夏休み興行だけ三部制になります。
社会人にとっては若干行きやすく、また若干短いので気軽に行けます。
私は用事が終わってから日曜に三部に行きました。
【演目】
きぬたと大文字
生写朝顔日記
「きぬたと大文字」は、舞踊物。綺麗で見応えはありましたが、二部と三部が続きもんだったため、気がせくようなせかないような。
さて、「生写朝顔日記」の後半です。
思いつめた深窓の令嬢、深雪ちゃんがあてどもない旅にでて失明したとは前回までのお話。
深雪ちゃんは自分を守って死んでいった女中浅香の言葉通り、宿屋町に流れ着いてる模様。ここに偶然、想い人が逗留するのは文楽だから♡
そこに至るまでにアグレッシブな勘十郎様の笑い薬の段があります。笑い的には前回のアホぼんの方が私は好きでしたが、相変わらずのキレある動きに惚れ惚れ。
さて、想い人は瞽女の噂を聞き、もしやと呼び寄せるとあにはからんや深雪ちゃん。でも、仲間の手前言い出せずに出立。眼病が治る薬や前に渡した扇子やらを置いて。
戻ってきて事実を知った深雪ちゃんが追いかけるのがクライマックスの「大井川の段」です。
そう、落語「軒付け」の最後で語られる浄瑠璃ですよ。話は脱線して、この噺を覚えたときに他の浄瑠璃に関してはyoutubeなどを使って文楽か歌舞伎の浄瑠璃を確認してその音をできるだけ、できるように、できたら…てな感じで落語に取り入れましたが、この「大井川の段」だけは確認できず、落語で語られているのをもとにしました。
…アクセントが違う( ;´Д`)
※音程ではなく。
そんなことを気にするんは、脳裏に先生のご指導が頭に浮かんだからです。
…気づかなかったことにしておこう。
しでかすことが大きい深雪ちゃんは想い人に追いつかなかったことを嘆き川に身を投げようとします。そんな時に生家からの使者がやってきて引き止めてくれるのですが、そこから先は
おーい、そうなったのは誰のせいですかーい?という展開や、えっ、あんたそれ先に言わなあかんやん!てな展開がありますが、割愛。
この後はハッピーエンドになるようではありますが、
ええっ、ここで終演?!というところでエンド。
そっか…いやしかし、舞踊物をしなかったらできたので…あ、いえなんでもないです。