能勢の人形浄瑠璃「鹿角座」の年に一度の定期公演(有料)に行ってきました。文楽に出会いいろいろ調べると能勢では300年近く集落で浄瑠璃が伝わり多くの人が関わっていること。
近年は人形も加えて町で劇場を作り公演し、国立文楽劇場でも公演したことを知りました。しかも、オリジナルの台本を持ち、その話には宇宙人がでてくるとかどーなってるの?!今年のチラシは「令和」と書かれた額を持つ人が映るテレビを見てる人形ってやっぱりとんがってる。
居ても立っても居られず今年はチケットとりました。
劇団は老若男女。小学生もいたり、中学生高校生男子も。壮年の方は女性も多く、農村での伝承の自然な形態をみた気がします。母曰く、昔能勢の浄瑠璃の一座が我が家あたりに公演に来たことがあるらしいです。
プログラム「仮名手本忠臣蔵」裏門の段「日高川入相花王」渡し場の段「壺阪観音霊験記」沢市内より山の段地域の劇団とはいえ、監修や指導は文楽の方。今日は監修の吉田簑助師匠が来られてました。まず、床の反対にお囃子ブースがあり、お囃子が直接みられます。
舞台セットは文楽劇場に引けを取らず、お軽ちゃんの衣装はオフィスガールを意識したデザインって、さすが萌えキャラの人形作った劇団は違う!!江戸時代から続く浄瑠璃は女性が多いこともあり、また文楽とは違う雰囲気もありながら聞き取りやすくて分かりやすい。最後のカーテンコールに感動して胸いっぱいになり、山の段を語られた太夫さんにお声かけたらわたしが泣きそうになりました。
また来年も来てくださいも言われました。そうなんです、ここでここの公演は一年に一度。本当に素晴らしい内容でした!