風のたより

つれづれに

           ~~~~~  モロッコで出会った可愛い猫たち  その1  ~~~~~

2014-01-31 | モロッコ周遊の旅



今回のモロッコの旅の中では、たくさんの可愛い猫たちに出会いました。

モロッコには猫がたくさんいると聞いていましたが、行ってみるとほんとにそのとおり。
いたるところで猫との出会いがありました。

この猫ちゃんはたしかマラケシュのクトゥビアの塔の近くにいた猫だったと思うのですが
やわらかい毛がふわっとした綺麗な三毛猫でした。





モロッコで最初に出会った猫は、カサブランカにあるモロッコ最大のモスク、ハッサン二世モスクの
中にいました。
そろっと近づくと人に慣れているのか逃げもせず被写体になってくれました。





マラケシュのメナラ庭園の行き帰りにも、たくさんの猫たちに出会いました。





観光客が歩いていると、ぞろぞろと道端に出てきました。





近くの植木鉢にのってじっと観光客を観察です。
朝の光の中で白茶の毛並みもブルーの目も綺麗です。





こんなところにも、、、、何見てるんでしょ?(笑)





イスラム圏に猫が多いのは、預言者モハメットが無類の猫好きだったからとか。

自分の衣服の袖に猫が気持ちよさそうに寝ている姿を見て、起こすのはかわいそうと
猫が寝ていた方の片袖を切って残し出かけて行ったという伝説があるようです。





、、、ということで、イスラム圏では猫は神聖な生き物として大切にされているようです。
飼い猫としても、自由気ままな野良ちゃんとしても、、、、

確かにイスラム圏のトルコにもいっぱい猫がいました。
みな人懐っこく近づいてくる猫がいっぱいいましたね。
きっと人から可愛がられ人を信頼しているからなのでしょうね。





マラケシュのバビア宮殿でもあちこちで猫の姿がありました。

猫の顔の表情もいろいろ、、、上目使いでこちらを見てちょっと笑えてしまいます。
後ろにももう一匹います。





同じくバビア宮殿内にいた猫ちゃん。
ちょっと小ぶりで可愛い白黒、お行儀よく観光客をお出迎えです。





こっち向いて!!と頼んだら顔をあげてモデルになってくれました。





同じくクトゥビアの塔の近くで。

がさごそとしたので振り向くと、、、、、あら、モモスケ君こんな所に???(笑)
とってもよく似ていてびっくりでした。

家猫の先祖はアフリカ大陸のリビアの砂漠地帯で暮らしていた「リビア山猫」と言われているので
似ていてもそんなに不思議ではないのかも知れませんが、、、、、???




         ~~~  モロッコ周遊8日間の旅   たくさんの思い出とともに  ~~~

2014-01-27 | モロッコ周遊の旅



モロッコ周遊7日目の朝を、モロッコの首都であるラバトのホテルで迎えました。

ラバトはモロッコの政治の中心地で首都であり、2012年に世界遺産に登録されており
今回モロッコ旅行中の6個目の世界遺産の場所です。

最後の訪問地は、現国王モハメット6世の王宮訪問でした。





王宮の広い庭園内には、高く聳えるアトラス杉が印象的でした。

見学後はいよいよモロッコの最初に降り立ったカサブランカ空港まで1時間半のバスの移動です。





バスの中から見る最後のアラビア文字の看板。
モロッコに来てからちょっと見慣れてきたこのアラビア文字ともお別れ。

カサブランカ、フェズの文字が、、、、





カサブランカ空港までの1時間半の間にも最後のモロッコの風景を楽しみました。
車窓に見えるのは、モロッコの集合住宅???





1週間前モロッコのカサブランカ空港に着く前に飛行機から見えた住宅の光景をふと思い出しました。

周りには高い建物がなく四角の箱形が並んだように見えた住宅は、、、これだったのかもしれません。





カサブランカ空港に到着!!

ここで1週間お世話になった現地ガイドのモハメッドさんとはお別れ!!
お世話になりました。





空港内はここもたくさんの人々が、、、、
アラビア文字の表示がいかにもイスラム圏の雰囲気です。

カサブランカの空港で残っていたHD(ディラハム)を使わないと日本では換金は無理
と分かり皆さん待ち時間を利用し構内のお土産やさんに最後の買い物です。

私達もここでモロッコの履物バブーシュを購入。
なぜか観光地の旧市街で買うより安かったのには喜びました。(笑)





モロッコのカサブランカ空港を飛び立って約7時間半後ドバイ到着時は、もう現地時間の午前1時半。
約1時間後、いよいよドバイ空港を飛び立ちました。
機体の外に見えるドバイの深夜の眩いばかりの光景にねむい目をこすり眺めました。

眠らない街ドバイの夜景は、まるで不夜城のようで綺麗でした。





遠ざかっていくドバイの夜景を惜しみながら眺め、、、、いつしか眠りに。





ドバイを発って約9時間後に見えてきた日本の急峻な山並み~~~~





夕方5時近く関西空港に無事到着!!

ここで数時間の待ち時間の後、エミレーツ専用のシャトルバスで名古屋に着いたのは夜10時半。
帰りはドバイからも名古屋までの専用バスも体を横にできるスペースがありラッキーでした。





今回モロッコの旅で買った数少ないお土産は、、、、
カラフルな色合いの小ぶりのタジン鍋と可愛い調味料入れ、右はミントティに使う銀のポット。
そしてバブーシュ。

今回の買い物で一番良かったのが、カサブランカ空港で買ったこのモロッコの履物バブーシュでした。
履き心地満点なのです。
やはり手作りの良さなんでしょうね。





外は羊の皮、中側はヤギの皮、そして外履き用には下側が牛皮を使っているようでした。
戻ってきてから早速室内履きとして寒い冬に大いに今役立っています。

~~~~~  ~~~~~  ~~~~~  ~~~~~

こうしてモロッコ周遊8日間の旅も無事終了となりました。
たくさんの異文化体験は、私にとってとても楽しく貴重なものでした。

サハラ砂漠で見たた神々しいほどの朝日、そして真っ赤に沈みゆくアフリカの大地の夕日。
アトラス山脈で見たた雄大な山並み、どこまでもどこまでも果てしなく続くカスバ街道。

親しみやすいモロッコの人々、体に優しい味わいのモロッコ料理の数々、、、
そしてそこで暮らす人々の素朴な日常。

どれもみな忘れられない思い出となりました。

             ~~~  モロッコ周遊8日間の旅    メクネス  ~~~

2014-01-23 | モロッコ周遊の旅



ローマ遺跡ヴォルビリスを発ったバスは、古都メクネスにやってきました。

ここメクネスは、メディナや古都としての文化財が認められ、1996年にユネスコの世界文化遺産に
登録されています。
今回モロッコの旅での5つ目の世界遺産の場所です。

道々に見えるアラビア文字の看板もモロッコに来てからずいぶん目にしました。





バスを降りて先ずはアフリカでもっとも美しい門と言われる“マンスール門”へ。
城壁に囲まれた立派な門をこれまでもたくさん見てきました。





精密で精巧なモザイクタイルは、時間によってその表情を変えると言われているとか。





メクネスでも早速旧市街メディナの散策がありました。
相変わらず道幅が狭い路地裏が多く、以前見たマラケシュやフェズと良く似た感じです。





通りに面した場所で仕事している衣料品店の数人の男性。





路地裏で物乞いするのジュラバを着た人。

イスラム圏ではイスラムの教えとして、五行というのがあるのだそうです。
1、信仰 “アッラーの他に神は無い。ムハンマドは神の使徒である”
2、一日五回の礼拝
3、喜捨  収入の一部を困窮者に施すこと。
4、断食 ラマダーン月の日中、飲食やその他の行動を慎むこと。
5、巡礼 メッカに巡礼すること。

きっとこの男性は、喜捨の気持ちを持った人々に施されるのでしょう。
行きずりの私たち一行は、喜捨の心もなく素通りでした。(笑)





メディナの散策後は、これまた広いエディム広場に戻ってきました。
ここで15分間のフリータイムがあり、皆一目散に近くの店にお土産を買いに~~~





片側にずらっとお土産店が並んでいます。

色とりどりのタジンやランプやこまごまとしたお土産品の数々。
愛想のいいお兄さんが元気に声をかけてきました。





女性はこういうこまごまとした綺麗な色合いのお土産品にに弱いんですよね。
旅もいよいよ終わりと思うと余計に何でも見たくなります。(笑)

思わずあれこれ物色しフリータイムすれすれで何とか合流!!





メクネス観光を終えた後は、いよいよ最後の訪問地ラバトへ向け2時間半のバスの移動でした。

しばらくすると車窓に広がる綺麗な夕焼けが~~~~





刻々と変わる夕焼けの流れをしばし眺めて~~~





そしてこれが、アフリカの大地で見る最後の夕景となりました。

アフリカの大地を真っ赤に染めてゆっくりと焼けていくこの夕景は、いつまでも
忘れることができません。

明日はいよいよモロッコ最後の地ラバト、そして帰国です。









           ~~~ モロッコ周遊8日間の旅   古代ローマ遺跡 ヴォルビリス ~~~

2014-01-20 | モロッコ周遊の旅



フェズで昼食をとった後バスは古都メクネスに向けて走りました。

車窓に見えるこの木は、、、オリーブの木に似ていますが、たぶんアルガンオイルの木です。





途中に急に湖らしき風景が現れました。

砂漠の国でもこんな水のある景色があるんですね。
久しぶりに見る水の風景になんだかほっとしました。





かと思っていると、、、、
またまた風景は一変!!

今回のモロッコの旅では、バスの車窓から刻々と変る風景をどんなに楽しんだかしれません。
混沌とした旧市街があるかと思えば、雄大なアトラス山脈の山並み、長い街道、、、





そしてやがてバスは、モロッコ最大のローマ遺跡であるヴォルビリス遺跡に到着しました。
辺りは広々とした野っぱら、ここにローマ遺跡があるとは思えないような場所です。





とりあえずバスを降り振り返ると、、、遠くに神殿らしきものが、、、、
ここでまた現地のガイドさんが加わり今回4つ目の世界遺産であるヴォルビリス遺跡へ、、

北アフリカの地で古代ローマ都市遺跡の中では最も保存状態の良い遺跡の1つとして、
このヴォルビリス遺跡は、1997年にユネスコの世界文化遺産に登録されたのだそうです。





現在でもまだ発掘と修復が行われているとのことですが、大理石がまだあちこちにゴロゴロ、、、





紀元前2世紀頃から人が住み始め、その後ローマ帝国の属領となってから繁栄し、最大で2万人以上の
人々がここに住んでいたのだとか。

かつてここに人々が、、、なんだかイタリアのポンペイの遺跡をふと思い出しました。
かつての繁栄は今は夢のあと、、、





この丸い大きな石は一体何に使ったものでしょうか?





このヴォルビリス遺跡は、1755年のリスボン大地震の際に大きく被害を受けたのだそうです。





遠く左奥の山の斜面にびっしりとした建物が見えます。
この場所から4キロ離れたモロッコの聖地「ムーレイ・イドリス」とか。





どうやらここは、かつての町一番の大通りだったデクマヌス・マクシムス通り。





この石畳の下には、下水道の設備が施されていたといいます。





大通りに面した立派な列柱。





かつてここにはローマ人の居住区とベルベル人の居住区が分かれていたのだとか。

家の作りはローマ人の家の方が大きくて中庭を持ち、石造りの家。
ベルベル人の家は日干し煉瓦や粘土で出来ていたということなので、ここはローマ人の家?





中庭に立派なモザイク画が施されたローマ人の家。





カラカラ帝への感謝を捧げて造られた「カラカラ帝の凱旋門」





すり減った石の並んだこれは、、、、
たしかガイドさんが洗濯場だったと言っていたように思いますが、、、

かつてここに人が生活していたことの証かも知れませんね。






ギリシャ語で「王の列柱廊」を意味する立派なバジリカ。





近づくとかなり大きな建造物です。
バジリカの間から見える一本の柱の上には、コウノトリの巣がありました。





モロッコでこんな立派なローマ遺跡の神殿を見るとは思ってもいませんでした。
本当にいろいろの表情を持ったモロッコです。





最後にバスの中から見たモロッコの聖地と言われる「ムーレイ・イドリス」

ここから古都メクネスまではもう少しです。

            ~~~ モロッコ周遊8日間の旅   (続) フェズのスークにて ~~~

2014-01-17 | モロッコ周遊の旅




バスを降りた場所の関係で一旦は違う場所からメディナに入ったのですが、フェズの迷宮都市の
メディナには城壁に囲まれたこのモザイクタイルの美しいブー・ジュルード門から入ります。

歩きながらの撮影でしたが、ここフェズではいっぱい写真をとっており、このままお蔵入りにしてしまうのは
しのびないので、もう少しメディナの様子をアップしていきたいと思います。

写真の中には目をそむけたくなるような光景も写っていますが、現実のフェズのスークの様子を
そのまま載せています。





フェズの主婦もここでお買い物?





けっこう果物も豊富でした。





大きな器に並んでいるのは、ナツメヤシでしょうか?
そして有名なモロッコの履物バブーシュが並んでいます。





丸いモロッコのパン?
フランスの占領下だったこともあり、モロッコのパンは意外に美味しかったです。














籠の上の鶏も売り物でしょうか?






うわー、目を覆いたくなるような光景!!





卵売りのおじさんが着ているのは、モロッコのコートのジュラバ。
街のあちこちで良く見かけました。





おじさんが束ねているのは、ミントティに使うミント。






モロッコ各地には、あちこちで可愛い猫をいっぱい見かけました。
見かけた猫は、我が家にやって来る三軒先のモモスケ君よりみんな小ぶりでした。






どうやらこの横は小学校だったようです。
下校の時間でしょうか。





狭い路地にはロバの他に馬も荷物運び。
ロバも馬も健気です。

















立ち寄ったこのお店でミントティに使うシルバーのポットを旅の思い出に~~~






この日の昼食をとった宮殿のようなお食事処の入口。








ここで頂いたモロッコ料理のタジンとクスクス。

この後は古都メクネスに向けて走り、途中ローマ遺跡のあるヴォルビリス遺跡へ。