誕生日を祝う会

5月4日は、Ｍさんの86回目の誕生日。Ｍさんとは学校で知り合い、大変刺激を頂いている方。ブログの性質上、詳しいご紹介は避けますが、81歳で経営者を引退後、第二の人生と毎日いろんな習い事に精を出され日記を携帯メールで配信。日課はあいさつ運動とごみ拾いを兼ねた散歩を続けられ（5年で休んだのが3日だけ！）、精力的な様々な活動には頭が下がります。

さて、会場は帝国ホテルにて、誕生日の会が開かれました。主催はＭさんご本人。5月吉日、披露宴が続くホテルの宴会場に燦然と輝く「元気なお兄さんの誕生日を祝う会」の文字。なぜ、元気なお兄さんかというと老けることを嫌うＭさんはお孫さんにも“おじいさん”と呼ばせず、“お兄さん”で称号を徹底。メールの署名も「いつも元気なお兄さん」なのです。
今回のこの会の趣旨は、第二の人生で知り合った人との懇談を、ということなので会社関係なし、親族もお子さんだけ、ということで老若男女、サークルや習い事で知り合った方がテーブルに並びます。私は学校のテーブルへ。

Ｍさん自ら吟味したという和洋折衷のコースにも感服。どれも上品なお味で、見て楽しめ、食べて楽しめるというたいへんすばらしいお料理でした。


メインイベントは昨年85歳から習い始めたという声楽の楽曲披露。このお年で新しいことを始めるというのはなかなかできないことです。同じテーブルだった息子さん曰く「硬いな」とのことで、さすがのＭさんといえど緊張の色は隠せないようです。でも、声はでてたし歌詞もはっきり聞き取れました。あとは、“余裕”といったところでしょうか。88歳のお誕生日まで、まだ二年ありますから二年後の歌が楽しみです。その後、声楽の先生の「千の風になって」や合唱サークルの方との唱和もあり宴もたけなわ。招待された方の紹介はＭさん自身がマイクを持って。
気がつくとあっという間の二時間。予定時間を少しオーバーして解散となりました。
Ｍさんの口癖は「他の人がしないことをせなあかん」。それを実践できるのは本当にすごいことです。前向き、楽天的、パワフル、負けん気、Ｍさんには教えられることが多いけど、私も負けないように日一日がんばらなければいけないと帰り道につくづく思ったのでした。