風のたより

つれづれに

     コムクドリ & 身近な鳥

2010-04-28 | 野鳥




       数日ぶりの快晴に娘たち夫婦と扶桑緑地公園まで出かけました。
       いままでの寒さが嘘のように気持ち良い春風に、足取りも心なしか軽くなります。

       歩きだして間もなくこんな光景に遭遇!!
       皆さん何かを撮られているようです。
       “カワセミ?”と思ったのですが、近づいて尋ねてみると“コムクドリ”とのこと。
       渡りをするコムクドリをこの時期見ることは珍しいのだそうです。

       そういえば公園を歩きだしてすぐに“ムクドリ“には出会ったばかりですが、、、
       “ムクドリとは違うよ。これはコムクドリ!”とカメラを構えた方から教えていただきました。



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       画像はマウスオンです。

       私も持っていた一眼で覗いてみると、遠くの木の上に、、、いましたいました、コムクドリ!!
       光の当たり具合ではっきりとは分かりませんが、雄は頭部から喉にかけてが淡いクリーム色で頬から
       耳の後にかけて茶色の斑があるのが特徴らしいので、とまっていたこのコムクドリはオスのようです。

       皆さんが待ち構えている中、偶然に通りかかり見せて頂き得した気分でした。
       これで一つまた鳥の名前を覚えました。








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ヒヨドリ
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       小さいサムネイルにマウスオンしてください。

       先ほど見かけたヒヨドリをはじめ、ムクドリ、セキレイ、、、そして過日近くの山で出あった
       トラツグミなどなど、、、最近出会った身近な鳥達です。

       カワセミの撮影以来ちょっと鳥にも興味がわいていますが、なにしろ鳥を撮るには私のカメラでは
       限度があり、大型レンズを構えた男性の多い面々の中には入りきれずにいます。(悲しい!!)
       無理やり何とかカメラに収めて、、、、(写真は当然トリミングしています)
       でもこうして偶然のチャンスというのもあるものですね。

       鳥を撮るのはカメラや装備を大事ですが“じっと待つ忍耐が一番”と聞いたことがあります。
       確かにそうですね。
       こんな散歩がてら偶然にチャンスを頂くだけでありがたいと思わなくては、、、、



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       しばらく歩いて行くと今まさに満開のお花に出会いました。
       桜は終わったし、桃の花?とも思いましたが、やっぱり“花桃“の花でした。
       色は白っぽいものから濃いピンクまで、花は八重で華やかです。

       新緑の候、、、今まさにそうなのでしょうか?
       今年は季節の流れが分かりずらいですね。


     ウワミズザクラ  & ナンジャモンジャ

2010-04-24 | 季節の草花
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       久しぶりに、我が家から近くの自然遺産の森に出かけました。
       空気はちょっとひんやりですが、マイナスイオンをいっぱい吸い込みに、、、、

       寒暖の差が激しい季節の中でも、森の木々はもう新緑の色、緑の濃淡が綺麗です。
       そして高い木々を見上げると、白い房の花がいっぱい咲いています。
       ウワミズザクラでした!!


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       ウワミズザクラはバラ科のサクラ属で、落葉高木。花期は4月から5月。
       ソメイヨシノやヤマザクラが葉が出る前に花をつけるのに対して、ウワミズザクラは葉が
       出てから花を付けるのだそうです。

       それにサクラとは言っても花の形がソメイヨシノなどと違い、まるでブラシのような花が
       房状にいっぱい付いています。
       桜が終わってしまった今、自然遺産の森には白いウワミズザクラが一段と目立ちます。



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       ウワミズザクラの名前の由来をネットで調べると、、、漢字では「上溝桜」とされています
       “昔この材の上に溝を彫り亀甲を焼いて吉凶の占いに使った。
       ウワミゾザクラが訛ってこの名がついた”とありました。

       木には桜の木特有の横に長い皮目があるようです。
       実は初夏から赤く色づき、香りのいい果樹酒になるとか。



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       更に近くの山にはもうナンジャモンジャの花も咲き始めていました。
       こちらも白い花ですが、まるでスモッグツリーのようにふわっと広がった花房は独特。
       “これはなんじゃ??”と聞いたところから付いた名前とも聞きますが、、、
       これも変ったお花ですね。

       モク セイ科の落葉高木で、和名はヒトツバタゴ。
       日本では愛知県、岐阜県、対馬にだけ自生する珍しい花だそうです。
       お花との思いがけない出会いは嬉しいものです。



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       山道を行くと木々の緑の中に山桜の花もまだちらほら、、、
       淡いピンクの山桜の横に、白いウワミズザクラの花が見え隠れしています。

       山の緑を見ていると、初夏の日ざしが射すのももうまじかと思うのですが、、、






       鯉のぼり

2010-04-19 | Weblog




       いま岐阜県垂井町の中心部を流れる相川河川敷に350匹もの鯉のぼりが悠々と泳いでいます。
       わずかに残る伊吹山の雪をバックに泳ぐ鯉のぼりはこの辺では“春を告げる風物詩”と
       なっているようです。

       家庭でいらなくなった鯉のぼりを集め、この相川河川敷にたくさんの鯉のぼりが大空に
       泳ぐようになったのは1987年からとか。
       もう20年以上にもなっていたんですね。
       新聞を見るまで知りませんでした。








       この日はまだ肌寒く、ちょっぴり曇り空ながら鯉のぼりにふさわしく風の強い日となり
       伊吹山からの風を受けて大空を勇壮に泳ぐ姿を見ることができました。

       最近こんな風景はだんだん増えてきているようですが、先月のお雛様飾り同様これも
       立派なエコですね。









       この河川敷きの川幅約100メートル、長さ400メートルにはワイヤ11本が張られ、350匹
       もの鯉のぼりが風を受けてみな一斉に元気よく泳ぐ姿はまさに壮観!!
       この日は強い川風におなかいっぱいに風を受けてみな元気いっぱい!!

       ただまわりの桜は早葉桜となってしまい、伊吹山の残雪もほんのわずかなのがちょっぴり
       残念でした、、、
       桜と残雪をバックに泳ぐ鯉のぼりは、もっともっと絵になったことでしょう。









       曇りがちだったこの日も次第に晴れ間も見え始め、わずかに見えた青空にほっとしました。
       鯉のぼりにはやっぱり青空が似合います。

       ここ数日真冬に逆戻りしたような天気に戸惑い気味になりますね。
       4月の中旬過ぎに関東でも雪だったとか。
       暖かい春はいつやってくるのでしょう?

       勇壮に泳ぐ350匹の鯉のぼりを見ている限りは春はもうすぐそこに、、、、

     庭の花

2010-04-13 | 季節の草花
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       桜、桜と言っているうちに、あっという間にこの地方の桜の時期は通り過ぎてしまった様で
       はや葉桜、、、、

       今年は寒の戻りもあり例年よりは桜を楽しむ時期がちょっぴり長かったですね。
       でも一雨きたらもう本当に今年の桜も見納めでしょうね。


       桜に気を取られているうちに、我が家の狭い庭にもちょっびり変化が、、、、
       まるで小さいスズランの花のようにびっしりと可愛い小花をつけたこのお花、、、
       なんだか分かりますか?

       木々の間に隠れるよう下向きに咲くのは、、、、ヒサカキの花です。
       花弁は5枚で淡黄色、花弁の先端がわずかに紫色を帯びています。
       よく見るとけっこう可愛いお花です。




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       裏に回ってみるとこんなものも、、、
       ぶどうの実と見間違いそうですが、これはミツバアケビの花です。
       知らぬ間に今年はいっぱい花が咲いています。
       下がっているたくさんの房は雄しべでしょう。
       まだ雌しべの花がありませんが、、、、

       アケビの新芽はおひたしやかき揚げなどの山菜料理が美味しいのだそうですが
       まだ試したことはありません。
       秋には薄紫に熟して垂れ下る大きなアケビの実が重いほど成ることを楽しみに
       しているのですが、さあーどうでしょう??





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       またまたこんなお花も見つけました。
       南国の葉の様な間から覗いたこれは一体何??
       可愛いお花が今にも開きそうにも見えますが、、、

       で、、、クリック後はその開いたお花です。
       そう、、こちらはアオキの花でした。

       みずき科.常緑低木で雌雄異株、開いたお花は花弁は4枚。
       冬には楕円形の真っ赤な実がつきます。
       このアオキの赤い実は、桃葉珊瑚(とうようさんご)と言うのだそうです。
       けっこうその変化がおもしろいですね。




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       このお花は、玄関先の小さい鉢植えに咲いた丹頂草。
       ご近所さんから数年前に株分けして頂いたものです。

       丹頂草はユキノシタ科、イワヤツデ属。
       小さい白い五弁の花で雄しべの先端が赤く、丹頂鶴に似ているところから来た名前。
       イワヤツデというのは葉っぱがヤツデの葉に似ているからでしょうか?

       花のない時期には、ゴツゴツとした小石のように固い根があるだけなのですが
       時期が来ると名前のとうり頭の赤い丹頂鶴を思わせるような小さい可愛い白い花が咲きます。


       今年もお花に季節の流れを教えてもらっています。


      “ たらい舟  川下り ”

2010-04-08 | Weblog





       松尾芭蕉の「奥の細道」の終焉の地として有名な大垣市で行われている“たらい舟、川下り”
       にお友だちと出かけてきました。

       大垣市は水郷の地としても知られていますが、三年前よりたらい舟が運航されています。
       たらい舟は大垣城の北側から乗船し、市内を流れる水門川に沿って南へ1キロほどの外堀を巡る
       コースです。








       川下りは市の観光協会の主催で行われているようで、木製の大きなたらい舟には一艘にお客は
       二人、船頭さんを入れ定員は三人で、六艘の船で一日六回の運行とのことでした。

       赤じゅうたんが敷かれた乗り場から乗船し、いよいよ水門川の川下りが始まりました。









       川沿いの桜もこの日は丁度満開の見ごろとなり、川中から見上げる桜もなかなか風情があります。
       船頭さんの竿さばきもゆったりで、のんびりと優雅なたらい船からの桜見物です。

       この日はちょっと向い風があり、スイスイとは進みませんが、その分のんびりできるので乗船客に
       とってかえってありがたい時間の流れです。
       たらい舟に乗ったのは初めてすが、時にはぐるぐると回るので船とは違ったおもしろさがありました。









       今日の船頭さんの中には、マイスター倶楽部の学生さんも船頭として参加しているようでしたが、
       今回私たちの乗った船は年季の入ったベテランの船頭さんでした。
       お陰で川下りの途中いろんな話が聞けてふれあいの時間もたっぷり。

       川の中の緑の藻のようなものは、ウナギ藻といって実際ウナギがいるとのことです。
       この藻を食べているのでしょうか?
       よく見ると川の中には綺麗な鯉も泳いでいました。
       さすが水の都だけあり、川の水も綺麗で飲み水もおいしいと定評があるようです。









       まわりの風景を眺めながらゆったりと川下りすること約40分。
       いよいよ川下りも終盤、下船場の四季の広場が見えてきました。

       下船後は今度は上から“たらい船 川下り”の風景を桜越しに眺めます。
       上からの眺めもまたいいですね。








       尚、この“たらい舟 川下り”は予約制で、当日直接行っても乗船できません。
       料金は一艘1000円。二人で乗れば一人500円という手ごろなお値段でした。
       この日も終日満席の盛況ぶりで、大垣での春の一日を“たらい舟 川下り”という珍しい
       体験を楽しんできました。