目黒区男女平等・共同参画センターにて開かれた今回のミーテイングは、ほぼ親御さんの集まりでした。総勢15名。
同性愛のお子さんを持つ親御さんも、性別違和の子どもを持つ親御さんも、案ずるのは子どもの行く末。世間一般と違う道を歩こうとする我が子が心配でなりません。
たとえその子が社会人でも、親にとってはいつまでたっても子ども。他人に「もういい大人なんだから、心配しなさんな」と言われても、手術の事、友人関係の事、あれやこれやと心配してしまう。子どもがティーンエイジャーなら尚更です。
そんな後輩の親御さんの悩み相談に、通ってきた道を思い浮かべながら先輩の親御さんは言うのです。「先走らないでね。子どもの人生なんだから、子ども自身が体験して自ら学ぶことで成長していくものよ」と。ライフステージにおいて、子どもたちはたくさんの他人と出会い様々な視線にさらされます。探るような眼差しや、射るような否定的な眼差しに心が打ち砕かれそうになる時もあるでしょう。片や、さりげない優しさに触れ、愛に満たされることもあるでしょう。他者との出会いはそんなことの繰り返し。傷つき、癒され、打ち砕かれ、立ち直る。
先回りして子どもの障害になるものを次々と排除していくのは、寧ろ子どもの成長を阻んでしまう。案ずるあまり、子どもに心配の種を蒔き散らしていくのは、子どものやる気をそいでしまう。人生の先輩の親たる者、そこは覚悟を決めて、子どもの行く道を見守りませんか。何かあってから駆け付けたって決して遅くはない。自分が育ててきた子どもの力を信じて、応援する。それが、親のできる最上の事かと思います。
そして、子どものカミングアウトをきっかけに、親も自分の人生を見つめ直すことができれば禍転じて福と為す! 四角四面の価値観から一歩踏み出せば、世界は違った色合いに見えるはず。親が世間の思惑に巻き込まれることなく、子どもを信頼して寄り添えれば、子どもは自ずと自分の道を歩き始めることでしょう。親子関係の再構築を図り、よりよい親子関係になれた時、人生の歯車は思いの外上手く回り始め、明るい道へ向かっていくものです。つなぐ会の十年余りの歴史を経て、最近は、家族からのそんな報告が聴かれるようになってきました。
Be Yourself🍀
親も子どもも、私らしく自分らしく生きること。
それが私たちの目指す未来です。
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