「大英雄」

amazonから届いた荷物の中味。
・ゴダイゴ「グレイトベスト１」（日本語版）
・香港映画DVD「大英雄」
・あびる諒『千の首塚』

ゴダイゴは前から欲しかったので1,835円でベストを手に入れられてほくほく。いまの私のテーマは「銀河鉄道999」です。あびるさんは文校のお友達。戦国時代を舞台にした児童文学です。

で、「大英雄」。十年ほど前にレンタルで借りてビデオをダビングしていたのですが、やはりDVDでいつでも見たいということでこの度めでたく購入。
でも、なぜだかDVDも北京語吹き替え版。本人たちの声で聞きたかったのに～。
ただいまカンヌ映画祭で中国人初の審査委員長をしているウォン・カーワァイが製作総指揮をしたこの映画。
そんな帯に惹かれてこの映画を見てはいけませんっ？！
なんせ偉大なる大馬鹿映画。筋なんてありません。世界的な香港スターたちが、これでもかこれでもかのお馬鹿っぷりを見せ付けてくれるのです。
はい、まずはあのレスリー・チャンをご覧あれ。

後ろのピンク星人はあのジョイ・ウォンです。ありえないほどのアイラインもレスリーなら麗しい・・・。ということにしておきましょう。
次はあのトニー・レオンです。

はい、アヒルくんです。このカッコで歌も歌います。意味不明。言っておきますが、カンヌで男優賞を取ったような役者ですよ・・・。素晴らしい、役者魂に乾杯です。
他にも「愛人＜ラマン＞」のレオン・カーフェイが女装で踊りまくったり（この人の香港映画での位置づけはコメディアンみたいなものだしな）、マギー・チャンがセクシー衣装で太鼓たたいたり、カリーナ・ラウが男の役で出ているし、見所満載・ストーリーなしの癒し系の映画です。

もともと、香港のオールスターを集めて映画を撮り始めたはいいけどいつものごとく完成させられないウォン・カーワァイが急遽バトンを渡してジェフ・ラウに撮らせた正月映画。数年後、やっとこさ完成したウォン・カーワァイの「楽園の瑕」のアナザーストーリーとして見れば面白さ倍増です。・・・アナザーというか、はっきりいって別物なんですけどね。