今日は10月28日の講演会のアンケート結果の中から、まず数字を中心にいくつかご報告いたします。
★まず当日のプログラムは以下の内容でした。
①「つなぐ会」代表あいさつ 尾辻さんのお母様が当事者の親としての心情の変化等を織り交ぜながら、会の発足の経緯とその必要性を訴えてくださいました。
②作文朗読 メッセージを寄せてくださった静岡県の高校生が自ら朗読し、当事者の気持ちを話してくださいました。(遠くから本当にありがとう!!)
③講演Ⅰ カミングアウトコンサルタントのかじよしみさんから「性の多様性を認め合う社会の新しい常識」という題で、LGBTの基礎知識を主に紹介していただきました。
休憩
④講演Ⅱ 大阪府議の尾辻かな子さんから「虹色の社会へ」という題で、基礎知識をおさらいしつつ、ライフヒストリーとこれからの社会にできることをお話いただきました。
⑤質疑応答 3人の方の質問にお二人からお答えいただきました。
★90名の参加者の中からアンケートにお答えいただいたのは78名です。
1、内容について
・とてもよかった 40
・よかった 31
・普通 2
・あまりよくなかった、よくなかった ともに0
2、これまでLGBTに関する知識はありましたか?
・正しい知識を持っていた 31
・間違った知識を持っていいた 13
・持っていなかった 21
3、カミングアウトされたことはありますか?
・はい 28
・いいえ 42
4、今後誰かからカミングアウトされたら受け入れられますか?
・はい 62
・抵抗がある 7
・わからない 4
・受け入れられない 0
5、LGBTの人権問題の解決に向けて何が必要だと思われますか?
・教育 55
・法律 42
・行政 32
・その他 14
6、職業
・主婦 11
・教師 13
・学生 8
・会社員 8
・その他 29 ( 助産婦、カウンセラー、福祉関係、税理士、フリーター、飲食業、行政関係、市会議員、国会議員秘書、マスコミ関係、無職 )
7、学校名を書いてくださった先生 5
兵庫県立鈴蘭台西高校
兵庫県立夢野台高校
加古川市立両荘中学校
加古川市立氷丘小学校
宝塚市立長尾南小学校
★知識を持っていなかった、また間違った知識を持っていた人が計34名。34名の人たちにまずは正しい知識を持っていただけたこと、何よりもよかったと思います。また受け入れられると答えた人が62名。正しく理解できたこと、当事者の気持ちを直接聞けたことによって受け入れられると答えた人は多いと思います。何らかの感想を書いてくださった方が69名でしたが、多くの方が感じたこと、これからしなければならないことなど、具体的にいろいろと書いてくださっています。これらを読むとその度に励まされます。
★感想の内容についてはまたご紹介したいと思いますが、中でも目立ったのは、わかりやすく正しい知識が得られてよかった、当事者から話が聞けてよかった、そして高校生の作文に感動した、というものです。
★この問題の解決のために教育が必要と答えた人が55名。けれど420校余りに案内状を出して来てくださった先生は13名です。どこよりも一番に伝えたい教育現場は、一番遠いところにあるのでしょうか・・。これからの課題です。
LGBTの問題、今毎日のように話題になっている「いじめ」とも共通していますよね。みんなどこかの誰かの話だと思っている。うちの家族にはいない。うちの学校にはいない。自分には関係ない。当事者やその家族に対しては「大変だろうけど頑張って・・」。キング牧師の言った不気味な沈黙と無関心が子供の中にも大人の中にも見られます。そしていざ自分の問題となると、うそでごまかすか、自殺・・。大人も子供も同じことをしていますね。
知識を提供するだけで精一杯の教育現場。心を育むことなど、カリキュラムにはないも同然。親も当然そんな教育など学校に期待してはいない。自分の子供の成績がよくて、いじめを受けず無事卒業しさえすれば、なんとか子育てはほぼ終わったと胸をなでおろす。自分の子供が誰かをいじめていることには気がつかない。子供自身もいじめていることに気がつかない。他人の苦しみを自分の苦しみとして受け止めようという教育を受けていないから、その姿勢がない。その努力もしない・・。今必要なことは教育基本法の改正や教育委員会をどうするかなどということなのでしょうか?
わたしはLGBTの問題を知って以来、どんな問題も他人事ではないと思えるようになりました。恥ずかしながらそれまでは、やはりどんなことも他人事だったように思います。人は何かに遭遇して学んでいくのだと思います。この講演会が参加者に対して何かに遭遇するチャンスを与えられたとしたら、まずは成功だったと思います。手前味噌かな・・?
★まず当日のプログラムは以下の内容でした。
①「つなぐ会」代表あいさつ 尾辻さんのお母様が当事者の親としての心情の変化等を織り交ぜながら、会の発足の経緯とその必要性を訴えてくださいました。
②作文朗読 メッセージを寄せてくださった静岡県の高校生が自ら朗読し、当事者の気持ちを話してくださいました。(遠くから本当にありがとう!!)
③講演Ⅰ カミングアウトコンサルタントのかじよしみさんから「性の多様性を認め合う社会の新しい常識」という題で、LGBTの基礎知識を主に紹介していただきました。
休憩
④講演Ⅱ 大阪府議の尾辻かな子さんから「虹色の社会へ」という題で、基礎知識をおさらいしつつ、ライフヒストリーとこれからの社会にできることをお話いただきました。
⑤質疑応答 3人の方の質問にお二人からお答えいただきました。
★90名の参加者の中からアンケートにお答えいただいたのは78名です。
1、内容について
・とてもよかった 40
・よかった 31
・普通 2
・あまりよくなかった、よくなかった ともに0
2、これまでLGBTに関する知識はありましたか?
・正しい知識を持っていた 31
・間違った知識を持っていいた 13
・持っていなかった 21
3、カミングアウトされたことはありますか?
・はい 28
・いいえ 42
4、今後誰かからカミングアウトされたら受け入れられますか?
・はい 62
・抵抗がある 7
・わからない 4
・受け入れられない 0
5、LGBTの人権問題の解決に向けて何が必要だと思われますか?
・教育 55
・法律 42
・行政 32
・その他 14
6、職業
・主婦 11
・教師 13
・学生 8
・会社員 8
・その他 29 ( 助産婦、カウンセラー、福祉関係、税理士、フリーター、飲食業、行政関係、市会議員、国会議員秘書、マスコミ関係、無職 )
7、学校名を書いてくださった先生 5
兵庫県立鈴蘭台西高校
兵庫県立夢野台高校
加古川市立両荘中学校
加古川市立氷丘小学校
宝塚市立長尾南小学校
★知識を持っていなかった、また間違った知識を持っていた人が計34名。34名の人たちにまずは正しい知識を持っていただけたこと、何よりもよかったと思います。また受け入れられると答えた人が62名。正しく理解できたこと、当事者の気持ちを直接聞けたことによって受け入れられると答えた人は多いと思います。何らかの感想を書いてくださった方が69名でしたが、多くの方が感じたこと、これからしなければならないことなど、具体的にいろいろと書いてくださっています。これらを読むとその度に励まされます。
★感想の内容についてはまたご紹介したいと思いますが、中でも目立ったのは、わかりやすく正しい知識が得られてよかった、当事者から話が聞けてよかった、そして高校生の作文に感動した、というものです。
★この問題の解決のために教育が必要と答えた人が55名。けれど420校余りに案内状を出して来てくださった先生は13名です。どこよりも一番に伝えたい教育現場は、一番遠いところにあるのでしょうか・・。これからの課題です。
LGBTの問題、今毎日のように話題になっている「いじめ」とも共通していますよね。みんなどこかの誰かの話だと思っている。うちの家族にはいない。うちの学校にはいない。自分には関係ない。当事者やその家族に対しては「大変だろうけど頑張って・・」。キング牧師の言った不気味な沈黙と無関心が子供の中にも大人の中にも見られます。そしていざ自分の問題となると、うそでごまかすか、自殺・・。大人も子供も同じことをしていますね。
知識を提供するだけで精一杯の教育現場。心を育むことなど、カリキュラムにはないも同然。親も当然そんな教育など学校に期待してはいない。自分の子供の成績がよくて、いじめを受けず無事卒業しさえすれば、なんとか子育てはほぼ終わったと胸をなでおろす。自分の子供が誰かをいじめていることには気がつかない。子供自身もいじめていることに気がつかない。他人の苦しみを自分の苦しみとして受け止めようという教育を受けていないから、その姿勢がない。その努力もしない・・。今必要なことは教育基本法の改正や教育委員会をどうするかなどということなのでしょうか?
わたしはLGBTの問題を知って以来、どんな問題も他人事ではないと思えるようになりました。恥ずかしながらそれまでは、やはりどんなことも他人事だったように思います。人は何かに遭遇して学んでいくのだと思います。この講演会が参加者に対して何かに遭遇するチャンスを与えられたとしたら、まずは成功だったと思います。手前味噌かな・・?