神戸市立博物館 100のモノが語る世界の歴史 大英博物館展
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私は美術展より民俗学的な博物展示の方が好きだったりします。
もともと研究領域もそんな感じでしたし。
今回はイギリスが泥棒…おっと所蔵する貴重なコレクションの中から「世界の歴史」を考える100個の展示というテーマです。
入ってすぐが、古代エジプトの棺桶。で、その横がアフリカのある部族の2000年代に作られた棺桶~狩猟の達人だったのでとライオンの形の棺桶。デザインがポップすぎる。この中で人は眠りにつけるのだろうか。棺桶に足がありましたよ。
他にもビール瓶の形なんかがあるそうです。
時間軸をひとつにした世界の歴史なので場所はあちらこちらに飛んでいるものが一同に介しています。
作家ではなく名もなき人の作ったもの、後世に残そうと思って作った訳ではないものが残っているというところがいい。
ある時期以降、作られたものの中に色濃く新しく興った宗教が現れるようになります。
ゾロアスター教(なんと今もあるのだ!)、ミトラ教、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教。
土着宗教(信仰)のそれが原初的なものであったとしたら、それをとりこみさらに芸術性という技術に昇華したのでしょう。
一神教の場合、他の宗教に対する締め付けが厳しかったのかと思いきやどこそこあたりでは法にさえ従えば個人の信仰に対しては寛大な国もあったようです(国を失念、図録を買わないから…)。
宗教的な背景を背負った彫像物が好きで(そもそもギリシア神話が好きなのです)、洋の東西を問わずわくわくしながら説明文と合わせて読んでいました。結局、歴史を紐解くときには宗教と切って切り離せないものなのです。知識として。
日本人に一神教はなじまないとか他の宗教のことを悪く言う人もありますが、反社会的なこと(テロはもっての他ですが、排他的な行動も含む)個人の信仰心というのはどんなものであっても他人がとやかく言うことではありません。そういうことを言える人はある意味幸せですけど。何がいいたいかというと信仰心ってのは極めて個人的なことで他者には分からないということです。これが社会になると宗教になり、芸術になれば戦争にもなるのです。
ともあれ、今回の展示はとてもわくわくする内容でした。
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ゆるキャラになってたザビエルどん。
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私は美術展より民俗学的な博物展示の方が好きだったりします。
もともと研究領域もそんな感じでしたし。
今回はイギリスが泥棒…おっと所蔵する貴重なコレクションの中から「世界の歴史」を考える100個の展示というテーマです。
入ってすぐが、古代エジプトの棺桶。で、その横がアフリカのある部族の2000年代に作られた棺桶~狩猟の達人だったのでとライオンの形の棺桶。デザインがポップすぎる。この中で人は眠りにつけるのだろうか。棺桶に足がありましたよ。
他にもビール瓶の形なんかがあるそうです。
時間軸をひとつにした世界の歴史なので場所はあちらこちらに飛んでいるものが一同に介しています。
作家ではなく名もなき人の作ったもの、後世に残そうと思って作った訳ではないものが残っているというところがいい。
ある時期以降、作られたものの中に色濃く新しく興った宗教が現れるようになります。
ゾロアスター教(なんと今もあるのだ!)、ミトラ教、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教。
土着宗教(信仰)のそれが原初的なものであったとしたら、それをとりこみさらに芸術性という技術に昇華したのでしょう。
一神教の場合、他の宗教に対する締め付けが厳しかったのかと思いきやどこそこあたりでは法にさえ従えば個人の信仰に対しては寛大な国もあったようです(国を失念、図録を買わないから…)。
宗教的な背景を背負った彫像物が好きで(そもそもギリシア神話が好きなのです)、洋の東西を問わずわくわくしながら説明文と合わせて読んでいました。結局、歴史を紐解くときには宗教と切って切り離せないものなのです。知識として。
日本人に一神教はなじまないとか他の宗教のことを悪く言う人もありますが、反社会的なこと(テロはもっての他ですが、排他的な行動も含む)個人の信仰心というのはどんなものであっても他人がとやかく言うことではありません。そういうことを言える人はある意味幸せですけど。何がいいたいかというと信仰心ってのは極めて個人的なことで他者には分からないということです。これが社会になると宗教になり、芸術になれば戦争にもなるのです。
ともあれ、今回の展示はとてもわくわくする内容でした。
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ゆるキャラになってたザビエルどん。
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