続きまして夜の部は、
近松門左衛門作の国性爺合戦の半通しです。名前は聞いたことありましたが、初めての演目、近頃なめてる私は予習なしで参りまして、えつ?!そうやったん!ということがありまして候。
幕が開いた途端、いつもよりきらびやかな舞台。なんと!中国が舞台だったのであります?!
大明皇帝を陥れようとしている右軍将の計略に気がついた司馬将軍が皇帝に進言するもかえって怒られてしまいます。だって右軍将は忠義を表すために右目を自分の手でくりぬいてしまうから。やりすぎやん( ;´Д`)
案の定、大軍が押し寄せてきたので司馬将軍の女房が大明皇帝の妹を逃そうとしていると襲われて、あはれ妹君はひとりで舟に乗ったまま沖へ流されてしまいます。
さて、場所は変わってこちらはJAPANの浜。
この舟か流れ着いてきたのを助けたのは、和藤内(わとうない)という若者。なんと父上は彼の国、唐やらやってきた唐人!諸々のことを起こしていまは唐!の唐!←それは「つる」の一節。
しかも、大明皇帝の臣下やったとかで、すわっ主の危機と父、日本人の母と乗り込む和藤内。日本人の母を連れて行く理由が現代人には分からない←物語上、父が大陸で作っていた和藤内の姉と親子劇場を展開させるために必要だった。
そして、和藤内。以前お座敷遊びを教えてもらったときにでてきた英雄の名前だよな、と思って聞いていると、中国大陸に上陸してからは竹林を母とふたり歩いていきます。そこに登場するのが、
トラ!
あ!和藤内、おばあさん、トラってお座敷遊びの「とらとら」そのものやん!知らなんだ!
このトラ、かわいいです。そして、おちょけます。ある意味見所。
物語は異母姉のところまでたどり着き、異母姉の夫に仲間になってくれ、と頼むのですが、女房が理由で手伝うわけではない証拠に女房を殺す宣言。いや、訳が分かりません。継母である和藤内の母が日本人である継母が助けなかったとなっては名折れとばかりに国の威信をかけて仲だちします。あとは見てのお楽しみ。
そうそう最後にまたあっと驚く展開。和藤内は名を改め鄭成功となる。ええっ?!これ鄭成功の物語だったのの?!知らなんだ…パート2
唐を舞台にした物語なのでやたらめったら“にっぽん”連呼。近松もこの時代に大国に劣らぬ!とばかりに気炎を上げたのでしょう。今とあんまり変わらんけど…。
和藤内とは和(日本)にも藤(唐)にはない人物。
とにかく絢爛豪華。
ところで夜の部は手ぬぐい撒きに参戦のため前の方に席をとりましたが、かすりもせず( ;´Д`)また来年。
16日からは和藤内を幸助さんが扱うそうです。それも見たいと思う今日この頃。
そして、1/14(木)からは、NHKにて近松門左衛門のドラマ「ちかえもん」がはじまりますよ!
近松門左衛門作の国性爺合戦の半通しです。名前は聞いたことありましたが、初めての演目、近頃なめてる私は予習なしで参りまして、えつ?!そうやったん!ということがありまして候。
幕が開いた途端、いつもよりきらびやかな舞台。なんと!中国が舞台だったのであります?!
大明皇帝を陥れようとしている右軍将の計略に気がついた司馬将軍が皇帝に進言するもかえって怒られてしまいます。だって右軍将は忠義を表すために右目を自分の手でくりぬいてしまうから。やりすぎやん( ;´Д`)
案の定、大軍が押し寄せてきたので司馬将軍の女房が大明皇帝の妹を逃そうとしていると襲われて、あはれ妹君はひとりで舟に乗ったまま沖へ流されてしまいます。
さて、場所は変わってこちらはJAPANの浜。
この舟か流れ着いてきたのを助けたのは、和藤内(わとうない)という若者。なんと父上は彼の国、唐やらやってきた唐人!諸々のことを起こしていまは唐!の唐!←それは「つる」の一節。
しかも、大明皇帝の臣下やったとかで、すわっ主の危機と父、日本人の母と乗り込む和藤内。日本人の母を連れて行く理由が現代人には分からない←物語上、父が大陸で作っていた和藤内の姉と親子劇場を展開させるために必要だった。
そして、和藤内。以前お座敷遊びを教えてもらったときにでてきた英雄の名前だよな、と思って聞いていると、中国大陸に上陸してからは竹林を母とふたり歩いていきます。そこに登場するのが、
トラ!
あ!和藤内、おばあさん、トラってお座敷遊びの「とらとら」そのものやん!知らなんだ!
このトラ、かわいいです。そして、おちょけます。ある意味見所。
物語は異母姉のところまでたどり着き、異母姉の夫に仲間になってくれ、と頼むのですが、女房が理由で手伝うわけではない証拠に女房を殺す宣言。いや、訳が分かりません。継母である和藤内の母が日本人である継母が助けなかったとなっては名折れとばかりに国の威信をかけて仲だちします。あとは見てのお楽しみ。
そうそう最後にまたあっと驚く展開。和藤内は名を改め鄭成功となる。ええっ?!これ鄭成功の物語だったのの?!知らなんだ…パート2
唐を舞台にした物語なのでやたらめったら“にっぽん”連呼。近松もこの時代に大国に劣らぬ!とばかりに気炎を上げたのでしょう。今とあんまり変わらんけど…。
和藤内とは和(日本)にも藤(唐)にはない人物。
とにかく絢爛豪華。
ところで夜の部は手ぬぐい撒きに参戦のため前の方に席をとりましたが、かすりもせず( ;´Д`)また来年。
16日からは和藤内を幸助さんが扱うそうです。それも見たいと思う今日この頃。
そして、1/14(木)からは、NHKにて近松門左衛門のドラマ「ちかえもん」がはじまりますよ!