風のたより

つれづれに

                ~~~  樹齢1500年を誇る根尾の「淡墨桜」  ~~~

2016-04-11 | 根尾、岩村城、坂折棚田ドライブの旅



一度は桜の時期に行きたいと思いつつ、なかなかチャンスがなく延び延びになっていた
「淡墨桜」を、今回念願叶いやっと満開の「淡墨桜」を見ることができました。

最近買ったカーナビを使い、何処かへ行きたいと娘と話し合っているうち話がまとまり、急に思い立って
出かけたのですが、幸いなことにこの日ほぼ満開で、思いがけず「淡墨桜」の素晴らしい姿を堪能できました。

「淡墨桜」の咲く淡墨公園は、この根尾川の赤い橋を渡って~~~





駐車場から少々坂道を上ること数分。
広い淡墨公園の奥に「淡墨桜」が見えてきました!!

”うわー満開!!”





思わず近寄って~~~

桜の周りにはすでに大勢の観光客の姿が、、、、





これが見たかった満開の「淡墨桜」です。
噂にたがわず素晴らしい佇まいです。

根尾の「淡墨桜」は樹齢1500余年のエドヒガンサクラ。
樹高16.3m、幹囲目通り9.91m、枝張りは東西26.90m、南北20.20mもあり
継体天皇お手植えという伝承があるそうです。





長年の間に幹内部にできた空洞も広がるなど幹の老化が著しくなり、昭和23年思い切った大手術が行われ
その後見事に甦ったのでした。

たくさんの支え木がそのことを物語っています。





見事に甦った「淡墨桜」は、満開の為か花びらの色は白!!

この「淡墨桜」つぼみの時は薄いピンク、満開の時は白、そして散り際には淡い墨を引いたような色
になるところから「淡墨桜」の名がついたといわれています。





それにしてもこの見事な幹、どっしりと大地に根を下ろし1500年余の風雪に耐えた幹です。
貫禄がありますね。
1922年、大正11年に国の天然記念物に指定されています。

いつまで眺めていても見飽きることがありませんでした。





思う存分「淡墨桜」を眺めた後は、淡墨公園内をちょっと散策~~~

公園内には三々五々ゆっくりと桜を眺める人々の姿が、、、、





園内に設けられた池を渡り、北側の高台まで登ってみることに、、、





高台から眺める淡墨公園。

北側には頂に雪が残った能郷白山の姿がありました。





広い園内には右側の「淡墨桜」とその後ろの「淡墨桜」二世の他にも、作家の宇野千代さんや水上勉さんが
植えられたという記念樹も数本ありました。





最初は花曇りだった天気も午後には青空も望めすっきりと、、、、

右側には淡墨観音を祭ったお堂がありました。





帰り際もう一度「淡墨桜」を振り返り、満開の時期に巡り合えた幸せに感謝でした。



                    ~~~  二条城、京都御所、そして嵐山  ~~~

2016-04-09 | 京都散策



京都二日目は、二条城の見学から始まりました。

二条城の見学は、遠い昔高校の修学旅行で来て以来のことです。
ただその当時の記憶は全くなく、内部の見学も今回初めてという感じでした。

絢爛豪華な立派な唐門。

二条城は徳川家康が慶長8年(1603年)に京の宿館として建設した平城で、この唐門も家康の趣味をふんだんに
盛り込んだものなのかもしれません。





二条城見学はまづ二の丸御殿からですが、残念なことに内部の撮影はすべて禁止でした。
きっちりと障子が閉められているのが、今見てきた二条城、左から大広間、式台の間、遠侍の間です。

二条城内部には車寄側からはじまり,遠侍・式台・大広間・蘇鉄の間・黒書院・白書院などが連なっています。

特に大広間では慶応3年(1867年)10月,15代将軍慶喜が諸藩の重臣を集め,大政奉還を発表した歴史的な部屋です。

ただ内部の各部屋の障壁画は狩野探幽を主とする「狩野派」による障壁画が描かれてるのですが
なんと残念なことに現在目にできるのはすべて複製画と分かりちょっとがっかりしました。

本物は傷まないように展示・収蔵館へ移されていて見るには別料金が必要なのだとか。
複製画でさえ撮影禁止とは、、、、???





少々残念な思いで内部の見学を終え、広いお庭の方に出てきました。





二の丸庭園は小堀遠州によって造営された桃山時代を代表する池泉回遊式庭園で、その後家光などによって
改修されています。

ここ二条城にもたくさんの外国からの観光客が多く、聞こえてくる言語も中国語、英語、フランス語、、、
イスラエルからというグループもみえました。

この後落雷で焼失してしまったという、かつてあった天守閣跡の天守台へ上り上からの二条城を眺めました。





二条城には江戸時代につくられた二の丸庭園,明治時代の本丸庭園,昭和時代の清流園の3つの庭園があり
その一つである清流園を散策後、二条城を後にしました。





次に向かったのは京都御所です。

ここにもたしか来ているはずですが、、、、、ただただ広い!!!

近くにいた警備の方のお話では、中の見学は予約が必要で当日の見学はできないとのこと。





広い園内は今や京都府民をはじめ多くの観光客の為の市民公園になっているようです。





園内をぶらぶら~~~

桜の下でお花見をする外国からの観光客の姿がありました。

日本の桜の下でのランチいかがだったでしょうか???





その後バスで移動し嵐山へ。

京都観光の代名詞でもある嵐山、松越しに渡月橋が見渡せます。





渡月橋界隈は、ほとんど海外からの観光客で埋め尽くされた感じです。





桜にはちょっと早かったのが残念でしたが、着物姿で渡月橋界隈を闊歩する若い女性の姿、、、いいですね!!





さすがここは京都、前を行くのは本物の舞妓さん、それとも舞妓の着付けをした観光客の女性達でしょうか。

いづれにしても京都の風情を楽しんだ二日間でした。



                ~~~  清水寺のライトアップ!!  ~~~

2016-04-07 | 京都散策



京都の旅の続きです。

平安神宮を見学後、市バスで丸山公園まで来て散策したあと、清水寺界隈までやってきました。





二年坂から三年坂界隈をぶらぶら。
桜にはちょっと早くてもこの日も観光客はどこへ行ってもいっぱいです。

ここでも綺麗な着物姿の女性もいっぱいでしたが、着物姿のカップルも多く目にしました。
二人そろって着物姿で京の街を散策する姿は、さすが京都です。





両側にある土産物店を覗きながら階段を上がっていくと正面は清水寺です。

この日は清水寺のライトアップがある日。
青い光が音羽山を斜めに走り仁王門と三重塔が浮き上がって見え普段は見られない光景が、、、、





階段を上り振り返って暮れゆく京の街を眺め、さらに上がって清水寺の本堂へ、、、





本堂を抜けて清水の舞台が眺められる場所へ、、、

やはりここからの眺めは最高!!
ライトアップされた清水の舞台がくっきりと浮き上がり、普段とは違う雰囲気です。





桜の花もライトアップされて~~~





清水の舞台の東側に広がる森もライトアップされて、白く浮き上がる木々!!






普段では見られないもう一つの清水の舞台の幻想的な風景に足が止まりました。





舞台の上からの光景をもう一度眺め、音羽の滝で清めの水を頂き階段を下がって~~~





下から見上げる清水の舞台。

また違った表情です。





暗闇をバックに浮き上がる桜と、朱の三重塔と、青い光の共演は、見ごたえ十分でした。



               ~~~  伝統の犬山祭り (ユネスコ無形文化遺産候補)~~~

2016-04-04 | 犬山散策



京都の旅のアップの途中ですが、4月2日、3日と行われた隣町の犬山祭りに出かけましたので、、、、

今年で三百八十二回目になる針綱神社の例祭は、今年も盛大に行われました。

木曽川を挟み隣町の犬山市に伝わる伝統の犬山祭りは、現在「重要無形民俗文化財」に指定されていますが
現在ユネスコの「無形文化遺産」の候補にもなっているとか。

毎年見る見慣れたお祭りですが、改めて伝統の重みが感じられるお祭りです。





針綱神社前に並んだ三層の絢爛豪華な六基の山車。

十三基が揃う姿は壮観そのものです。





それぞれの山車のからくりが奉納されます。





犬山駅前に並んだ七基の山車。
夕方6時からこの並んだ提灯にろうそくの灯が入れられます。

周りの観衆は、それぞれの山車に365個の提灯に灯が入るのを今や遅しと待っています。





夕方6時過ぎからやっと灯が灯り始めました。

どこからともなく”綺麗!!”の声が上がりました。





次々に点けられる提灯の明かり、、、次第に街の雰囲気も華やいで、、、





すっかり灯が入った山車。提灯の明かりが並びます。





駅の階段の上から眺めていましたが、、今度は下に降りて、、、、、





下から見上げる山車もまた綺麗です。





七基全部に灯が入れられるといよいよ山車が動き出し、駅前の広場で”どんでん”といわれる向きを
替える作業が行われるのですが、これが一仕事。

山車を担ぐ若者数十人が掛け声をかけての大騒ぎ!!!

周りにいる観客も係り員の"危ないから下がって下がって!!”の声に誘導されて~~~





祭りはこの辺りが最高潮!!!

山車の動きに合わせて観客もぞろぞろと街を練り歩きます。





本町通りには針綱神社からの山車がこちらに練り歩いてきます。
ぽっかりと浮かび上がった国宝犬山城をバックに祭りはゆっくりと終わりを迎えました。

娘は今回急用で羽田からとんぼ返りしたオーストラリア人のハズバンドにWifiを使い早速お祭りの様子を送信していました。
この伝統のお祭りと日本の桜をを見せられなかったことは本当に残念でしたが、リアルタイムでお祭りの
雰囲気を伝えられる便利な時代にいることも実感です。

今や世界は近く便利でありがたい時代です。

                      ~~~~~   平安神宮の「神苑」  ~~~~~

2016-04-03 | 京都散策



伏見稲荷大社に続き海外からの観光客に外せない京都の観光地は、やはりこの平安神宮のようです。

ここでも大きな朱塗りの應天門 をくぐると、これまた大きな大極殿が目の前に現れます。
今回はこの 大極殿の左側より入り神苑の拝観をしてきました。

平安神宮には今までに何度も来ていますが、神苑の拝観は初めてでした。





神苑内は明治時代に造営された広大な池泉回遊式庭園で、中は社殿を取り囲むように東・中・西・南の
四つの庭からなっています。





散策をはじめるとすぐに立派な池泉回遊式庭園が現れてきます。

明治の有名な造園家7代目小川治兵衛らの手になるもので、明治二十八年(1895年)、平安遷都1100年を記念して
行われた京都博覧会のメインパビリオンとして建設されたものとか。





池の中ほどにある飛び石の「臥龍橋」





こんな橋は珍しいのでしょう、多くの外人観光客が列をなしてこの飛び石を渡っていました。

もちろん私たち母娘も渡りましたが、バランスを崩したら大変!!
ちょっとスリルがありました。





しばらく歩くと池の向こうに見えてきたのは、、、、、「泰平閣」といわれる橋殿のようです。

池に映る「泰平閣」の眺めもなかなか風情があり、京都らしい佇まいを感じます。





支え木の添えられた赤松。
枝ぶりが見事でした。





ここまでくるとやっと「泰平閣」の姿がはっきりと見えてきました。

まさに池にかかる橋殿です。





屋根のある橋の真ん中で休憩方々記念写真を撮る観光客も多く、中国からのカップルもしきりにスマホで撮影。

古今東西を問わづ若者はみなスマホでの撮影が多く、また自撮り棒での撮影も多かったです。
そういう我々母娘もしっかり自撮り棒でスナップ写真を撮りました。
もちろん撮影は娘任せでしたが、、、、





橋を渡ってあちら側へ~~~~

枝垂れ桜が咲いているようです。





この日(3月末)は京都の桜はまだ3分咲きぐらいだったのですが、枝垂れは見事に咲いていました。
やっと桜に巡り合えた感じです。





初めて拝観した平安神宮の神苑、京都らしい風情あるお庭の佇まいを満喫しました。