2023年6月5日 いなべ市役所 シビック棟2階研修室
トランスジェンダー当事者 1名
トランスジェンダーの子を持つ親・祖父母 5名
Xジェンダー当事者 1名
同性愛当事者 1名
同性愛の子の親 1名
医師 1名 計 10名
今回のミーティングは、前半は全体で、後半は、「子どもチーム」と「親・支援者チーム」に分かれて交流しました。
【近況報告】
・孫(当事者)は、いじめられて学校行かないとか悩むとかなかった。職場でも、上司に話ができて、診断書を見せて理解してもらえている。「君のように堂々としているのは初めて。だから困ることがあったら言ってほしい。」と言われた。他の従業員の人にも話をしてもらい、理解してもらっている。
・手術をしたいと言っているから、それだけが心配。でもなんとかやっていけるとは思う。いい時代に生まれてこれたと感謝している。近所の目が気になることもあったが、否定はしなかった。いとこも「〇〇ちゃんは〇○ちゃんだわ。」と言ったくれていた。
・子ども(当事者)の父親が化粧品とか全部捨てると言ったことがあった。私(母親)が泣いて止めた。「それだけはしたらだめ」と言った。当時、髪の毛は短いし黒いし、男の子が化粧してるという感じだった。でも捨ててしまったら〇〇ちゃん(子ども)を否定してしまうことになると思ったから、父親を止めた。その後父親は理解してくれるようになった。
・困っている人が目の前にいるのに認めるとか認めないとかの話ではない。ましてやそれがわが子なら。親、特に父親は、仕事が大事というのを理由にして見ないようにすることがあると思う。でも、ちょっと話すだけ、ちょっと話を聞くだけでいい。聞いたふりじゃなくて。普段頑張ってくれてる子の話が聞けたということだから。
【子と親・支援者で分かれて】※以下は子どもチーム
・前回、会の後に、親に、一人暮らししたいという話をすることができた。けっこう前向きに反応をしてくれた。いつ言おうか悩んでいたから話せてよかった。具体的な時期は決まってないが、想像したり、物件を調べたりするのが楽しい。
・パートナーは、ものすごく気を許せる人がいるならほしいと思う。これまで好きだった人は、自分の欠けていたところを埋めてたのかもと思う。本当の意味で好きだったのか分からない。
・同性愛は壁があって、一歩引いてしまう。みんなより大変だけど、となってしまう。
・「好き」はよく分からないが、その人の前でなんでも出せるような、そんな人を「好き」と思っているのかもしれない。
・手術はしたいと思う。名前も困ることがある。
・もっと自分のしたい格好、姿で生きていこうと思っている
→これから、自分を出していった時に、それも含めて本当の自分を出せるいい人に出会えるかもしれない。
次回は2023年8月7日(月)13:00〜 いなべ市役所で行います。
※産婦人科医師にもご参加頂きますので、ホルモンの相談を個別に個室ですることができます。