LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

第13回ミーティングを行いました。

2007年07月23日 | ミーティング
ご報告がおそくなりました。7月8日(日)、第13回ミーティングを行いました。20名の参加者でした。そしてこのミーティングのあと、NPO法人の設立総会を行いました。13名の方が正会員としてご参加くださいました。参加者の皆様、ほんとうにありがとうございました。

このあとが大変でした。法人設立ともなると申請書類が何種類もあるのですね。提出には行ったものの、手直しの必要な箇所がいくつかあり、それを私が引き受けたことがそもそもの間違いでした(笑)。コンピューターというものがよくわかっている方なら難なく手直しできたであろうことが、私の手によってより複雑になって・・(汗)でもこれでワードとエクセルの使い方の違いがほんの少しわかりました(まだそんな段階です。やれやれ・・)。

ということでお待たせいたしました。ご報告に移りたいと思います。今回は新しく5名の方が来てくださいました。AGP関西からお二人、カウンセラーの方、自分のセクシュアリティについて考え始めたばかりという大学生の方、そして先月終了間際に来てくださったお父様がMTFのお子さんと一緒に来てくださいました。今回もさまざまな立場やさまざまなセクシュアリティの方が集まってくださいましたが、2回ずつお話していただいてもまだもっと時間がほしいと思うほど、いろいろな話題がありました。

カミングアウトについてもいろいろなお話がありました。二つほどご紹介いたします。
ある方は、自分にとって居心地のいい環境を作るために必要な場合はカミングアウトしようと考えているそうです。だから居心地が悪くなりそうな場合はしないと。現在の職場に移ったばかりのとき、ある日お弁当を持っていった。女性の上司から「そのお弁当は誰が作ってくださったんですか?」と聞かれ、この際はっきりさせておこうと思い、自分が作っていることを伝え、ご自身のセクシュアリティをカミングアウトされたそうです。するとその上司は「私にはあまり知識がないので勉強させてくださいね」とおっしゃって、その後同性愛に関する本を買ってきて読んでおられたそうです。またその本を職場で回覧もしてくださり、結果その方にとってはとても居心地のいい職場になったということでした。そして家族との関係を考えたとき、やはりカミングアウトすることがもっといい家族関係を築くうえで必要なのではないかと思い、この会に参加してくださったということでした。

またある方は、親より先にまずお姉さんにカミングアウトをされたそうです。そのお姉さんはボーイッシュな方らしく、なんと友人から「あなたってレズ?」と聞かれたとのこと。そのときお姉さんは彼女からいろいろなことを聞いていたので、レズという言葉が差別用語であることや、当事者の人たちの悩みなどを話してくださったそうで、最近その報告を受けた彼女はほんとうにうれしかったとおっしゃっていました。

「つなぐ会」ではこのようなうれしいご報告をお聞きすることもありますし、また悲しくて涙が止まらないお母様のお話をお聞きすることもあります。さまざまな人の交流の場として、また支えあえる場としていつまでも存在し続けていきたいと思っています。また昨年に引き続き、神戸市男女協働参画市民企画事業として講演会を行う機会もいただきました。今年もさらに多くの人たちに性の多様性を理解していただけるよう、頑張りたいです。10月13日(土)の予定です。詳しくはまたご報告いたします。そしてNPO法人という責任ある団体として助成金がもらえたら、もっともっと活動の範囲を広げていきたいと考えています。どうぞ皆様の応援をよろしくお願いいたします。

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