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お隣の町の犬山市にある野外民族博物館「リトルワールド」に出かけました。
一周2.5kmの散策路に沿って世界22カ国から33の施設が移築、復元されたワンダーランド。
一周2時間コースを辿ると、本当に“一日世界旅行”が楽しめる日本で最初の民族博物館なのです。
1983年3月に開園しましたが、世界中から古民家を買い付け、移築するという作業は大変な事業で
開園までになんと15年もかかったそうです。
お陰で今では日本にいながらにして、世界の隅々に住む民族や宗教や生活習慣の違うたくさんの
国々の人々の生活を身近に体験できる有り難い施設でもあるんですね。
ドイツのバイエルン地方の建物や、変わったとんがり屋根のイタリア、アルベロベッロの風景は
まさにここは異国です。
一度たずねて見たいと思っているこのアルベロベッロのとんがり屋根のトュルリを最初に見た時には
なんだかすっかり楽しくなりました。
屋根は石を積み上げただけだとか。
“ところ変われば~やら”です。
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コースの始めはまずはお隣の国「韓国の地主の家」。床下には寒い時期のオンドルの設備があります。
かまど口から床下を回った暖かい空気が居間を暖める、今のセントラルヒーテイングですね。
次は暖かい国「タイ ランナータイの家」。暑さを避けて床が高く風が通るようになっているのでしょうね。
「ネパール仏教寺院」には独特のタルチョが風にたなびいていました。
色鮮やかなマニ車は、一回回すと長いお経を一回唱えたことと同じだとか。
これはありがたい!皆さん通りがかりにぐるぐるとマニ車を回してご利益をいただきます。
「西アフリカのカッセーナの家」は土壁に幾何学模様のモダンなデザインです。
土壁の家は中は意外と涼しく快適そう!!
次ぎに行ったテント村にはテント生活を送る「モロッコのベルベルのテント」やシリアのベドウイン
のテントなどが並んでいます。
むかし映画『アラビアのロレンス』で確か見たのは、このベドウイン族でしたね。
今でもこんなテント生活を送る人々がいるんですね。
そしてこちらは、ぐっと雰囲気の変わったヨーロッパのエリアに入ります。
フランスの「アルザス地方の家」が出てきました。
お昼時と重なり、この辺りは人でいっぱい。
フランスの“ラクレット”のランチをいただいた後は、「インドネシア トバ・バタックの家」
屋根の形がユニークですね。
最後は「インドネシア バリ貴族の家」。独特の門構えがいいですね。
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フランスのアルザス地方やドイツのバイエルン地方の古民家を集めたヨーロッパのエリアは一番の人気
スポットで、この日もたくさんの家族連れで大賑わい。
丁度ランチタイムに重なってお店はどこも長蛇の列。
今日のランチはアルザス地方のチーズを、蒸かしたジャガイモにたっぷりのせた「ラクレット」。
溶かされたチーズがとろーんとかかった一品。おいしかったです!!
振り向くと後ろにはバイエルン地方独特のフレスコ画が壁一面に描かれた可愛い建物。
ここは紛れもなくヨーロッパ!!
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園内には休憩所もありますが、「ペルー大農園領主の家」の裏庭ではちょうど南米音楽の生演奏中。
休憩もかねてここで一休み。
“コンドルが飛んでいく”など軽快な音楽が次々に会場に流れます。
リトルワールド園内には民族の貸衣装もあり、いろんな国の民族衣装を楽しむこともできるんですよ。
前にいる親子はきっとスペインの民族衣装でしょうか、それともペルーの民族衣装でしょうか??
こうした体験もきっと良い思いでになるでしょうね。
確かにここには異国に迷い込んだような楽しい開放感が味わえ、思い思いにそれぞれに
“一日世界旅行”を楽しんだ秋の一日でした。