天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

文楽千秋楽に行ってきた(中編)

2014-04-28 21:50:26 | 観劇
今日は肩こりバリバリです。通し観劇症候群。



さて、今回は二等席からの一部です。
前回の時はそれまでの疲れが取れずウトウトを繰り返していましたが、今回はばっちり!だとよかったのですがちょっとこっくり。
でも、前回ぼんやりとしか理解できていなかったところが理解できました。二回見るもんです。
「菅原伝授手習鑑」は菅原道真伝説をモデルにした話で、史実を追うよりもいろんな伝説を物語に昇華したような感じで、道真は出ずっぱりでなく段によっては主役を譲り出てきもしません。
もっとも重要な役が三つ子兄弟~松王丸、梅王丸、桜丸、その嫁女、父親の白太夫。
この物語の成立前に実際に天満宮あたりで三つ子が生まれ大ニュースになったことから物語のモチーフになったようです。
道真側と道真を陥れた時平側に兄弟が別れてしまうという憎しみの物語。
かと思いきや、実は敵側についていた松王丸は心の中では道真を主君としており…。
歌舞伎でもおなじみの演目です。もともとは文楽の演目なのですよ!

さすがに一日見ていると見どころ多すぎて書ききれない!
※前回は居眠りしていたので書けないと言いましたが今回もまた。

太夫さんも三味線さんも人形遣いさんもそれぞれ、ほんとそれぞれ印象に残っています。




ところで菅丞相(道真)が怒り神になられまして、岩場で見得をきるのが最後に見た菅丞相のお姿となるのですが、千秋楽すぺしある!長ーい着火マンみたいなのから火薬を使って火が噴きだしておりました。ほんとは二挺使いだったんですけど一挺着火せず。てか、着火しない方がよかったかも。一人の黒衣さんが菅丞相の後ろから手を伸ばして火器を扱っていたんですがその火柱が思いのほか長くて菅丞相の髪に燃え移らないかとヒヤヒヤしました…。直後、客席には火薬のかほりが。
住大夫さん引退セレモニーの後で気が抜けておりましたが、火柱ととも再び客席もテンションあげ↑となったのでした。

つづく
コメント
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