次に向かったのは、美術史美術館でした。
この美術館もハプスブルグ家と大きく関係し、ハプスブルク家の領土だったオーストリア、
ドイツ、スペイン、イタリア、ベルギー、オランダなどを中心に、中世からルネッサンス期、
19世紀に至るまでのヨーロッパの美術品を収蔵している美術館です。
階段を上って、絵画の展示室へ~~
階段を上りながら見上げるエントランスの大理石の柱や天井画の豪華さに圧倒されます。
ルネッサンス様式の豪華な設えは、落ち着きの中にゴージャスな雰囲気が漂っています。
この豪華さだけでも見ごたえ十分ですが、、、、
この中央階段を上った正面の壁には、、、
ウイーン世紀末芸術で有名なあのグスタフ・クリムトの壁画があることでも知られています。
大理石の柱を囲むように古代エジプトから18世紀後期に至る絵画の連作になっていて、
後で知ったのですが、壁の三角の部分にも描かれたいてクリムトの絵は全部で11枚とか。
もっと以前に知っていたら、、、、残念です。
絵画の部屋に入って~~~
この美術館は、フランドルの画家ブリューゲルの絵の収集の多さで有名のようですが、絵の数が
極端に少ないといわれるオランダの画家フェルメールの絵も一点展示されていました。
左よりジュゼッペ・アルチンボルドの「夏」、 ピーテル・ブリューゲルの旧約聖書に出てくる
「バベルの塔」、 同じくブリューゲルの「雪中の狩人」、ブリューゲルの「農村の婚礼」、
ディエゴ・ベラスケスの 「青いドレスのマルガリータ王女」、最後はフェルメールの「絵画芸術」
(写真はネットよりお借りしました。小さい写真をクリックすると大きくなります、戻るには左上の←で)
次々に現れる名画の数々にたっぷりと浸った後は~~~
実はこの美術館に来た私の本当の目的は、素晴しい名画を見ることもそうですが、
それ以上の目的がありました。
それが下に見える美術館に併設されているあのカフェに入りお茶してみたいということでした。
ここから見るカフェの雰囲気も素晴しいの一言ですが、、、、、
わくわくしながら下に降り宮殿の中の様なカフェに入りました。
なんと豪華なんでしょう!!!
こんな場所でウインナーコーヒーが飲めるなんて!!!
このカフェも”世界で一番豪華なカフェ”と言われているようです。
確かにカフェというには余りにも豪華絢爛で、こんなカフェは今まで見たことがありません。
注文をすると中年のウエイターがトレーの上にコーヒーと一緒に水の入ったグラスを持って
やってきて丁寧に対応してくれました。
ウイーンはカフェ文化が高い街で、あちこちに有名なカフェがいくつかあり、このカフェも
街中にある有名なカフェゲルストナーの美術史美術館店らしいのですが、同じカフェゲルストナー
のお店で頂くより数倍素晴しい雰囲気であることは間違いなしです。
お連れのお友達と素晴しい雰囲気を眺めながら、ゆっくりとお茶を楽しみました。
さすがにコーヒーの味は、こくがあって濃厚でありながら、まろやかで最高の味でした。
これでウイーンでしたかった二つ目も無事クリア出来ました。
そして最後の一つは、、、、、
それまでにはちょっと時間があるので、カフェで休憩後はウイーンの街中の散策に出かけました。
(続)