1月21日㊐ イーブルなごや 第2研修室にて行いました。
参加者 12名 うち初参加者 1名
(当事者の親が5名 当事者7名)
初参加のかたは、息子さんが当事者だという母親のかたでした。
親子参加、パートナー同士の参加者もいました。
自己紹介のときからNHKのTV番組「女子的生活」に話が及び、当事者のかたからドラマの中の「子どもの不幸を願う親はいない」と言うMTFの主人公の父親の言葉が印象に残ったという話が出ました。私も見ていたので、「親としても共感できた、本当にそう思う」と話しました。
初参加の母親からは、子どもが自殺するのではないかと心配していたので、カミングアウトしてくれてよかった。子どもは周りにカミングアウトするようになり、明るくなった。自分自身は、子どもからのカミングアウトを受けて、受け入れられると思っていたが、実際は受け入れられているのかどうかわからない。病院に通い始めているが、まだはじまったばかり。これからいろいろなことが起こってくると思う。自分も勉強しようと思っているということでした。
これに対して、他の親からは、初めから受け入れようとする姿勢がすばらしいという言葉も出ました。
同じような立場の母親からは、自分の子どもは1年で不登校になり、当時は「死にたい」と言っていた。今は受け直した学校に通学しているが摂食障害になっているという話も出ました。
発達障害を勉強している方からは、発達障害とLGBTの関連性などについて意見を聞くことができました。
トランスジェンダーのお子さんの母親からは、市へ同性パートナーシップの要望書を渡したことなどの報告もありました。
今回は名古屋のミーティングが始まった当初から毎回ミーティングに参加してくれていたOさんの訃報のお知らせをさせていただきました。
1月過ぎにOさんの親せきのかたから電話をいただき、昨年10月に亡くなったとのことでした。
Oさんからは母親との二人暮らしで自分はひとりっ子だと聞いていました。
ミーティングに来るときはいつも女性の服を着ていましたが、Oさんの指が工場で働いてるということを物語っているようでした。電話をくださった親戚のかたは、だれもOさんのセクシュアリティのことは知らず、亡くなって初めて知ったとのことでした。
いつもミーティングには連絡をくれるOさんからまったく連絡がこなくなり、おかしいとは思っていましたが、このようなことになっていたとは・・・。ご冥福をお祈りいたします。
榊原