見れない風景です。





展望タワーに登ると、紅葉に包まれた「いるか池」周辺が良く見渡せました。
ここからの眺めは初めて、、、、ちょっと感動です。





聖ザビエル天主堂の内部。

太陽の位置が低い冬場のこの時期にしか見られない窓から差し込む光が美しい
ステンドグラスの写り込み、、、、、





黄色く色づいた楓、、、華やかな衣装をまとって、、、、





兵庫県西宮にあった豪商芝川又右衛門低の二階の和室より眺める裏山の紅葉。





あちこち散策後、この奥の建物のアートショップで住民登録の書き換えを済ませました。
年間2、000円の登録料で、また今後一年間何度でも入村出来る手続きが出来ました。





西郷従道邸の晩さん会場より、、、、
美しいドレープのカーテンの向こうに広がる色鮮やかな紅葉。





西郷従道邸のお庭より、、、、
振り返ると真っ赤な紅葉のフレームの向こうに聖ヨハネ教会堂が望めました。





鮮やかな紅葉のふきよせ~~~~

彩りよいグラデーションのかかった落葉、自然のなせる技ですね。
今年の紅葉もこれで終わり、最後の紅葉狩りとなりました。

                   ~~~~~  桜の明治村  ~~~~~

2013-04-01 | 明治村散策




お友達と明治村の丁度見ごろの桜を見に行ってきました。

年間パスポートを持ってから何度となく訪れていますが、桜の時期は初めて。
この日はイベントもあり桜まつりも重なって、平日に比べると多い人出でした。

明治村正門(第八高等学校正門)の近くに咲くしだれ桜。
明治村の正面玄関は、明治村を代表するスポットです。







「三重県尋常師範学校蔵持小学校」前の桜。
木造校舎がなんとも懐かしいですね。






「宮津裁判所法廷」前の桜。後ろに見えるのは「金沢監獄中央看守所」
どっしりとした瓦屋根の明治らしい建物が並んでいます。







愛知県刈谷市にあった「菊の世酒蔵」。
坂を登った高台にあり、下から眺める桜が綺麗です。






明治村の村内を走るクラシックなバス。

バスの車掌さんも当時の恰好で、、、雰囲気ありますね。
このバスに乗ったらきっと明治時代にタイムスリップした感じでしょうね。
私はまだ乗ったことありません。






「金沢監獄正門」横の桜。
レンガ造りの建物はとっても絵になる場所です。







「金沢監獄中央看守所」付近の桜。
桜越しに見える看守所の独特の窓屋根がおもしろいですね。






この日のイベントの一つは、「学習院長官舎」の縁側で行われたの中国琵琶、二胡の演奏。
可愛い観客が、珍しい二胡の音色に興味深々!!(笑)







もう一つ行われたイベントは、「森鴎外・夏目漱石住宅」の奥座敷で行われた琵琶の演奏。
琵琶の音色とともに謳われた建礼門院(大原入り)

祇園精舎の鐘の声、諸行無情の響きあり、、、、、







聖ザビエル天主堂前には今挙式を終えたカップルが大勢の列席者に囲まれて、、、
偶然に出会った結婚式、思わずシャッターを切ってしまいました。







この後、「半田東湯」の二階から新婚さんお二人が自ら撒かれたこの地方独特の菓子撒き風景。
私たち二人もそれぞれに撒かれた菓子を一個づつゲット!!
幸せのおすそ分けをいただきました。

いつまでもお幸せに、、、、







仲良く手をつないで、、、
明治体験処の「ハイカラ衣装館」では明治時代の衣装の貸し出しがあり、こんな微笑ましい風景が、、、

桜の開花とともに、この地方にもやっと春が巡ってきた感じです。

                     ★★★  アドベントカレンダー  ★★★

2012-12-19 | 明治村散策








クリスマスも間近になりました。
今回は明治村の中の「西郷従道邸」を訪ね西洋の香り漂うクリスマス
をちょっぴり味わってきました。












高い天井を持つ大広間にセットされたクリスマスディナー。
まるでレセプション会場に紛れ込んなような豪華な雰囲気が心地よく
係りの方のお勧めもあり、この椅子に座らせていただきました。
なんだか貴婦人になったような気分で、、、、、、(笑)







この西郷従道邸は、明治十年、東京上目黒にあった木造総二階建銅板葺の洋館で
西郷隆盛の弟になる西郷従道によって建てられたもの。

明治初年より活躍した西郷従道は、度々の海外視察に出かけたり、在日外交官との接触も
多かったようです。







この建物の一番の見所は、なんといっても半円形に張り出したこのべランダ。
光を受けてベランダの飾り格子が優雅な影を作っています。







この建物に入るには、、、、、ぐるっと裏に回って、、、、
玄関口に飾られたクリスマスの飾りつけ。







玄関を入って最初に目に入るのは、正面にある優雅にカーブするこの螺旋階段です。

結婚式のレセプション会場にもなり、この階段では必ずカップルが記念の写真を撮られるのだそうです。
でしょうね、、、、







この螺旋階段を登って二階のお部屋へ、、、、、







部屋の中に置かれた格調高い絵柄の豪華な布張りのソファーが目を引きます。
鹿鳴館時代に使われた家具とのことでした。







その他にも周りに綺麗な青の絵柄のついた暖炉が、、、、

よく見ると宮島、天橋立、松島の日本三景を描いた焼き物は、暖炉の飾りとして
日本で焼かれたものだとか。
西洋の香りの中に古き良き日本の風景がありました。

日本三景の松島、、、、、今はどうなってしまったでしょう。
一度も見ることもないまま崩れてしまった風景は残念の一言です。







下に降りて,、、、玄関ホールから見た応接間。

この建物内の調度品の多くは現地から取り寄せた舶来品ということでした。






婦人室には蒔絵の施された小椅子がありました。
これも鹿鳴館時代に使われたものだとか。

すべてが豪華で明治の政界の中枢にいた人物の大きさを感じますね。







クリスマスももう目の前ですが、娘たちのいるドイツではクリスマスまでの
間、こんな日めくりカレンダーがあるようです。

12月初めより24個の窓を日めくりのように1個づつ窓を開けていくアドベントカレンダー。
きっと孫娘もクリスマの日まで一個づつ小さい小窓を開けていることでしょう。

                    ~~ 明治村・・・・・聖ザビエル天主堂 ~~

2012-12-14 | 明治村散策




久しぶりに暮れの明治村に出かけてみました。

ここは聖ザビエル天主堂の中の礼拝堂です。高い窓から射し込むステンドグラスの光が綺麗です。
冬晴れの寒い日でしたが、それがかえってよかったようです。



















正面入口の上にある直径3.6mを超える大きな薔薇窓からも、、、、、















このステンドグラスからの光の射し込みは、冬の晴れた日の午前中が一番綺麗とボランティアの方の
アドバイスを頂き、その光の美しさに夢中でシャッターを切りました。







このザビエル天主堂は、明治23年、京都市中京区河原町三條に建てられたカトリック教会で
フランス人神父の監督の下に、本国から取寄せた設計原案に基づき、日本人の手で造られたものだとか。




鮮やかな彩りのこのステンドグラスは、色ガラスに模様を描いたもので、外に透明ガラスを重ねて
保護されているのだそうです。







聖者の上にも、、、、、







聖母マリアとイエスキリストの上にも、ステンドグラスから七色の光が、、、、、




柱の上層部にまで光が射し込んで~~~







堂内のあちらこちらに射し込む虹色の光の海、、、、、、
荘厳さというより、どこか華やかささえ感じ、すっかり幸せな気分になり聖ザビエル天主堂を後にしました。

今回やっと念願だった明治村の住民登録(シニアの登録料は2000円)をしてきました。
登録をすると一年間無料で入村でき、駐車料金も平日は無料、土休日は300円引きの特典が付きます。