風のたより

つれづれに

               ~~~  憧れのサントリーニ島・・・イア村  ~~~

2016-06-29 | クルーズ その2 (東地中海クルーズ)



朝靄の中、朝8時過ぎ船はついに東地中海に入ってきました。

この日は今回のクルーズの中で一番期待しているサントリーニ島の観光です。
どんな風景が見られるのかとわくわく気分でした。





船のデッキから断崖絶壁の上に白い砂でも撒いたような家々が並ぶ
サントリーニ島が見えてきました。

遠くからでもくねくねと登っていく道が見えています。





サントリーニ島は、東地中海のクレタ島とミコノス島の間にありこんな三日月の形をしています。
その昔、火山活動によって島の真ん中が陥没し三日月のような地形になったといいます。

一説では、海の中に沈んだといわれている幻のアトランティス大陸の一部が、
このサントリーニ島ではないかと言われているとか。

これはもうロマンですね。






大きな船は島に近づけないため沖で停泊し、乗客はここでテンダーボートに乗り替えます。





順番を待って次々に何艘かのテンダーボートに乗り込みます。





テンダーボートは停泊中のオーケストラ号から離れ、サントリーニ島の中間にあるオールドポート
といわれる港を目指します。






テンダーボートに点けられた青と白のギリシャの国旗が海風に翻っています。

青い海と空、そして白い波しぶきのこの光景は、国旗そのものです。





沖合から10分ほど走り、やっとオールドポートに到着しました。

ここからは専用バスに乗り込み、くねくねとした崖沿いの坂道を上り北側のイア村へと向かいます。






崖沿いに走るバスの窓からは、眼下にオールドポートと
東地中海のまぶしいほどの海の青が広がっています。





バスで走ること30分ほど、やっとイア村に到着しました。
イア村はサントリーニ島の北の外れにあるためオールドポートからも結構かかりました。

バスを降りていよいよここからは徒歩での散策です。
細い道は各国からの観光客ですでにこの日もいっぱいでした。





眼下に青い海と白い建物が見えてきました。

うわー、なんて素晴らしい!!!
まさにここは見渡す限りの東地中海です。

”息をのむほどの美しさ”とは,、、、まさにこのことでしょう。
青い海と青い空、そしてこの白い家々の見事なコントラスト、、、
その光景に言葉もありません。






次々に現れる素晴らしい眺めに言葉はもういりません。

青と白の世界をゆっくりと眺めましょう。





















青い屋根を持つ白い建物はギリシャ正教の教会のようです。

ここからの眺めはよく絵葉書になっています。
やっぱり素晴らしい、、、納得です。





振り返って~~~
ここからの眺めもまたいいですね。







断崖の上にたたずむサントリーニ島のイア村の姿が手に取るように分かります。






偶然こんな光景に遭遇!!
こんな素晴らしい絶景の中でのウエディングなんて!!!

一生心に残る思い出でしょうね。
どうぞお幸せに!!!










サントリーニ島のイア村に猫ちゃん発見!!!

お店の猫ちゃんでしょうか?
それにしてはスマートですね。





帰りにもう一度通ったら、今度は観光客の通る日陰のテラスで優雅にお昼寝してました。






写真を撮っていたら,のこのこと歩き出してちょどいい位置で止まってくれました。

まるで”ここでいい?”とでもいうように。
サントリーニ島の猫ちゃん、モデルになってくれてありがとう!!


”あなたは幸せね、こんな素晴らしい場所でお昼寝できるなんて!!”






バスに戻る前に、もういちどイアからの眺めを楽しみました。
いつまで見ていても見飽きることのない風景です。






この後バスは朝着いたオールポート近くにあるフィラへと向かいました。

               ~~~   オリンピア観光  ~~~

2016-06-26 | クルーズ その2 (東地中海クルーズ)



アルベロベッロの観光を終えたあと、午後5時過ぎオーケストラ号は
プーリア海岸を沖に臨みながら航海していきます。





船上から眺める海はどこまでも青く広く~~~





やがて船はぺロポネソス半島にあるカタコロンの港に入ってきました。
ペロポネソス半島は、ギリシャ大陸の南端に広がる半島で、エーゲ海とイオニア海の間に位置しています。

ぺロポネソス半島、、、聞いたことはあってもこんな場所にあることすら知りませんでした。

そんな場所に自分が来ることになろうとは,、、、旅とは不思議なものです。





この日はここで下船し古代オリンピックの発祥の地、オリンピア観光となりました。
オリンピアの遺跡は、全能の神ゼウスと妻のヘラをまつる神殿がたくさん残っているようです。

今日も晴天、光がまぶしいほどで気温もぐんと上がり30度を越えました。





しばらく歩いていくと整然と並ぶ列柱が現れました。
オリンピアの遺跡群です。





いよいよ古代オリンピアの雰囲気が漂ってきました。





あちこちに大理石がごろごろ・・・・・
ここはゼウス神殿跡だったか???

遠くにも輪切りにしたような石がたくさん並んでいますが、古代オリンピアではそのような石を
上に重ねて列柱を作っていたといいます。





大きな木の下に入り現地ガイドさんからの説明を受けます。





オリンピアの遺跡の礎石には貝殻の化石がびっしり・・???





ここは何の跡だったのでしょう??
説明を聞き逃しました。

さらに進んでいくと・・・





どうやらここは、オリンピックの聖火を採火する儀式が行われるドーリア式のヘラ神殿の様です。





ここはヘラ神殿前にあるオリンピックの聖火を採火する場所です。

2020年東京オリンピックの時も、ここで採火された聖火が運ばれてくるのかと思うと
何故か不思議な感動をおぼえます。





採火の模様を解説したパネル写真が石の前に置かれていました。

この様子はテレビのニュースなどで何度か見たことがありました。
ここで行われていたのですね。






ここはどんな場所だったのでしょう。





さらに進み、いよいよオリンピック会場だった場所へと移動します。

この先に丸い石のアーチが見えてきました。





この石のアーチをくぐると、、、、





広い広場が現れました。
ここがスタジアム???
ここが古代オリンピック会場の場所だったようです。

オリンピアは全能の神ゼウスの聖地として繁栄し、その全能の神ゼウスにささげるスポーツの祭典として、
当時の都市国家が競って参加して繰り広げられたのが古代オリンピックだったといわれています。






ここから見える長い石は、、、、???
徒競走などのスタートラインだったとか。

今もこうして残っていることに驚きです。





周りのコノ字型の会場はすり鉢状になっていて、ここが観客席だったようです。
この少し傾斜が付いた緑の芝生が観客席、座り心地はどうだったでしょう??

古代ギリシャでは、競技に参加できたのも、この会場に入れたのも男性のみだったとか。
女性は入れなかったのだそうです。





さらに近づき古代オリンピックの徒競走のスタートラインの敷石を見ました。

何千年も前の競技者が踏んだであろう同じスタートラインに立ち、こともあろうに
ここで私たち親子は、ここから遠くに見える終点を表す敷石まで走ることに~~~

こんなことをしている観光客はあまりいませんでしたが、、、、(笑)
こんな経験は人生で二度とできることではありませんので、、、、良い思い出になりました。





オリンピア観光から戻りバスから降りてカタコロンの港に接岸している
オーケストラ号を対岸から眺めました。

今日も青空に白い船舶が映えて綺麗です。

                 ~~~   とんがり屋根のアルベロベッロ  ~~~

2016-06-23 | クルーズ その2 (東地中海クルーズ)



ベネチアの港を出たオーケストラ号は、夜の間しずかにアドリア海を航行し、翌日の朝を迎えました。

アドリア海に上がる朝日です。





更に船はアドリア海を進み、午前11時過ぎ最初の寄港地であるバーリーの港に着きました。





バーリーの港からは専用バスに乗り込み、きょうの観光地である
南イタリアにあるアルベロベッロへと向かいます。

独特な石積みの石垣が目につきます。
この地方で取れる石灰岩のようです。





バスがアルベロベッロの街に着くと、多くの観光客がもうすでに坂道を上りとんがり屋根の街へと
向かっていました。





私たちグループも他の観光客の方々にまぎれない様坂道を上がり、ここで 
ちょっとアルベロベッロの説明を聞きました。





この一風変わった可愛らしいとんがり屋根のこの家々が、一度見たかったアルベロベッロの町並みです。

とんがり屋根はトゥルッリと言い、ここアルベロベッロは1996年にユネスコの世界遺産に登録されていて
この地方の伝統家屋群が対象になっているということでした。

又このトゥルッリは、開拓農民によって16世紀の半ばからの約100年間に建てられたものだそうです。





坂の両側には、かわいいお店がぎっしりと並んでいます。





屋根の上の不思議な模様も何やら意味があるようで、、、、





坂道を上っていくと、、、、また坂が、、、、けっこうきついです。(笑)





ここが教会ですが、教会の屋根もとんがり屋根です。

ここまでは皆さんと一緒に上がってきましたが、ここで自由解散となり、集合時間までの自由行動となりました。





青い空に白い壁、そして可愛らしいグレーのとんがり屋根が映えてます。





皆さん外観の面白さに見とれパチパチとカメラに収める姿があちこちで、、、、





お店もゆっくりと覗きたいのですが、、、

お店の中はどうなっているのかと一軒のお店に入ってみると、、、、





お店の中はこんな感じで結構広く、天井はやっぱりとんがり屋根でした。





そして偶然にも、このお店のオーナーでもあるおばあちゃんは大の日本好きで、年に一度は日本に行き
飛騨の白川郷に行ってきたばかりとか。

まあ!びっくり。
私たちも先日飛騨の白川郷に行ったばかりです。

おばあちゃんの話では、ここアルベロベッロは、飛騨の白川郷と姉妹都市になっているということでした。

知らなかった!!!





どうやらこのおばあちゃんは、いままでにも日本のテレビに何度も出ている有名人のようで
日本の観光客には特に親切で、”良い所を見せてあげるから,この階段を上がって”といってくれ、、、、

言われたとうり階段を上がっていくと、、、なんと素晴らしい広いバルコニーがあり、そこからとんがり屋根が続く
素敵な風景が広がっていました。





このとんがり屋根は、一つの屋根に一つの部屋があるのだとか。

お部屋とお部屋とのつなぎも、みな石で繋がっていました。
又この屋根は接着剤など何も使うことなく、ただの石積みだけだとか。

よく崩れないものですね。
きっとその積み上げには、特別な技術がいるのでしょう。





どうしてこんな変わった建て方をしたかというと、その昔ナポリ大国に収めるための税金対策だったとか。

部屋に応じての税金の納税に対し、いつでも簡単に家を壊して税金を逃れたのだといいますが
今では世界中からの観光客がやってくる素晴らしい観光地に変身です。





石灰(漆喰)で仕上げた円筒形の家の上に、キノコのような形をした灰色のとんがり屋根
見れば見るほど可愛いですね。





一巡りした後ちょっと買い物をしたりして、そろそろ時間なので下まで坂道を下りてきました。

”最後にはぜひこの階段を上り町全体を眺めてください”というガイドさんのアドバイスどうり
階段を上がり高台に上ってみると、、、、

うわー凄い!!
とんがり屋根のトゥルッリが連なる町並みが見渡せました。





崖下のお宅の軒下にはたくさんの大きな壺が、、、、?

いったい何に使うんでしょうか?





もう一度アルベロベッロの世界にも珍しい街の光景を眺めました。





バスの場所まで戻る途中に猫ちゃん発見!!

アルベロベッロの街に溶け込んでいるような可愛い猫ちゃんでした。

今頃モモスケ君はどうしているかな???

                   ~~~  待望のベネチア出港!!! ~~~

2016-06-20 | クルーズ その2 (東地中海クルーズ)



いよいよここベネチアからの7泊8日の船旅の始まりです。

今回の船は、前回地中海クルーズで乗った船と同じイタリアの地中海クルーズを専門とする
大型客船MSCですが、前回はムジカ号でしたが、今回はオーケストラ号になりました。

船体の大きさもほぼ同じの上、今回の客室もなぜか前回同様10階部分(前回は11階)の中央になりました。
船の中央部分からなら先頭部分にも船尾部分にも行きやすく眺めも十分楽しめます。






乗船が始まり、たくさんの乗客が船内へと入っていきます。

クルーズカードをもらうなどの乗船手続きはすでに港で済んでいるので、前回同様
乗船後にある緊急時避難訓練を済ませ午後5時、いよいよベネチア出港となりました。





近年ベネチアの環境を守るため10万トン以上の客船は接岸が難しいと聞いていましたが、
船はベネチアの西側の港からの出向です。





まだ港から離れていませんが、ベネチア出港の光景を思い描き気分は期待でいっぱいです。





先導するタグボートがスタンバイです。





いよいよ船はいつしか静かに岸壁を離れはじめています。

華々しい警笛やテープなどの出港の様子はなく、出港はいたって静かに始まりました。






出港に気づかずにいる人も多かったようですが、多くの人々が最上階のデッキに集まり、
ベネチア出向の記念すべき光景を楽しんでいました。





船はゆっくりとジュデッカ運河に沿って進んでいきます。






・・・と同時に次々に変わりゆくベネチアの風景に見入ります。





船上からのベネチアをこんな高さから眺めることはめったにないこと、、、、、





変わりゆく風景を心にとどめるように眺めます。





船がグランデ運河を過ぎるあたりから、ベネチアの象徴でもあるサンマルコ寺院とドゥカーレ宮殿
そして大鐘楼や時計塔などベネチアの絶景がが見えてきました。

昨夜遅くまで歩いたバス停までの細道はどこだったのでしょう?
目を凝らしてもよくわかりません???






反対側を見ると・・・

海に突き出ているのは、サンタマリア・デラ・サルーテ教会でしょうか?





運河に沿ったプロムナードが見えていました。

昨日はこの辺りまでは来ていないと思うのですが???





船の高さからだと、普段見ることができないベネチア本島の後ろ側の海まで見渡せます。





運河にかかる橋が目えてきました。

ベネチアの街は、たくさんの運河をたくさんの橋で繋がっているのがよくわかります。





船はこの辺りからゆっくりと向きを変え、やがて運河沿いから外洋へと出ていきます。





先導してくれたタグボートもこの辺りでお別れ。





期待どうりにベネチア出港の光景は素晴らしいものでした。
ちょっと曇り空の日でしたが、数日後の入港もまたこのベネチアです。

船の進みとともにしだいにベネチアの町並みが遠くになり、この後オーケストラ号は
出港後の最初の寄港地イタリアのバーリーに向けて進んでいきました。



                        ~~~  ベネチア運河めぐり・・・3  ~~~

2016-06-17 | クルーズ その2 (東地中海クルーズ)



運河沿いに下りて次々にやってくるゴンドラを眺めます。

ゴンドラの装飾もシックで素敵ですね。
皆さんとっても嬉しそうな表情に、こちらまで楽しくなります。





行き交うゴンドラを眺めている姉弟??





どこからの観光客の方々でしょうか?

同じイタリアからの方もいるかもしれませんね。





またまた大運河沿いに出ました。
もうこうなると足の向くまま歩いている感じです。(笑)

運河沿いには、いつも観光客がいっぱいです。





ヴォポレットと呼ばれる水上バスもやってきました。





運河沿いに置かれたゴンドラ。

一台づつ装飾が違うんですね。
それにしてゴンドラ、なんて綺麗なんでしょう!!!





運河に浮かぶゴンドラは一艘でも、、、、





二艘でもベネチアの雰囲気そのもので絵になりますね。





この辺りにも、たくさんのゴンドラが、、、、





右後方には、大運河にかかる有名なリアルト橋が見えています。

残念ながら今回は修復工事がされていて幕がかかっていましたが、以前来た時は、
この橋を渡り対岸へ行き~~





こんな感じのお店でお茶したことを思い出しました。





細い運河沿いのレストランなら、目の前を通るゴンドラを眺めながらお食事を楽しめます。





ちょっとこの辺で運河を離れウインドーショッピング!!

ベネチアはガラス製品が有名ですが、その色合いもさすがイタリアという感じです。
ウインドーの飾りつけに釘付けになりました。





ベネチアのシンボルとも言えるサンマルコ寺院前のサンマルコ広場にやってきました。





ここはサンマルコ広場から近い場所にある「溜息橋」といわれる橋です。

16世紀に架けられた大理石で出来ている橋で、その昔罪人が投獄される時、この橋からの眺めを見ながら
二度と戻れない身を悔やみ溜息をついたといわれています。





サンマルコ運河前にやってきました。

運河沿いにもこんな絵を売るお店がいっぱいありました。
どれもみなベネチアの風情ある風景が描かれています。

土地柄絵描きさんもいっぱいいらっしゃるのでしょうね。
我が家の二階の階段横には、娘が数十年前に買ったというサンマルコ寺院を描いた絵がかかっています。





いつしか日も傾き灯がともり始めました。





サンマルコ運河前のお店の椅子に腰かけ、やっとここでお茶することに、、、、

実は数時間前に食べた美味しいジェラードがお腹にきてトイレを探していたのですが、
公衆トイレは時間になるとしまってしまい、さんざん探してここのレストランで、、、(笑)

ヨーロッパのトイレは有料なだけではなく、ここベネチアでは本当にトイレが少ないのに困りました。

海外から来た観光客がきっと日本の「道の駅」などの完備された綺麗なトイレを見たら(温水便座付き)
きっとびっくりすることでしょうね。
綺麗な上に、どこへ行っても無料ですから。(笑)





暮れゆく運河沿いの風景をゆっくり眺め、忙しく歩き回った半日を振り返っていると、、、、





そろそろホテルに戻る時間も近づき、ゆっくり戻りながらバス停まで行くことに、、、





ドゥカーレ宮殿にも明かりがつき始めました。





サンマルコ広場前のレストランでは、生演奏が流れいよいよムード満点!!





かのナポレオンが”世界で一番美しい広場”と言ったというサンマルコ広場のコの字型の回廊にも
明かりがともりその美しいこと!!!!

、、、、とベネチアの夜に酔いしれていたのはここまでで、実はこの場所からバス停のある場所まで
出るのにちょっとしたスリルを味わいました。

最後まで買い物していて周りはいつしか真っ暗になり、お店も次々に締まり、道へ出てもどちらの方向に
バス停があるのかわからず、道を歩いていた青年に娘が尋ねると、ちょうど同じ方向に帰るというので
ご一緒することに、、、

この青年、バングラデシュから出稼ぎに来ているといい細い路地裏をさっさと歩き”こっちこっち”
と手招きします。
細い路地裏はすっかり明かりがなく、いつしかほとんど歩いている人もいなくなりました。

そんな中、青年はどんどん歩き、もう20分近く歩いているのにまだ運河沿いに出る気配がなく
路地はますます狭くなり、だんだん不安になりながら、ただひたすら歩くことさらに10分。

やっと運河沿いに出た時には" よかった!!”と娘と顔を見合わせました。
一瞬でもこの青年に変な場所へ連れていかれるのではと疑ったことを恥じました。

バングラデシュの青年は、”バス停はあそこだよ”と言って近くの店に入っていきました。
同じ方向に帰るって言っていたことは本当でしたし、きっと近道を歩いてくれたのでしょう。
この青年のおかげで、この日の最終のバスに間に合いました。

それにしても今日ほどたくさんの運河沿いを自由に歩いたことは、今までのベネチアの旅の中でも一番でした。

明日はいよいよ乗船、そして念願のベネチア出港です。