駅前のスーパーで、賞味期限切れ間近の一口まんじゅうが3割引で売られていた。
明日4月1日は、母方の祖母の命日。
ちょっと供え物でもしてやりたくなって2つ買って帰った。
家へ帰り、「ちょっと仏壇に供えてやって。」と言うと、母はとても嬉しそうにしていた。
そして、何故か貼られていた3割引のシールをビリビリと剥がし始めている。
「供えるだけなのに何でわざわざシールを剥がすんだ?」
「やっぱり何かやらしいやん。」
「3割引やったら、ばあちゃん怒るかも知れんし。」
「……」
シールが貼ってあろうが無かろうが、3割引だった事実に変わりは無い。
そんな事、ばあちゃんはとっくにお見通しだろう。
…などと考えながら、母の仕草を見ていた私である。
明日4月1日は、母方の祖母の命日。
ちょっと供え物でもしてやりたくなって2つ買って帰った。
家へ帰り、「ちょっと仏壇に供えてやって。」と言うと、母はとても嬉しそうにしていた。
そして、何故か貼られていた3割引のシールをビリビリと剥がし始めている。
「供えるだけなのに何でわざわざシールを剥がすんだ?」
「やっぱり何かやらしいやん。」
「3割引やったら、ばあちゃん怒るかも知れんし。」
「……」
シールが貼ってあろうが無かろうが、3割引だった事実に変わりは無い。
そんな事、ばあちゃんはとっくにお見通しだろう。
…などと考えながら、母の仕草を見ていた私である。