風のたより

つれづれに

ミュンヘン滞在記  ムッソリーニからの暖炉

2019-07-03 | ミュンヘン滞在記 その2



崖際に面した広い回廊を抜けて、、、

この回廊に置いてあった籐の椅子にゆったりと座ったヒットラーの写真が
壁に掛かっていました。





回廊を抜けて大広間に入りました。

ここはかつて大会議室だったようですが、現在は
レストランとして使われています。 





当時この大会議室で、どんな事が話し合われていたのでしょうか??

暗いイメージとは裏腹に、大きな窓の外には雄大なアルプスの山々の
風景が広がっています。





ここはヒットラーが良く座っていた場所とか。

でも実際にヒットラーがこの別荘を利用したのは
十回ほどだったということです。

その理由は、彼が高所恐怖症だったからとも,室内の
内装が気に入らなかったとも言われています。





ここもキッチンに近いレストラン会場。

その向かい側に、かつての愛人エバブラウンの部屋も
あったようですが、見落としました。





大広間の真ん中には、大きな石造りの暖炉がありました。

これはヒットラー50才の誕生日を祝い、イタリアのムッソリーニが
送った物と言われています。





イタリアの色大理石を使ったどっしりとした造りの暖炉でした。

歴史上の人物達がここを闊歩し、山荘から眺めた風景を今こうして
現在に生きる私達が、同じ風景を見ていることに不思議な感動を覚えました。

ミュンヘン滞在記  ヒットラーの山荘ケールシュタインハウス 

2019-07-01 | ミュンヘン滞在記 その2



日曜日には、娘家族とミュンヘンから車で東へ約2時間の
ベルヒテスガーデンという町にあるヒットラーの山荘として有名な
ケールシュタインハウスを見に行って来ました。

車はのどかな田園風景を見ながらアルペン街道を東へ、、、

オーバーザルツブルク.ヒンターエックの駐車場に車を止め
ここからはケールシュタインハウスの下まで行く特別バスに
乗り換えます。





バスは山道をどんどん登り、険しい岩山を爆破して作ったという
ヘアピンカーブの続く山道を20分ほど登って行きます。

やっとケールシュタインハウスの真下まで来ました。





ここでバスを降り、ここからはこのトンネルを通り先へ進みます。

ヒットラーはここをベンツで通ったとか。





トンネルを抜けた先にはヒットラーの為に造られたという
黄金のエレベーターで一気に124メールを上がります。

黄金のエレベーターと言われていますが、実際は真鍮だとも
言われていますが、実際はどうなんでしょう。

エレベーターを下りるとケールシュタインハウスの内部に出て、更に進むと
ベランダに出て一気に視界が開け、ドイツやオーストリアの山々がつらなる
雄大な風景が眼下に広がります。





息を飲むほどの絶景で、さすがドイツが誇る景勝地です。

別荘はかなり急峻な場所に立っています。

山頂に立つこの別荘は別名イーグルネスト、鷲の巢と言われています。





山頂からの眺めは360度の絶景で、ヴァッツマンと言われる威風堂々とした
風格の岩山が連なっています。

良く見る山と山の間には、ドイツで一番高い透明度を誇るケーニヒス湖が
上の方に見えています。

山荘の立つここは、ドイツ南東部とオーストリアとの国境近くにあるようです。





山荘のある場所から更に岩場の道を上ります。

断崖の上に立っている山荘が遠くに見えています。





山の上にはエーデルワイスの花の着いた十字架が立っています。

青い空と雪の残る山をバックにエーデルワイスの花が一段と可憐です。





更に足場の悪い岩場を登り絶景ポイントへ。

この日の気温は36度もあり、標高1881メートルの山頂まで登ると汗が、、、、

日差しもきつく、子供連れだとけっこう大変でした。





山頂から戻り雪を頂いた山並みを眺められる絶景レストランで
ドイツ伝統料理を頂きました。

この時飲んだドイツビールの美味しかったこと!!

この日は気持ちのよい快晴で、素晴らしい眺めに感激でした。

休憩後は、この別荘の内部の見学をすることに。