風のたより

つれづれに

    ペットと動物

2010-01-28 | オーストラリア滞在記  その2




     ハイドパークを抜けて日中よく散歩に出かけました。
     ボタニックガーデンを過ぎた公園のあたりに、なんとまっ白いオウムが何羽も大きな木に
     止まっています。
     え!放し飼い?
     周りに人がいても気にする素振りもなく悠然と大きな木に止まり辺りを見回しています。








     そのうち緑の芝生の上をトコトコ歩いたり、仲間と飛びあったり、、、
     こうしてまったくの自然の状態でオウムを見るのは初めてです。

     インコに比べ生息地が限定されるというオウムですが、こうして自然の中で野生として存在
     するのはオーストラリアと近くの島にしかいないとか。








     それにしてもこんなにまじかに野生のオウムが身近にいるなんて、、、
     周りの人々も慣れた感じで、子供と遊ばせたりパンくずをやったり、とても自然です。








     こちらはハイドパークでよく見かけた鶴です。
     こんな公園に鶴?と思いますよね。
     どうもカナダ鶴らしいのですが、公園のあちこちにいて、この鶴の方が人々より公園の主のよう。








     三々五々人々が集まる公園の中を餌を見つけに来るのか、水場を求めて集まるのか、とにかく
     この鶴の姿はいつでもあちこちに見られました。
     ベンチで休む人の周りを怖がりもせずトコトコ歩いています。








     街中でこんな光景にも会いました。
     ときどき今でもシドニーの街中では、馬に乗った警察官が祭りの後などの人の整理にあたって
     いるんですって、、
     こんなのどかな光景も日本では余りお目にかかりませんね。

     でもこれはひょっとして観光客用の馬車だったかもしれませんが、、、??
     馬に乗った警察官も今でもシドニーにはちゃんといるようですよ。








     そういえば街中ではあまり犬や猫の姿に会うことも少なかったですね。
     もちろん犬にしても猫にしても飼い主のいないノラはほとんど皆無。
     一匹でウロウロしている犬の姿も見ませんでした。
     散歩に出かけた海沿いの公園で、二匹の犬を連れた中年のご夫婦に会いました。








     あまりかわいいので声をかけてちょっと写真を撮らせてもらいました。
     ご夫妻の自慢のワンちゃん達だったようで、“ どうぞどうぞ、、ほら写真を撮ってくれるって ”
     ご主人がちょっと尻込みするワンちゃん達を押し出すように見せてくださって、、、








     こっちは街中で見かけた飼い主の御用を待つ二匹のワンちゃん達。
     それぞれの表情がユニークでよく見ると笑えます。
     “ 早く戻ってこないかな?”とうなだれる一匹を気丈に見守るもう一匹の子犬ちゃん。
     二匹は飼い主さんにとって良いコンビなんでしょうね。









     今回ただ一度回見かけたノラらしき猫ちゃん。
     娘たち夫婦と出かけた海岸沿いの岩場からひょっこり顔を出した猫ちゃんがあまりにも
     三軒先のモモスケ君に似ていたので、置いてきたことを急に心配になりました。
     “ 今頃どうしているだろう ?”







     そしてこちらは今も元気でちょっと太ったモモスケ君です。
     どうやら飼い主さんのご飯がおいしかったようで、、、

     今回の最大の心配事はこのモモスケ君のことでした。
     飼い主さんがいても、ほとんど我が家で過ごす時間が多く、急にいなくなった状態を
     どう思うだろうかとかわいそうで心配でした。

     二三日は諦めきれず日に何度も我が家の玄関や軒下をウロウロ、夜もニャーニャと泣く声を
     何度も聞いたとお隣さんから伺いました。
     やっぱり来ていたんですね。







     でも無事再会!!
     久しぶりで我が家にやってきたモモスケ君は私から離れようとしません。
     やっぱり寂しかったんでしょうか?
     そのうちにウトウト、、、、、やっぱりかわいい!!

クルーザー

2010-01-24 | オーストラリア滞在記  その2
     日本に無事戻ってきました。
     帰りの香港での乗り換えもスムーズに行き、戻ってみると雪のお正月もとうに過ぎていました。
     戻ったとたん風景も季節も一変してしまいましたが、、、

     ということで、冬場の日本では話題も少なく、今しばらくはオーストラリアで
     撮ってきました写真をもとに、夏のシドニーでの日々を綴っていきたいと思います。
     もうしばらくお付き合いください。


        ★    ★    ★    ★    ★    ★    ★






     前回のハンググライダーも憧れのスポーツですが、海に囲まれたオーストラリアでは海沿いに
     必ず目にするのがこのたくさんのクルーザーです。
     うわー、すごい!!
     圧倒される数です。







     娘たち夫婦がよく休みの日にウォーキングするというオペラハウスまで海沿いの散歩コース
     にも所狭しとクルーザーが並んでいました。
     この日も娘の案内でこの散歩コースを歩いてみました。
     どうやらこれみな個人所有のもののようです。
     停泊して置くだけでも維持費が高いと聞きましたが、、、







     今まさにクルーザーに乗り込みお仲間同士でお出かけのところでしょうか?
     見れば皆さん中高年の方々のようです。
     こうして船の上でおしゃべりランチやディナーを楽しんでいるのでしょうね。
     羨ましいですね。
     船の向こうには海沿いのカフェやレストランが並んでいます。







     近づいてみると綺麗にセットされたイスやテーブル。
     大きく広がった白いパラソルが印象的です。
     目の前が運河、海が見えるだけでレストランのお値段はぐっと跳ね上がるそうですよ。








     レストラン前の長い桟橋です。
     どうやらこのレストランは昔倉庫だったところを改造したようです。
     後日娘とこの中に入るチャンスがありましたが、中はとってもおしゃれなカフェやレストラン
     になっていました。







     灯もともるころになると、運河沿いのこのレストランはこんな感じでおしゃべりやお食事
     にと華やいだ雰囲気に包まれていました。







     お話をクルーザーに戻して、、、
     ここも車で数分のところにあるクルーザーの停泊地のようですが、、、
     脇に事務所があり、クルーザーの販売や運転免許を取るための訓練所にもなっていたようです。








     娘と写真を撮っていたら自分の船を掃除していたおじさんから声をかけられました。
     “ どの船にするか船を選んでいるのかい??”
     御冗談でしょ。(笑)







     こんな船をもっていたらどんなにいいでしょうね。
     まさに“ 夢のまた夢 ”ですが、でもこうしてたくさんのクルーザーがひしめくほど並んで
     いるということは、それだけ所有者がいるということで、、、、
     左奥にはハバーブリッジが見えています。







     そしてこんな表示をつけたクルーザーもありました。
     “FOR SALE”、、、つまり売出し中ということですね。
     そう、ここは船を販売している所でもありました。
     皆さん一艘いかがですか??


     この国には、確かに夢を実現している人がたくさんいるんだなーと思いましたし、
     時間とお金の使い方や人生に対する考え方が日本人とは大分違うというのが実感です。

     同じ一生、こんな優雅な毎日を過ごしている人々がたしかにいるんですね。
     うーん,羨ましい!






ハンググライダー   (スタンウェルパーク)

2010-01-19 | オーストラリア滞在記  その2





     シドニーからちょっと足をのばすと、ハンググライダーやパラグライダーで有名なスポットのスタンウェル
     パークがあります。

     このスタンウェルパークは、どこまでも広がる青い海原や美しい海岸線を見渡せる崖の上の高台にあり、
     シドニーから近距離でゆっくりと時間を過ごすには最高の場所です。










     この日は絶好のハンググライダー日和だったようで、多くの愛好者がすでにスタンバイ状態!!
     ゴーサインの笛の音とともに崖からの風を受けて今まさに離陸寸前に遭遇しました。
     思わずカメラを構えた一瞬の間にグライダーがふわっと浮き上がり、、、、









     あっという間に青い空に、、、
     その先に広がる青い海と空!!
     それを緑の芝生の上で眺める人々から歓声が上がります。









     次々に準備されたハンググライダーがずらっと並び、飛び立つ瞬間を待っています。
     青い空にぽっかりと浮かぶ姿は、まさにスカイスポーツそのものですね。









     またもや離陸の瞬間です。
     このハンググライダーは、搭乗者がベルトに吊り下がった(hang)状態でグライダー(glider)に乗ること
     からハング・グライダー(hang glider)と呼ばれるらしいのですが、まじかでみるとよくわかりますね。
     ちょっと助走をつけて、、、、









     海からの上昇気流に乗って今まさにテイクオフ!!










     そしてまたもやあっという間に青空に吸い込まれていき、上昇気流に乗ってひらりひらりといかにも気持
     よさそうに漂っています。











     眼下には打ち寄せる波と長い海岸線が、、、










     そしてまるで鳥のように、、、











     それもそのはずで、このハンググライダーの組み立てを見ていると、鳥の羽のように広げた翼の部分には
     パイプの様なものが付けられて本当に鳥の羽根といった感じです。


     人間はいつか鳥のように飛びたいと思っていたのでしょうね。










     そしてこちらが本物の海鳥。飛んでる姿とっても似てますね。










     いつの間にかいくつかのハンググライダーが海原の上空にいっぱいになり、風を受けて右に左に、、、











     そのむこうには、海岸線沿いに走るGrand Pacific Drive という今走ってきたドライブコースが見渡せ
     素晴らしい眺めです。
     今回も娘の運転で贅沢なドライブを楽しむことができました。


     この絶景とともに初めて目にしたハンググライダーの雄大な光景に感激し、仕事の合間の休日を利用して
     ドライブに誘ってくれた娘にも感謝でした。



Day Tripper

2010-01-13 | オーストラリア滞在記  その2



     シドニーにはいっぱい楽しめる事が多いですが、先日娘と利用した“Day Tripper”もその
     一つです。
     “Day Tripper”とは、17ドル(約1500円位)のチケットを購入すればバス、電車、
     フェリーを一日乗り放題という観光客にとってはありがたいシステムで、これも娘が事前に
     購入してくれていました。





     バスや電車の乗り放題に加え、シドニーでは特に湾めぐりが出来るフェリーが魅力です。
     この日も先ずバスでフェリーの出発場所のサーキュラキーまで行き、一回目はParamataと
     いう所へフェリーで向かいます。
     出発してすぐにフェリーはハーバーブリッジを通過しシドニー湾に出ます。
     ちょっと曇り空気味でしたが、やっぱりフェリーは気分がいいですね。





     心地よい海風を受けながら、シドニー湾側から見るシドニーの街の風景も綺麗です。
     Paramataからはバスと電車を乗り継ぎベトナム人街があるCabramataという所へ。




     ここまで来るとアジアの香りがいっぱいで、まるで違う国にでも来た感じがしますが、ここ
     もシドニーとのこと。





     ベトナムからの移民が多い場所のようでお店に並ぶ商品や果物も珍しいものばかり。
     ここでちょっとした衣類を買ったり変わった飲み物を飲んだり、、、




     ここで急なスコールにあい商店街の中で雨宿り。その後またかっと晴れてきました。
     いったんサーキュラキーに戻り二度目のフェリーに乗船。





     今度は海に突き出た高い岩場で有名なWatsons Bayへ。
     このWatsons Bayに行くまでにフェリーはDouble Bay, Rose Bey という二つの湾を
     通過します。








     そして三つ目がWatsons Bayですが、いずれも海沿いの高級住宅街が連なっています。
     Watsons Bayに向かうあたりから空が急に暗くなり、なにやら不安な空模様???





     Watsons Bayには以前にもみんなで来ていますが、高い崖の上まで登ったのは初めて。
     ここで急に小雨が振り出しましたが、幸い持参した傘が役立ちました。
     高い岩場からは遠くにシドニーの中心街が望めます。
     下を見ると断崖の岩場、切り立った先端にいると思うと足がすくみます。





     このあたりで冬のオーストラリアなら日も暮れているのでしょうが、今は日本とは逆の
     真夏のオーストラリア。
     夜は8時頃まで明るく、9時になってやっと暗くなってくる状態です。
     この日ももう一コース欲張って乗ることし、以前みんなで行ったことのあるManlyへ。





     Manlyはビーチで有名な所で海岸沿いを歩きながら以前入ったレストランを
見ました。
     急に懐かしい思い出がよみがえりましたが、、、、
     今回はちょっと場所を換え白いパラソルの並んだ外のレストランでフィッシュ&チップス
     のディナーを取りました。





     周りには夜風にあたりながら、ゆったりとお食事やおしゃべりを楽しむ人々がぎっしり。
     帰りのフェリーの乗船の頃には回りもかなり暗くなり、シドニーの街に近づくにつれ
     街の灯が多くなってきました。




暗く青い海原を進むフェリーを追って数羽のかもめが一緒に飛んでいます。
まるでフェリーと競っているように。





     夜の海沿いから見るオペラハウスやハーバーブリッジ、おかしな顔のルナパークがぐんぐん
     近づき、船はダーリングハーバーを巡り出発点のサーキュラキーに戻ったのは夜11時過ぎ。
     今日も朝から晩までしっかり遊びました。









     今回乗った物は、バスが4回,電車が2回、フェリーが6回!!
     “これで十分元が取れたわ!!”としっかり者の娘が喜び、それにもまして私にとっても
     楽しい一日でした。

   マーケットと多国籍料理

2010-01-08 | オーストラリア滞在記  その2




     前回のQVBとはだいぶ雰囲気が違うチャイナタウンやマーケット(パディスマーケット)
     も歩いて15分位の所にあり何度も出掛けています。

     チャイナタウンは世界のあちこちに見かけますが、ここシドニーでも街の一角ににあり、
     いつも人で賑わっています。







     着いてすぐに出掛け初めて食べた中華、注文が良く分からず出てきたのはシンガポール
     ヌードル!!??
     もっとスープ付きの中華が食べたかったのに、、、
     お茶はサービスかと思い頼んだらこれで2ドルも取られ、お茶や水もこの国
     では有料と知りました。







     中華街を抜けて道を渡った所にあるここがマーケットシティーと言われる大きなマーケットです。
     外観の堅固なつくりとは違い、一階にはいろんなお店が所狭しとひしめき、朝から買い物客や
     観光客でいっぱい。
     ここがパディスマーケットです。







     店内に入るとこんな感じでいつでも人でいっぱい。
     まるで買い物天国のように何でも揃っていて、お値段も街中のショッピングセンター
     よりかなり安くお買い得感があり観光客にとってはうれしい場所です。







     お店の数もかなり多く両側にお店がずらっと並んだ筋が何列もあり、あちこち
     見ているうちに今どこを歩いているか迷うほど。
     でも柱の色を見ると一列づつ色分けしてあることを発見!!
     これを頼りに歩けばいいんですね。







     シドニーは多民族国家と言われるだけに、いろんな国の料理を食べることが
     できるのも楽しみの一つです。
     これはベトナム料理のフォーというもの。
     郊外のマーケットに娘と出掛けたとき食べて以来すっかり気に入り何度か食べています。







     特徴は麺とは別皿についてくるたくさんのバジルと生もやしとレモン。
     今までに口にしたことがないお味です。

     このバジルともやしをスープの中に入れ、上からレモンを絞っていただくのですが、これが
     ちょうど良く絶妙な味になっています。

     初めはこんなにいっぱいバジルを入れたら、、、と思ったのですが、何度か食べていると
     病み付きになりそうです。
     今回はビーフ味を食べました。







     これもベトナム料理のひとつですが、名前を忘れました。
     フォーと同じ麺は米の粉のようですが、中の味はピリッと辛い味にココナツミルクが入った
     これも独特な味です。
     中に入ったたっぷりのビーフ!!
     これも7~800円位、さすがオーストライアを実感です。







そしてベトナムといえばなんと言っても生春巻きが有名ですね。
中に入れる具はいろいろあるようですが、今回は海老を注文。
フォーと同じように米の粉で出来た麺に野菜と海老が入ったものを,甘味噌風なタレ
を付けていただきます。
大きな海老でこれだけでもおなかいっぱいになりそうでした。






     これはタイのラクサと言われるもの。
     ココナッツミルクをベースにしたカレー風味で、カレーリーフの独特な香りと味があり、
     辛味とこくがなんとも言えません。
     これも初めて食べたものですが、どれもお世辞抜きにとっても美味しいい!!







     すっかり食の洗礼を受け、日本食を忘れそうですがせっかくここにいるうちはいろんな
     味を楽しんだ方が楽しいので昨日もチャイナタウンの近くのフードコートで麺類のランチを
     たべました。
     今度は食べたかった味もバッチリで満足満足!!

     この具の中身もふんだんのビーフ。
     スープのお味はやっぱりこのビーフからでしょうか?
     さすが牛肉の国、オーストラリアならではのお味です。







     シドニーには日本人もかなり住んでいるためか、日本の食材を扱っている店も多く
     スーパーの中の一角や専門店もあります。
     日本からの輸入食材も並んでいますが、さすがに値段は日本の2倍から物よっては3倍
     と高め。

     日本食材といっても現地で作ったものはやっぱり日本の物とは違い、娘などは時々高い
     値段を承知で日本からの物を買っているようです。