落語三昧Ⅰ

ある噺家さんから「自分のことを知らない人の前でやるときこそ真価が問われる」という素人落語家にむけてのアドバイスをいただいたことがあるのですが、まさに昨日がそういった場所でした。
地域（私の住んでいるところではない）の高齢者の方の集まりで、とクラスメートの通称キクゾウ師匠からお話いただき行ってきました。
行ってみると、その日は全員の血圧測定＋健康体操の指導⇒落語⇒ビンゴ大会といった一日がかりのイベントで、落語が息抜きになるのか疲れを呼ぶのか気掛かりな…。
事前に二人で一時間と聞いていたので、持ちネタが短い私は無理言って「犬の目」と「初天神」の二席を。キクゾウ師匠は訳あって（笑）当初のネタから変更して「風呂敷」を。
どちらのネタもできとしてはよかったけど、私はもっと語りが入る話が好きかも。会話のところでは客席をじーっと見れないから、お客さんと（心の）会話ができる語りが好きだなあ～、とあらためて発見。そのうちに会話の部分でもそういうの感じられたらいいなあ。
次の予定があったこともあり、すぐに帰ってしまったのをいまさらながら悔やんでいます。残って、もっとお年寄りのみなさんと交流すればよかった。素人で、ボランティアでやってる、て私にとってはそういう交流も含んでいることなんや、とあらためて思いました。
機会を与えてくださったキクゾウ師匠に感謝！

さあ、これで「佐々木裁き」に専念できるぞ！と思いきや、急遽18日に千林伝楽亭への出演が決まりました。演目はまだ未定ですが、14時からの出番です。詳細はあらためてメールしますので、ご都合のよい方は連絡下さいませ。