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まだまだ寒い毎日が続きますが、2月もそろそろ終わり、弥生三月ももうすぐやってきます。
朝の冷たい空気も日差しが出ると幾分和み、今日は思い切って我が家のお雛様を出しました。
去年は七段飾りを出しましたが、今年はもうひとつの親王飾りのみにしました。
奇しくも今日は長女の誕生日、その長女の生まれた年に買った親王飾りのお雛様ですから、
かれこれウン十年前のお雛様ですが、まだまだこうして飾れます。
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今年の冬は、ことさら寒い日が多いせいか、お花が長持ちしてくれますね。
デンドロビュームも、もう2ヶ月以上綺麗に咲き続けています。
春の光を浴びに、久しぶりに外に出しました。
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午後からは春の日差しに誘われて、お隣の犬山市で今年から開催されている”第一回犬山城下町
おひなさまめぐり”に出かけました。
ここは旧磯部家住宅、中に入ると座敷、奥座敷一面にびっしり並んだお雛様が、、、、
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旧磯部邸は、江戸時代に「柏屋」の屋号で呉服商を営んでいた商家だったとか。
今では登録有形文化財になっていて、住宅は現在一般公開されています。(無料)
平成16年に屋根の葺き替え工事がされたようですが、この屋根の緩やかなカーブの形は
「起り屋根」(むくりやね)といい、犬山市内の町家で唯一現存しているものだそうです。
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座敷の中のたくさんのお雛様は、皆それぞれの所から寄贈されたものだそうです。
この町家に代々伝わるお雛様かと思っていましたが、そうではなかったようで、、、、
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かなり古いお雛様ですが、これは知多の方から来たものとか。
並んでいる人形もちょっと違い、下の段には、珍しい洗濯を干す棚がありました。
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これは神殿飾りと言うのでしょうか?
今ではこんな立派な神殿飾りは、見ることも少なくなりましたね。
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左の七段飾りあたりは、並んでいるお道具類もほぼ同じで、いま我が家にある雛飾りと
同じ感じがします。
でもよく見ると、、、真ん中に階段がありますね、これは我が家のにはありません。
座敷の床の間にも親王飾りが並んでいました。
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お雛様を拝見したあとは、通り庭と言われるこの土間を通って奥の見学もできます。
奥には中庭をはさんで奥座敷のほかに、土蔵、奥土蔵が見られます。
間口が狭く、奥行が長い「うなぎの寝床」のような作りは、京都の町家に似ています。
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お隣の街なのに、ちょっと来ないとあちこち新しい店が並び、以前と雰囲気が違っていました。
こんなお店も以前はなかったような、、、守口漬けの専門店で、店の中ではお食事をできるようです。
春の日、まだ回りきれない雛飾りを見にまた、ゆっくり出かけようと思います。
尚、「第一回 犬山城下町 おひなさまめぐり」は、3月10日まで行われています。