風のたより

つれづれに

                 ~~~ 台湾の旅④  宮原眼科と台中逢甲夜市 ~~~

2017-05-04 | 台湾の旅



台南市内にある赤嵌楼を見た後は、さらにバスは台南から台中へと移動しました。

台中でまず立ち寄ったのが宮原眼科。
中に入ってその建物の重厚さにまずびっくりです。

ここが宮原眼科??
と不思議に思いますが、、、、、





ここは日本の統治時代に宮原眼科として開業していた赤煉瓦二階建ての建物です。

戦後医師が日本に帰国した為、一時この建物は台湾政府により「台中市衛生院」として再利用されました。





しかしその後リノベーションを行い、なぜか今は重厚な造りの店内は、有名なスイーツ店になっています。

店内にはチーズケーキやパイナップルケーキ、中華菓子や茶葉などが置かれていました。





ただ店の外に向けられた看板だけは、往時を忍ぶように今でも宮原眼科のままというのが面白いですね。





なんとも不思議な店内です。

奥の本棚に並んでいるのは、、、、医学辞典??





たくさん並ん机の引き出しが、今でも医院だったことを忍ばせます。





このお店はまた自家製アイスクリームも有名で、マンゴーやライチといった南国フルーツを
いっぱい盛り込んだアイスクリームが大人気で大勢の観光客が並んでいました。

我々母娘も食べたかったのですが、、、、時間がなくて断念しました。





この日の夕食は、皆さんと卓を囲んでの客家料理でした。





その後、夜は台中逢甲夜市散策となりました。

夜市といっても香港や中国で見た夜市とはちょっと雰囲気が違い、出店もあまりなしでしたが、、、





ここは台湾、足つぼマッサージなどのお店が至る所にあり、私たち母娘も首と肩のマッサージ
を受けることに、、、、

その料金が安いこともビックリでしたが、(10分400円)ツボを心得たマッサージ師さんの
見事なマッサージぶりに、10分間でも首も肩もすっかり軽くなり、旅の疲れも吹き飛びました。(笑)

                 ~~~  台湾の旅③ 台湾新幹線で台南の高雄へ  ~~~

2017-05-01 | 台湾の旅



さわやかな5月に入り、ゴールデンウイーク突入です。
雑用に追われ遅れ遅れになっていますが、台湾の旅の続きです。

旅の二日目は、台北から台湾の新幹線で1時間半、台湾の南の高雄へ。





ホームに台湾の新幹線が入ってきました。

なかなかスマートな車体です。
いよいよこの新幹線に乗って、台湾の南の高雄へ。





この新幹線には、日本の技術協力が大きかったようで,列車内の雰囲気もやや日本の新幹線に似ています。
開業2007年1月5日、台湾の国を挙げての大きな事業だったようです。





高雄に着いてまず向かったのは、蓮池潭湖畔です。
ここにはカラフルは7層の「龍虎塔」がそびえています。

この「龍虎塔」、龍の口から入り、虎の口から出てくると、災いがなくなり、福が来るのだとか。
どうやら風水的にも有名なパワースポットのようです。





我々母娘も勿論教えどうりに龍の口から入り、、、






、、、虎の口から出ましたよ。

これでどんな福がやってくるでしょう、ちょっと楽しみです。





次にバスで向かったのは、高雄市内が見渡せる海抜約365mの寿山の中腹にある寿山公園。
この日は30度を超す暑さの日で、熱帯地方のブーゲンビリアの花が綺麗に咲いていました。

台湾は九州ほどの島国で、北に位置するのが台北で、南に位置するのが高雄です。
台北は亜熱帯に属し、高雄は熱帯に属するのだそうです。





眼下に見える高雄港は、台湾最大であるだけでなくアジアでも有数の良港とか。





なぜか公園の高台には、LOVEの文字が、、、、
ひょっとしてここは、若者のデートスポットかもしれませんね。

遠くに聳える高いビルは、高雄85ビル(85スカイタワー)
378mあり、台北市の台北101が完成するまで台湾で最も高かったビルだそうです。





次にバスは、高雄から台南市へ。
17世紀かつてオランダ人が台湾支配のために築いた城だという赤嵌楼へ。

赤煉瓦造りの建物は、ホワイトハウスならぬレッドハウスといった感じです。





ここでは台湾はいろんな国の統治のもとに現在の姿になったことが分かりました。

この日バスはさらに台南から台中へと移動しました。
行きは新幹線で行った道をバスで南から北へと戻っています。



             ~~ 台湾の旅② 「千と千尋の神隠し」・・・湯婆婆の湯屋へ  ~~

2017-04-28 | 台湾の旅



十分でランタン上げをしてから、バスは九份に移動してきました。
今回の台湾の旅の大きな見どころである九份の街の散策です。

ここ九份は、2001年公開の映画「千と千尋の神隠し」に登場した湯屋を彷彿させる建物がある
として急に脚光を浴び始め、今や台湾で行きたい観光地ナンバーワンとなりました。





バスをお土産屋さんや食堂が並ぶ基山街の手前で降車し、そこからは徒歩での散策になります。

階段を上りかけると、細い路地の階段に沿って古い館が並び、提灯が灯るノスタルジックな風景
が出てきました。





細い石の階段を多くの観光客がひしめくように上がっていきます。

階段の両脇にびっしりと並ぶ店からは、強烈な臭いを放つ臭豆腐や、
腸詰めなどのローカルフードなどが並んでいました。





更に階段を上っていくと、やっと湯婆婆の湯屋のモデルといわれる茶芸館が出てきました。

茶藝館の名前は「阿妹茶酒館」。
この建物の下は多くの観光客がスマホやカメラでの撮影で賑わっていました。





私たちのツアーは、ちょうどこの「阿妹茶酒館」の真ん前のレストランでの夕食が用意されていました。

このレストランの建物も三階で、まず階段を上って二階へ。





さらに上って三階へ。

ここからは「阿妹茶酒館」の全体が見えています。

こんな建物だったんですね。
確かに「千と千尋の神隠し」に登場する湯婆婆の湯屋そのものです。





このレストランでは皆さんと台湾の郷土料理を頂きました。

眼下には基山街と、その向こうには東シナ海の海が見渡せました。





お食事後階段を下りて「阿妹茶酒館」の前へ。

お食事をとっているうちにあたりも少々暗くなり、赤い提灯が一団と綺麗になってきました。





さらのこの「阿妹茶酒館」の先にも石の階段はつづき、上がってみることに、、、、





途中の階段では、こんな見覚えのあるお人形が並んでいました。

ここではいたるところに「千と千尋の神隠し」の関連グッズが置かれています。





まだまだ階段は上へと伸びていましたが、とても最後までは行けず途中で引き返し、、、





周りが暗くなり、一段と赤い提灯の綺麗な湯婆婆の湯屋の前まで戻ってきました。





そして更に灯とともに観光客の数もぐっと増えてきています。
今やここが台湾旅行のメインなんですね。

かつて九份は金の採掘が盛んに行われた場所で、一時は、ゴールドラッシュの賑わいだったようですが
1900年代半ばには徐々に採掘量が減り、1971年についに閉山。
九份はかつての静かな地方の村へと戻りました。

そしてその後1989年、映画「非情城市」の舞台になったことをきっかけに再び注目を集め
更に2001年公開の映画「千と千尋の神隠し」で一躍有名になりました。





九份は雨の多いエリアでも有名で、必ず傘持参が合言葉のようですが、この日は幸いにも好天で
提灯の灯る時間帯にこの茶藝館の光景を目にすることができたのはラッキーでした。

眼下には灯の灯り始めた夕景の基隆湾と、遠くに東シナ海が静かに横たわっていました。



                 ~~~  台湾の旅① ランタンフェスティバル  ~~~

2017-04-26 | 台湾の旅



オーストラリアから帰国中の娘と、三泊四日の台湾のツアーに参加してきました。
台湾までは飛行機で三時間少々、気軽に出かけられる海外です。
以前に一度行っていますが、娘にとっては初めての台湾です。

台北の桃園国際空港からはバスで台北市内に入ります。





バスの車窓からは、日本が台湾統治時代の総督府の建物が見えました。

今でも残るレンガ造りの立派な建物です。





台北観光の初めは、この国立中世記念堂からです。

中正紀念堂は、中華民国の初代総統である蒋介石を顕彰し1980年に竣工した建物です。





中には蒋介石の執務室を再現した展示や、、、





その当時に使っていた立派なキャデラック車の展示などがありました。





この中正記念堂の立っている場所は、かつて日本の統治時代の歩兵第一連隊の軍用跡地でもあったとか。

広い敷地内は、今では観光客のほかにも一般市民の憩いの場となっているようです。





その後バスは、ランタンフェスティバルで有名な十分に向かいました。

着いたところのランタン上げの場所にまずびっくり!!
なんと線路沿いにびっしりと人、人、人、、、

”え?こんなところで上げるの??電車が来たらどうするの?”と心配でしたが
私たちがランタン上げをやっている間は、幸いにも電車は来ませんでした。(よかった!)





ランタン上げは台湾の旧暦の正月15日(元宵節)あたりに行われる催しのようですが
今やいつでも観光客のため行われているイベントのようです。

大きなランタンの四方に、皆思い思いに願い事を筆で書き込んでいきます。





書かれている文字もいろいろで、中国語、韓国語、英語、、、そして日本語などなど。





私たち母娘も同じツアーのご夫妻と組んでランタン上げをしました。

ランタンを持ち上げると、係のお兄さんがランタンの中に火をつけてくれます。
そして合図と一緒に手を放すと、暖められたランタンがふわっと上がっていきます。





いくつものランタンが次々に上げられ空高く上がっていきました。
夜だとランタンの赤い光が並びもっと幻想的になったことでしょう。

ツアー中では時間が選べませんが、次に行った九扮では期待どおりの光景に出会えました。