麗君(テレサ・テン)が42歳で亡くなったのは1995年5月8日。今日は彼女の命日です。
ネットでMTVがいくつかアップされていたので見ていると健康的な丸い笑顔と暖かい声が懐かしく、そして歌声の普遍性を改めて感じました。テレサはいまでも中国語圏最大のスターだと思います。彼女の歌は歌い継がれ愛されているのです。
来月には日本でテレサ・テンを描いたドラマが放送されるそうです。また、ジャーナリスト有田芳生さんが没後10年に出版した、彼女の生涯に迫った『私の家は山の向こう―テレサ・テン十年目の真実』も今年はじめに文庫本として再出版され、ここ日本でも相変わらずの人気の高さが伺えます。
日本では演歌歌手・流行歌手のイメージが強いテレサですが、中国語圏ではただ単なる歌手という存在ではありません。世界に点在する中華街ではテレサの歌が流れ、華人たちは故郷を懐かしむのです。そのテレサは台湾の歌手です。天安門事件に失望した彼女は故郷である中国大陸で歌うことは生涯ありませんでした。テレサが中国と台湾の政治的な問題に翻弄されました。中国は大きな変化の中にあり様々な規制も解かれ、以前は禁止されていたテレサの歌を聞くことも自由です。しかし、数年前当時の総統就任式典にて「中華民国国家」を歌い中国政府の逆鱗に触れた張惠妹は未だ中国大陸での活動を再開できません。あの時から両国の繊細な関係は変わってないのですね。
☆過去のテレサ・テン関連日記☆
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こちらは、フェイ・ウォンのテレサカバーアルバム(1995年)。中国語タイトル「菲靡靡之音」は、テレサ・テンの歌を禁じたときに政府は“靡靡之音(退廃的な音楽)”と悪いイメージの言葉で糾弾しました。それを敢えてアルバムタイトルにつけたフェイ様、かっこいいなぁ。12年前のアルバムですが、いまだ色あせません。
ネットでMTVがいくつかアップされていたので見ていると健康的な丸い笑顔と暖かい声が懐かしく、そして歌声の普遍性を改めて感じました。テレサはいまでも中国語圏最大のスターだと思います。彼女の歌は歌い継がれ愛されているのです。
来月には日本でテレサ・テンを描いたドラマが放送されるそうです。また、ジャーナリスト有田芳生さんが没後10年に出版した、彼女の生涯に迫った『私の家は山の向こう―テレサ・テン十年目の真実』も今年はじめに文庫本として再出版され、ここ日本でも相変わらずの人気の高さが伺えます。
日本では演歌歌手・流行歌手のイメージが強いテレサですが、中国語圏ではただ単なる歌手という存在ではありません。世界に点在する中華街ではテレサの歌が流れ、華人たちは故郷を懐かしむのです。そのテレサは台湾の歌手です。天安門事件に失望した彼女は故郷である中国大陸で歌うことは生涯ありませんでした。テレサが中国と台湾の政治的な問題に翻弄されました。中国は大きな変化の中にあり様々な規制も解かれ、以前は禁止されていたテレサの歌を聞くことも自由です。しかし、数年前当時の総統就任式典にて「中華民国国家」を歌い中国政府の逆鱗に触れた張惠妹は未だ中国大陸での活動を再開できません。あの時から両国の繊細な関係は変わってないのですね。
☆過去のテレサ・テン関連日記☆
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こちらは、フェイ・ウォンのテレサカバーアルバム(1995年)。中国語タイトル「菲靡靡之音」は、テレサ・テンの歌を禁じたときに政府は“靡靡之音(退廃的な音楽)”と悪いイメージの言葉で糾弾しました。それを敢えてアルバムタイトルにつけたフェイ様、かっこいいなぁ。12年前のアルバムですが、いまだ色あせません。