本棚を片付けていると、今年の年賀状用のデザイン集があった。
母が使った物だろう。
「この本、もういらんよなぁ?」
「エッ、何で? また使えるやん。」
そう高い本でもないし、そもそも毎年干支が変わるのだ。
「来年用の年賀状を作るのにもこの本使うんか? 干支が変わるやん。」
「……」
「そうやなぁ。12年後はもう生きてないやろし…」
いや、そういう問題でも無いのだが…
しかし、12年後か。
お互いどうなっているのだろう。
でも母には、12年と言わず二回りの24年後でも元気でいてほしいものだ。

母が使った物だろう。
「この本、もういらんよなぁ?」
「エッ、何で? また使えるやん。」
そう高い本でもないし、そもそも毎年干支が変わるのだ。
「来年用の年賀状を作るのにもこの本使うんか? 干支が変わるやん。」
「……」
「そうやなぁ。12年後はもう生きてないやろし…」
いや、そういう問題でも無いのだが…

しかし、12年後か。
お互いどうなっているのだろう。
でも母には、12年と言わず二回りの24年後でも元気でいてほしいものだ。
