LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

東京「親の会ミーティング(8月19日 目黒にて)」

2018年09月10日 | Weblog

初めての方も含めて19名参加。親の本音が飛び交う賑やかな会となりました。

 初参加の方は、カミングアウトされて間もない方もいて、まだまだ困惑状態。混乱で涙がちの方も・・・。抱える当事者の子どもは小学生から社会人までと幅広く、それぞれ抱える悩みは違いますが、親として子どもを愛する思いは同じ。愛の方向性が違うかもしれませんが。

 ある方は、子供の将来が心配でカミングアウトが受け入れられない。世間の目、親戚筋に何と説明すればいいのかと思い悩む。別の方は、子どもが自認するセクシュアリティで生きていこうとするなら、なんとかして力になりたいと思う、だから、学校に掛け合ったり、情報収集したりと活動に余念がない。でも、なかなか周りに理解されず苛立つ。どちらも子どもを愛すればこそですね。

 けれども、つなぐ会会員の明るく前向きな意見を聴きながら少しづつ頭の中が整理されたのか、親の心配の種であるジェンダークリニックの選び方や就職等情報を得て少しは肩の荷が下りたのか、来た時よりも表情が明るくなって帰路につかれました。帰ってからが、現実と向き合いまた一苦労かと思いますが、その活力の源につなぐ会がなっていれば、存在価値もあるというもの。

 つなぐ会結成10年を過ぎ、オリンピック開催まであと2年。これからの2年で社会の受容度がどんどん高くなっていってほしいものです。LGBTsの認知度も進み、社会の多様性がどんどん広がり、当事者の生きづらさ、親の苦悩がなくなってくれたらどれほど嬉しいことでしょう。親と子、当事者と支援者をつなぐだけでなく、社会にうずもれている沢山のセクシュアル・マイノリティの嘆きを拾いあげ、訴えていく虹の架け橋になれるよう、つなぐ会は活動していきたいと思います。(M)


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名古屋「40歳以上の会(にじいろForty’s)」レポート

2018年09月10日 | Weblog

名古屋で初めての「40歳以上の会(にじいろForty’s)」のご報告です。

参加者は、
息子さんが、ゲイの方のお母様。
11月にSRS(性別適合手術)を受けるMTFトランスジェンダーの方のお母様
FTMトランスジェンダーと思われる方のお母様
MTFトランスジェンダー当事者
戸籍変更済みのFTMトランスジェンダーのご両親
スタッフ4名 計10名でした。

息子さんからゲイとのカミングアウトされたお母様は、息子さんがゲイでは?と薄々感じられていましたが、カミングアウトの時「息子が今までどんな気持ちだったか考えると、言葉が詰まる思いで、寄り添えなかった事にショックだった。」との事でした。
しかし、とても前向きで明るい発言の多いお母様で、こちらまで元気をいただく事ができました。

また、11月にSRS(性別適合手術)を予定されてるMTFのお母様は「(当事者の)兄への配慮や言葉掛けをどうしたらいいか?」に悩まれていましたが、「親ができるのは祈るだけで心配するのではなく『何があってもお母さんは味方だよ。』と寄り添う支援が大切なのではないでしょうか。」と言うご意見がありました。

胸だけをとりたいと10年間訴えている娘さんのお母さまは「自分の子育ての仕方が悪かったのか?」と、どうしてもご自身を責めてしまうとの事。

「カミングアウトを受けて親子関係をやり直しのきっかけになるのでは?」や「親の愛は無償、これから向き合った分だけ向き合ってくれるのでは?」と言ったご意見があり、私も参考になりました。


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