風のたより

つれづれに

鳴きながら近づいて来た五匹目の野良ちゃん

2020-04-28 | 



ウォーキング沿いの藤の花が今見頃を迎えています。

ゆっくりと観賞したいところですが、この時期なので通りすがりにちらちらと見るだけですが、、、





白と紫色の優雅に下がる花房は、やっぱり初夏の風物詩ですね。





歩きながらでも季節の花を愛でることのできる有り難さを、今更ながら感じます。





通りがかったいつもの小屋の所に、あの5匹目の野良ちゃんを見つけました。

以前白ちゃんに追われ桜の樹の上に逃げたあの猫です。

いつもは何処にいるのか、ほとんど会うことがない野良ちゃんです。





ポツンと一人佇んでいましたが、下りていくと、にゃーにゃー鳴きながら近づいてきました。

前回は近づくと凄い形相で威嚇されたのですが、きっと相当お腹がすいていたのでしょう。





ここにはいつもご飯をあげに来る人がいるのですが、この日はまだのようで大きな缶は空でした。

バックをごそごそやっていると、”早くちょうだい!”と言わんばかりに更ににゃーにゃー鳴きながら
近寄ってくるのですが、そのあまりに怖い顔にちょっとたじろぐおばさんす。(笑)





持っていたカリカリを缶に入れた途端、むさぼるように食べだした野良ちゃん。

うす茶色のこの猫ちゃんの名前は、、、、勝手に(ウスチャン)と呼ぶことにしました。





高い木々から差し込む柔らかな日差しの中、夢中で食べるウスチャん!!!

夢中で食べるその姿は、まさに命をつなぐそのものです。

食べ物はあっても、なかなか自分の番にはならず、いつもお腹をすかしていたのでしょう。





体の毛は汚れ、目の周りも汚れていて目も見えているのかどうか???

その目つきは今まで見たどの猫よりも鋭くきつく、相当つらい過去があったことが想像できます。





怖い顔ながらも食べ終わるとまるで”ご馳走様でした!”と言うように指をそろえた姿を見て
初めて可愛いと思いました。

”おいしかった?満足した?”

おそらく人から優しい言葉をかけてもらうことなどなかったでしょう。

顔をよく見ると、、、、可哀そうに髭がほとんど切られていました。

猫にとって髭は大切な体の一部なのに、、、、

怖い顔付は人からの虐待を受けたり、ほかの猫からも威嚇されたりしたことで出来た
自らの防衛?だったのでしょうか??

じっーと見ていたら、可哀そうになりました。

だから会えたこの日だけでもお腹いっぱい食べてほしい!!





帰りしな小屋の様子を上から見ると、さっきのウスチャンが食後の後寛いでいる姿が見えました。





久しぶりにお腹いっぱい食べて、うとうとしてきたのでしょうか、寝始めたようです。

木漏れ日の中、今まで見たことのない寛いだ姿に、なんだかほっとしました。





”ウスチャン、今日はゆっくりお休み!”

”いい夢見てね!”

”またね!!!”


白ちゃん&スリスリちゃん、まだらちゃん!!!

2020-04-26 | 



いつもの南の畑に、この日もいました白ちゃんとスリスリちゃん!!!

畑は明るい初夏の日差しがまぶしいほどです。





スリスリちゃんの方から頭を摺り寄せて白ちゃんにご挨拶!!!

大好きって感じです。





いつも尻尾を嬉しそうに立てているのは、スリスリちゃん。

白ちゃんは、いつでも平常心??? クールです。





温まった土の上はいい気持ちです。

まだ朝は寒い日はあるけれど、日中はポカポカ陽気。





スリスリちゃんに、すっかり気を許している白ちゃんは、、、、まったりです。(笑)

スリスリちゃんは、またまた尻尾を高く上げて、、、、





ご飯タイムも”白ちゃん、お先にどうぞ”とばかり遠慮気味のスリスリちゃんです。

”親しき中にも礼儀あり!!”

微笑ましい光景ですが、これは野良ちゃんの世界の掟なのか、それとも遠慮深いスリスリちゃんの性格
あるいは白ちゃんに対する愛情の表現なんでしょうか??





ウォーキングの帰りに、行きがけスリスリちゃんと一緒にいた白ちゃんが今度は畑からちょっと離れた
樹の植え込みの下にいるところを発見!!!

”あれ、白ちゃん今度はここにいたの??”

見ると、なんと今度はまだらちゃんと一緒です。





ここでもご飯を貰った後だったようで、二人とも満足気に毛づくろい中。

体の大きな白ちゃんは、ここでもご飯をしっかり食べたようです。

ひとりでいると不安そうなまだらちゃんも、なんだか安心したような感じです。





”まだらちゃん、白ちゃんと一緒で良かったね!”

仲良くじゃれ合う二人を見て、、、、おばさんはなんだか複雑???(笑)





でも、やっぱり誰とでも仲良くできることは良いこと!!!

この後,ひょっとしたら、白ちゃんまた南の畑にスリスリちゃんに会いに戻るのかな???

ここは野良ちゃんの世界です。

余計なことを考えるのはやめましょう。

おばさんの出番ではありませんでしたね。(反省)


思いがけずコース外れのウォーキング!!

2020-04-22 | 木曽川の風景



いつものウォーキングコースの途中、ふと柵の下に白い花の群生が、、、、

今までに見たことのない白い花です。

あの花は一体何だろう?と誘われるまま、いつものコースから外れ崖の下へ~~~





コースからちょっと外れた崖の下の斜めの草むらに群生して咲く白い花。

水仙の仲間でしょうか?

スズランの花のようにも見えます。

花は下向きですが可愛いベルのような花がいっぱい下がっています。





近づいて見ても,けっきょくお花の名前は分かりませんでした。

で、、、戻ろうとしたのですが、土手沿いに下に通じる獣道の様な道を発見!!!

思い切って下りてみることに、、、、





ウォーキングコースから崖を下りて見ると、、、、ここにも道が???

左上がいつものウォーキングコースですが、ここは初めて見る風景です。

”うわー、行ってみよう!!”ちょっとワクワク気分です。

右側が木曽川、左の崖下には古いボートが一艘。

細い獣道のような道がづっと続いています。





勇気をもって更に進んで行くと、、、、

またまた見たことのない風景が急に広がりました。

いつものコースから、ちょっと下りただけなのに、まるでどこか違う場所にでも来た気分です。





振り返ると、いつも見慣れている木曽川からは、だいぶ西になっているようです。





更に行くと、、、樹のそばに置かれた木のベンチが、、、

近くに小屋があるので、アユ釣りの時期泊りがけで来る人が使うのでしょうか??





いつもの崖の下に、こんな風景が広がっていたなんて、、、、

初めて目にする光景に、なんだか妙に感動でした。





木曽川はこの辺りで大きく南に蛇行して流れていきます。

野良ちゃんに引かれて通い続けるこのウォーキングコースですが、ここは私の知らなかった
もう一つの扶桑緑地公園でした。





ベンチに座り木曽川の瀬音を聞きながら、、、、しばしの休憩。

今日もまた、誰にも会わず、一人気ままなウォーキング。

我が家から車で約15分で来られるこの公園、今日もどこへも寄らずまっすぐ帰ります!!!

好奇心だけで下りてみた崖下は、思いもよらないもう一つの素晴らしいウォーキングコースになりました、


のどかな日曜日の公園で、、、、

2020-04-20 | 木曽川の風景



前日の雨も上がり午後からは明るい日差しの射した昨日の日曜日。

青空に渡る初夏の風~~~

こんな風景を見ている限りコロナウイルスは何処へやら~~~





高い木々の上から聞こえる小鳥たちのさえずりに耳を澄まして・・・





ウォーキング沿いにはこんな立て札も、、、、

五輪真弓さんの作詞作曲で有名な「恋人よ」





見上げる木々には青葉が目立ち始めました。

新緑の五月も、もうすぐそこに、、、、





更に歩いて行くと、、、、かつて昔あった「山那の渡し」

右側の崖の下には、木曽川を渡る渡し船の船着場があったようです。





帰り道、植え込みの下に白ちゃん発見!!

昨日は仲良しのまだらちゃんと一緒に木陰で休憩中でした。

”白ちゃん、今日はまだらちゃんと一緒なんだね。仲良しでけっこう!!”





先日のバトル相手のうす茶猫さんは、どこを探してもいませんでした。

でもどこかできっとこの二人を見ていることでしょう。

昨日は何事もなく平和な日曜日でした。





ということで、、、昨日のスリスリちゃんは、、、、一人ぼっちでした。

”スリちゃん、白ちゃんがいなくて寂しいね。でもおばさんとゆっくりお話できるよ”





声をかけるとトコトコやってきて、いつものようにおばさんと、ひとしきりお話です。

背中をなでなで、、、お腹をなでなで、、、そして頭をなでなで、、、

スリちゃんはこの頭なでなでが好きな様で気持ちよさそうに目を閉じて、、、





その後ゴロンゴロンしたスリスリちゃんに、落ち葉ないっぱい付きました。(笑)

いつものように、おばさんとの、まったりタイムです。





公園に淡いピンクの八重桜が初夏の風に揺れていました。

幾重にも重なった花びらが一層豪華。

新緑と桜のコラボです。





4月中旬から5月上旬頃に無数の花びらを付ける八重桜の姿は、
春の終わりと夏の訪れを告げてくれるような、、、

これから先の季節、、、

いったいどんな夏が来て、そしてどんな秋が待っているのでしょうか???


樹の上の猫バトル!!!

2020-04-17 | 



ウォーキング沿いの木々にも少しづつ変化が、、、、

少し黄色く見えるのは柔らかな新芽のようですが、、、





桜の時期は終わりを告げ、道沿いには春風に舞った桜とハナモモの花びらが吹き寄せられていました。

コロナに追われた今年の春の姿を見るような~~~





今日のスリちゃんはひとり!!

”スリちゃん今日はひとり、白ちゃんはいないの?”

ちょっと寂しそうなスリちゃんは、すぐにおばさんにすり寄って、いつものようにスリスリ、、、、





川沿いの小屋の方に回ると、、、、いましたいました白ちゃんが!!!

今日は、まだらちゃんと一緒です。

そういうことだったのね!!

誰とでも仲良くできる白ちゃんは、あっちに行ったり、こっちに来たりの自由行動です。





今日は、まだらちゃんと仲良くご飯をたべて、、、





その後は二人して土手を下りて木曽川の水を飲みに行きました。

お水はどうしているのかと思っていたけど、やっぱりこうして飲んでいたんですね。





こんなに近くに木曽川の水があるんですから、この子たちにとって幸せでしょう。





と、ここまでは良かったのですが、、、、

実はこの後ちょっとしたアクシデントが、、、、

何時も見えない五匹目のうすちゃ猫が茂みの中にいたことが原因で、縄張りに入られたことに
怒りだした白ちゃんが、うすちゃ猫を追い飛ばし,うすちゃ猫はまたあの桜の樹の上へ逃げました。





いつもは穏やかな白ちゃんが怒るところを初めて見ました。

可哀そうに追われたうすちゃ猫は、樹の上でおびえています。





そのうち白ちゃんが桜の樹に近づき木に登り始めました。

これは大変!!

喧嘩にならないように阻止しないとまたお互い傷だらけになってしまう!!!

”白ちゃん、喧嘩しちゃだめだよ!!!”





どんどん上って行った白ちゃんが、うすちゃ猫に近づき今にも飛びかからんばなりです。

”白ちゃん、喧嘩はダメ、やめなさい!!”

樹の下でおばさんが必死で叫びます。(笑)





樹の上では、しばらくの間にらみ合いが続き、白ちゃんがちょっと近づくと、うすちゃ猫は怖いのか
必死の形相で威嚇します!!

今にも飛びかかり喧嘩が勃発しそうな雰囲気に気が気ではないおばさんは、その場を離れることが出来ず
見守り続けること数分間。

でもそのうち、うすちゃ猫が目をそらしました。

猫の世界では”目をそらした方が負け”だとか。

うなだれるうすちゃ猫に白ちゃんもそれ以上は近づかず静かに樹を下りました。

”偉いね白ちゃん、もう許してあげたんだね、もう喧嘩しちゃだめだよ、同じお仲間なんだから!!!”

さっさとその場を離れた白ちゃんの姿にほっとしました。

“喧嘩にならなくて、ほんとによかった”とおばさんは胸をなでおろしました。

人間世界もコロナに”白旗上げるから、もうどこかへさっさと行って!!!”って言いたいところです。