兵庫性教協(“人間と性”教育研究協議会)の総会にも参加してきました。もちろん講演会の宣伝もさせていただきました(貴重なお時間をありがとうございました)。雨の日で15名ほどの参加者でしたが、こちらもそれはもう目からうろこのお話ばかりで有意義な会でした。活動を始めてからというもの、どこに行っても「目からうろこ」の世界ばかりが私を待っています。知らなければいけないこと、たくさんありますね。
まず8月に行われた思春期学会に参加した方からの報告(例年とは違った閉鎖的な雰囲気の中での開催で、山谷えり子議員がゲストスピーカーとして話されたそうです。その内容がまた???)。そしてOC(Oral Contraceptives 低用量経口避妊ピル)についての学習会に移りました。
山谷さんが性教育大反対議員だということは知っていましたが、補佐官としてのご自身のテーマはサッチャーにならった教育改革だそうで、具体的には子供の育て方(外注育児という表現にまず驚きました)の見直し、歴史教育の重要性を強調、性行動を容認しない(性行動をとったら退学?)、安易で具体的な避妊を教えるべきではない、男女共同参画の改定については性差を重んじる、性教育の暴走を止めるために32,000校の性教育教材の実態調査をする、などなど、こんな人が男女共同参画を担当していいの?と思わずにはいられませんでした。またデータの分析についてこんなお話もありました。データを見ると更衣室が男女共同になっている学校が多いことがわかりこれは問題だということになった、でもそれはあくまでも場所がないから交代に使っているだけで一緒に使うはずもないのですが、データだけで判断すると「男女同一更衣室、とんでもない!」ということになります・・。またこんなお話も。親と性を語っている家庭の子供は初交年齢が低いというデータから、安易に家庭で性を語るなという結論が出てくるらしいのですが、問題は語られている内容であって語ること自体が原因なのでしょうか? という指摘に大いにうなずいた私でした。これからどうなる、男女共同参画、そして性教育・・。
続いてOC、そして緊急避妊ピルについての学習。こちらも私の知らないことばかり。現代の若者の性事情にDVも絡んで、若い人たち(だけでなく女性のQOL=生活の質向上のためにもみんな)が是非知っておくべき大切な内容でした。いただいた資料の中にはこう書かれていました。「近年、性交年齢の低年齢化や10代の人工妊娠中絶の増加、または性感染症の羅漢率の増加など、若年層に対する性教育の必然性は高まっている状況にある。しかし現実には、望まない妊娠を防ぐ手段である避妊に対する意識、および避妊の知識のレベルは低く、性教育において避妊の必要性ならびにその方法・手段をしっかり教えることが必要であると考えられる」と。中学生の妊娠増加、性の垣根が低くなっていること、例えば「交際=性交」という認識、また恋人とは別人(セフレ=sex friend)との性交、などあきらかに私の時代とは感覚が違います。LGBTの問題を知って以来、私は人間を知るという面から正しい性教育が必要だと思ってきましたが、この会に参加してその思いはさらに強まりました。
こちらにご出席の先生方はLGBTについても正しい認識をもっておられ、講演会も応援して下さるということでした。このような先生がいる学校の当事者の子供たちはどれほど救われるだろうと思います。でも現場では性教協の先生方の指摘を茶化す先生も多いそうで、今後どうやってメンバーを増やそうかと頭を悩ませておられました。
男性中心の異性愛社会の中で差別を感じてきたのはLGBTだけではなく女性もそうです。今も尚存在する女性蔑視、それを甘んじて受けている女性もまだまだ多い。男性もまた「男らしさ」という束縛の中で生きにくい思いをしている人は多いはず。でもそこから外れることは男の下位に位置する女に近づくことになる。したがって無理をしてでも「男らしく」あろうと努力する。そこには明らかに女性蔑視という考えが存在しているという指摘もあります。男、女という枠を超えてみんなが自分らしく生きられる世の中を作る、そのためには子どもの時から正しく性を知ることが不可欠ですね。いい勉強ができた一日でした。
☆今日もまたメッセージ募集中です!!
まず8月に行われた思春期学会に参加した方からの報告(例年とは違った閉鎖的な雰囲気の中での開催で、山谷えり子議員がゲストスピーカーとして話されたそうです。その内容がまた???)。そしてOC(Oral Contraceptives 低用量経口避妊ピル)についての学習会に移りました。
山谷さんが性教育大反対議員だということは知っていましたが、補佐官としてのご自身のテーマはサッチャーにならった教育改革だそうで、具体的には子供の育て方(外注育児という表現にまず驚きました)の見直し、歴史教育の重要性を強調、性行動を容認しない(性行動をとったら退学?)、安易で具体的な避妊を教えるべきではない、男女共同参画の改定については性差を重んじる、性教育の暴走を止めるために32,000校の性教育教材の実態調査をする、などなど、こんな人が男女共同参画を担当していいの?と思わずにはいられませんでした。またデータの分析についてこんなお話もありました。データを見ると更衣室が男女共同になっている学校が多いことがわかりこれは問題だということになった、でもそれはあくまでも場所がないから交代に使っているだけで一緒に使うはずもないのですが、データだけで判断すると「男女同一更衣室、とんでもない!」ということになります・・。またこんなお話も。親と性を語っている家庭の子供は初交年齢が低いというデータから、安易に家庭で性を語るなという結論が出てくるらしいのですが、問題は語られている内容であって語ること自体が原因なのでしょうか? という指摘に大いにうなずいた私でした。これからどうなる、男女共同参画、そして性教育・・。
続いてOC、そして緊急避妊ピルについての学習。こちらも私の知らないことばかり。現代の若者の性事情にDVも絡んで、若い人たち(だけでなく女性のQOL=生活の質向上のためにもみんな)が是非知っておくべき大切な内容でした。いただいた資料の中にはこう書かれていました。「近年、性交年齢の低年齢化や10代の人工妊娠中絶の増加、または性感染症の羅漢率の増加など、若年層に対する性教育の必然性は高まっている状況にある。しかし現実には、望まない妊娠を防ぐ手段である避妊に対する意識、および避妊の知識のレベルは低く、性教育において避妊の必要性ならびにその方法・手段をしっかり教えることが必要であると考えられる」と。中学生の妊娠増加、性の垣根が低くなっていること、例えば「交際=性交」という認識、また恋人とは別人(セフレ=sex friend)との性交、などあきらかに私の時代とは感覚が違います。LGBTの問題を知って以来、私は人間を知るという面から正しい性教育が必要だと思ってきましたが、この会に参加してその思いはさらに強まりました。
こちらにご出席の先生方はLGBTについても正しい認識をもっておられ、講演会も応援して下さるということでした。このような先生がいる学校の当事者の子供たちはどれほど救われるだろうと思います。でも現場では性教協の先生方の指摘を茶化す先生も多いそうで、今後どうやってメンバーを増やそうかと頭を悩ませておられました。
男性中心の異性愛社会の中で差別を感じてきたのはLGBTだけではなく女性もそうです。今も尚存在する女性蔑視、それを甘んじて受けている女性もまだまだ多い。男性もまた「男らしさ」という束縛の中で生きにくい思いをしている人は多いはず。でもそこから外れることは男の下位に位置する女に近づくことになる。したがって無理をしてでも「男らしく」あろうと努力する。そこには明らかに女性蔑視という考えが存在しているという指摘もあります。男、女という枠を超えてみんなが自分らしく生きられる世の中を作る、そのためには子どもの時から正しく性を知ることが不可欠ですね。いい勉強ができた一日でした。
☆今日もまたメッセージ募集中です!!