訳が読みにくいというのもあるのですが、最初のほうが登場人物が多すぎるのもあってだらだらと読んでいました。でも、後半は本当におもしろかったです。
主人公ファニーは貧しさのため従兄弟たちの家で育ちます。この家は上流階級で、年頃の男女の恋のさや当て、結婚に関する物語です。表立った事件よりもファニーの内面を丁寧になぞっていきます。控えめながら、観察力が鋭いファニーが見た上流階級の人たちとは。
後半はファニーに求婚する人がでてきます。ゲームのように恋を仕掛ける彼はやがてファニーに本気になって…。
映画『ジェイン・オースティンの読書会』の中の台詞「ジェイン・オースティンは人生の解毒剤よ」というのが思い出されました。この物語の主人公の気持ちに寄り添いエンディングを迎えたときにいろんなことが私の中で解決してほっとしました。人生に無駄なものはないのです。
私も若い頃は「自分の気持ちに素直に行動するわ」と感情にまかせた行動をして失敗してことがありました。後悔はしてないけど、結局自分が傷ついただけだった(笑)<自分の気持ちに素直に>って聞こえはいいけど、本人も(あるいは無意識下で)「ああ、こっちに行ったらだめかもな」と思っているからこそのでてくる言葉だと思う。なので、この言葉をお友達が言っていたら(特に色恋関係で)「分かってはいるんだな」とそっと見守ってあげてください。いつか目覚めるときが来ますから。
ま、感情だけで動くときってロクなことがないのです^^;
主人公ファニーは貧しさのため従兄弟たちの家で育ちます。この家は上流階級で、年頃の男女の恋のさや当て、結婚に関する物語です。表立った事件よりもファニーの内面を丁寧になぞっていきます。控えめながら、観察力が鋭いファニーが見た上流階級の人たちとは。
後半はファニーに求婚する人がでてきます。ゲームのように恋を仕掛ける彼はやがてファニーに本気になって…。
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映画『ジェイン・オースティンの読書会』の中の台詞「ジェイン・オースティンは人生の解毒剤よ」というのが思い出されました。この物語の主人公の気持ちに寄り添いエンディングを迎えたときにいろんなことが私の中で解決してほっとしました。人生に無駄なものはないのです。
私も若い頃は「自分の気持ちに素直に行動するわ」と感情にまかせた行動をして失敗してことがありました。後悔はしてないけど、結局自分が傷ついただけだった(笑)<自分の気持ちに素直に>って聞こえはいいけど、本人も(あるいは無意識下で)「ああ、こっちに行ったらだめかもな」と思っているからこそのでてくる言葉だと思う。なので、この言葉をお友達が言っていたら(特に色恋関係で)「分かってはいるんだな」とそっと見守ってあげてください。いつか目覚めるときが来ますから。
ま、感情だけで動くときってロクなことがないのです^^;