風のたより

つれづれに

              ~~~ オーナーさんの刈り入れ (坂折棚田) ~~~

2012-09-30 | Weblog







ここは「日本の棚田百選」にも選ばれている岐阜県恵那市の「坂折棚田」(さかおりたなだ)です。

以前にも一度お友達と行ったことがありますが、今回はブロ友さんからのお誘いでオーナーさんの
稲刈りの様子を見に行くことができました。










東向きの斜面に作られた石積みの棚田は、もう稲刈りが始まっていました。
地主さんの棚田はもうすでに稲刈りが終わったようで、昨日はこの棚田の
オーナーになっている方々の稲刈りの日でした。






同じ黄色いシャツを着ているのは、オーナーさん達グループでしょうか?
皆さん、せっせと稲刈りをされています。
明日はどうやら台風の影響があるらしいので、今のうちにですね。










こちらはおじいちゃん、おばあちゃんとお孫さんまで三世代揃っての家族総出の
稲刈りのようです。
こんな光景は、こういう所でないとなかなか見れない時代になりましたね。











黄金色に輝く頭をたれた稲穂。
あぜ道には彼岸花があちこちに見られました。

山の急傾斜地に石を積んだ棚田は、江戸時代に城などの石垣を積む職人によって
築かれたと言われています。










棚田の中には、こんな「田の神様」が、、、、
実りのお礼でしょうか、一束の実った稲穂が置かれていました。

刈り入れの人々もこの「田の神様」に感謝しつつ、、、










棚田の上の方にはこんな滑稽な案山子が並んでいました。

棚田を熱心に撮っているこのカメラマンも、、、、、、実は案山子でした。
これにはびっくり!!
あまりに良く出来ていてわかりませんでした。
後ろのポケットに入れているペットボトルといい、リアルですっかり騙されました。

近づいてよく見ると、、、カメラのフードは花の苗などが入っているカップでしたよ。(笑)







日本百選にも選ばれている棚田ですが、今ではその棚田の数が年々減りつつあり
棚田をやめてしまうか、こんなふうに別の作物を作る農家も、、、、
たわわに実ったここはキウイーの棚が広がっていました。







帰り道の道路から見わたす「坂折棚田」。
次に来る頃にはまた棚田の数が減っているでしょうか?

のんびりとのどかに見える棚田の風景の中にも、いろいろの問題があるんですね。







もう一度縦画面でのどかな風景を、、、

オーナーさん、もっと増えるといいですね。
止まっていた車のナンバーには、名古屋ナンバーが結構ありました。
都会を離れ、のどかな田舎で時々家族で訪れるオーナーさんになるのもいいかもしれませんね。
ちなみにこのオーナー制度では、年間35、000円で30キロのお米がもらえるのだそうです。
みなさんオーナーさん、いかがですか?

                     ~~ 秋色のフラワーパーク ~~

2012-09-27 | 季節の草花



いつしか9月も終盤となりました。
あんなに暑かった夏もいよいよ終わりでしょか?

朝晩はすっかりしのぎ易くなりましたが、それでも日中はまだまだ
暑い日が続いています。
一日の中での寒暖の差が大きいですね。






爽やかな秋晴れのきのう、久しぶりに江南フラワーパークに出かけてみました。

広い園内を一回りしクリスタルフラワーの屋上から下を眺めてみると、、、、
まるでパッチワークのように彩りよく植え込まれた花壇が見渡せました。






広い園内は、もうどことなく秋色の気配ですね。
植え込まれている花々も黄色や赤紫など紅葉を思わせる彩です。







もう一度下に降りてゆっくり園内を歩いてみました。
足元にはまだまだいろいろの夏の花々が咲いています。

赤いケイトウの花やかわいいボンボンのセンニチコウ、、、、
ピンクや白の可憐なコスモスの花。
ハッカの仲間のような青い花、、






高い木の上には珍しいスモッグツリーのふわったした花が咲いています。
その下には色づき初めたコムラサキの花がかわいい小さい実をつけています。

さらにその樹の下には真っ赤な彼岸花が群生していました。
いつ見ても彼岸花の赤は鮮やかですね。







クリスタルフラワー前のデッキには紫のアメジストの花がぎっしりと、、、
ちょっと分かりづらいですが、、、これからもっと花数も増え紫も濃くなりそうです。







今は夏の花と秋の花が並んで咲いていますが、次回来る頃には、また違った花が咲いて、
もっと秋色になっていることでしょう。

湿気のない爽やかな日でも、園内をひと回りしたら、汗が出てきました。
園内は秋色でも、まだまだ日中は暑さが残りますね。

                    ~~ 中山道鵜沼宿まつり ~~

2012-09-23 | Weblog




中山道の古い町並みの残る鵜沼宿に威勢の良い木遣音頭が流れました。
今日はこの中山道鵜沼宿のお祭りでした。















中山道鵜沼宿木遣り保存会と犬山木遣り保存会の皆さんが木遣り音頭を歌いながら
この中山道の鵜沼宿の街道を練り歩きました。
かつてはこの道を皇女和宮の一行が通られたとか。

珍しい木遣り音頭にたくさんの見物人も見入って、、、






こちらは小雨の中行われた子供達による木遣り音頭の行進です。
青い法被にに赤い鉢巻姿が可愛いですね。
保存会の方々の指導で重い木を担いで上手に行進していました。










今日のお祭りのメイン会場となった鵜沼宿の中山道界隈の家並みです。
長い壁に立派な屋根瓦が続く落ち着いた街並みです。






新しく作られた掘割りの流れ。
どこか高山や郡上の街並みにも似ていますね。










こちらは古い図面を元に立派に復元された脇本陣とそのお庭です。
ちょうど小雨のあとで、しっとりと落ち着いてお庭の雰囲気にぴったりでした。









中山道の道で行われた賑やかな「よさこい祭り」
犬山や常滑、遠くは土佐からの参加もあったようです。

鮮やかな着物姿が祭りに花を添え、、、、、












若者の元気な踊りには活気がみなぎり、、、、







はためく大旗にはお祭りの勢いが、、、、、

お祭りはやっぱり賑やかで見ているだけでも元気がもらえ楽しいものですね。
古い街並みに新しい風が吹き渡ったような爽やかな一日でした。

                  ~~~ 動物愛護フェスティバル ~~~

2012-09-18 | Weblog




先日、「考えよう命の大切さ」をテーマに岐阜県獣医師会事務局主催の「動物愛護フェスティバル」が
かかみがはら航空宇宙科学博物館の芝生広場で開催されました。
可愛い動物に会いに出かけてみました。






今回は動物達にふれあえるということで、会場は家族連れでもういっぱいです。
柵の向こうから近づいてくる可愛いやぎさんに、最初はちょっとおっかなびっくり!!!







でもすぐ慣れて動物とのふれあいが始まりました。
普段こんなふうにふれあうことあまりないですものね。










小さくて毛がふさふさとしたウサギやニワトリは子供達に大人気!!
みんな動物の周りに近寄って触ったり、餌をやったり、、、、







笠松競馬場からは、こんな可愛いポニーも来ていました。
白と黒のまるでパンダ柄!!!







広い芝生では、いろいろの道具を使いこなしながら全速力で駆け抜けるワンちゃん達のショー
が始まりました。
飼い主に先導されながら輪をくぐったり、障害物を飛び越えたり、、、、










どのワンちゃんも真剣そのもの。
障害物を乗り越えて必死で走るこの姿、、、、
なんとも、いじらしいですね。







こちらは何があっても冷静沈着な介助犬のようです。
会場の片隅でじっと出番を待っていました。

犬にもそれぞれ個性があり、向き不向きがあるのでしょうね。






この介助犬は飼い主の指示通りに、落ちた物を傷付けないように、慎重に慎重に
柔らかな噛み具合で拾っていました。

そんな指示もちゃんとわかるようです。
指示はどうやら英語で行われているようでした。







介助犬はいつも人間の左側に座り、人間の指示に従うように訓練されているのだそうです。
説明の間も身じろぎもせずじっと静かに寄り添っていました。
関心ですね。

ここまで来るには同じことを何ヶ月も続けて行う訓練する人間の方の根気がいるようです。
地道な毎日の訓練で盲導犬や介助犬が育っていくことに感動でした。

子供達にとっても、こうして動物とふれあうことによって命の大切さや尊さを体験できる
とってもいい機会なのだと思います。

                     常滑散策うらばなし  その2

2012-09-09 | 常滑散策




常滑の散策コースはA,Bと大きく分けて2コースあります。
今回はそのうちのAコースをゆっくり歩こうと決めました。
とはいえ細い坂道や石段を歩いていると下からの強い照り返しがきつい!!
そんな時、大きな水盤に水を張ったこんな光景にほっと一息です。









三段重なったこんな可愛いカエルの器に出会い、その滑稽さにちょっと暑さも忘れます。
大きな眼とぐっと伸びた水かき、、、、
これも常滑焼なんですね。







常滑焼きというと招き猫が有名ですね。
常滑駅を出ると道向こうに大きな招き猫が現れます。

本物の猫ちゃんに出会いたいなと思っていると、いましたいました!!!
最初に出会った白猫は階段の上でじっとしています。
二匹目の猫ちゃんはあまりにもモモスケくんに似ているのでびっくり!!
気持ちよさそうに寝ている三匹目の猫ちゃんはお店の看板娘。
といってもほかの子猫を我が子のように可愛がるやさしい猫なのだそうです。







そしてやっぱり道々で出会うのはこの艶のいい土管です。
以前仕事に携わっていたという人のお話では、この土管の艶は焼くときに塩を振りかけている
からだと教えてもらいました。


「え!塩ですか?」不思議に思って尋ねると、昔はクジラを塩漬けにするために使った塩を
安く買い入れ艶出しのために使ったのだとか。
この艶はもしかしてクジラの油が混じっているからなのでしょうか?







土管のほかにもあれこれ混じったこんな変わった壁も、、、
よく見るとお茶碗や湯呑やぐい呑や鉢などいろいろあります。
これもエコでしょうか?(笑)







こっちの四角い入れ物のような焼き物は何に使ったんでしょうか。
聞くのを忘れました。







今回は時間があったのでちょっと途中休憩を取りながら道を変えてゆっくりと、、、、
気がついたらとうにお昼が過ぎていました。
お腹がすいたはずです。




この看板につられてお食事処へ、、、、
細い坂道から階段を下りていくと数件のお店が並んでいます。
今回は「たんぽぽ」さんへ。

お店の経営者はとっても素敵な中年女性でした。
ご自分も陶芸をやり「自分の作った器でお客様に食べていただくのが夢でした」とのこと。







今回は常滑の近くの海で採れた新鮮な「カレイの煮付け定食」をいただきました。
気取りのない家庭的な雰囲気のお店で、昼はとうに過ぎていて客は私一人だったためか
身の上話まで伺いすっかりくつろいだ気分になりました。
お飲み物のアイスコーヒー付きで1000円と安く、お味もしっかりとついて美味しかったです。







そろそろ常滑散策も終わりがけですが、やっぱり煙突が目に入ります。
よく見ると半分の高さになった煙突が結構目立ちました。







昔は石炭でを使い、次にガスに変わり、最後は電気と燃料が変わったため、石炭を使って
いた時のような高い煙突は必要なくなり、次第に不要な上の部分を取り壊しながら近年
まで使われていたとのことでした。

今や常滑の街に数少ないあの高い煙突はかつての繁栄のシンボルでしかなくなってしまったようです。
ちょっと寂しいことですが、これも時代の流れなのでしょうね。
暑い日でしたが、常滑の良さにたっぷりと触れた一日でした。