昨日、久しぶりに
中環沿いにある「得正」へ行った。
スタンプが一杯になったサービス券が1年以上前から財布の中に入っているのを思い出し、前を通るついでに寄ったのだ。
券にはスタンプ満タンでカレーうどん一杯が無料になると記されている。

しかし、私が食べたいのはカツカレーうどんだ。
差額の追加でカツカレーうどんに変更できないかを尋ねたところ、カレーうどんの価格である680円相当の金券として扱うので何を注文してもOKとの事。
これ幸いと、お気に入りのカツカレーうどんを注文したのだった。

いつもながらの美味しいカツカレーうどんを平らげた後、レジへと清算に向かう。
カツカレーうどんの価格が880円。
サービス券で680円の割引なので支払いは200円である。
細かいのが無かったので1000円札で支払った。
「
では、200円になります。」と店員さん。

レシートと一緒に差し出された釣銭を受け取り、何気なく右ポケットへ放り込んだ。

帰宅後、釣銭を取り出すそうとポケットを弄る(まさぐる)と、何故か手に触れる小銭がヤケに少ない。
妙だなと思いながらもポケットから取り出すと…
!!!
200円しか無い
一瞬にして状況を把握した。
店員が渡す釣銭を間違えたのだ。
1000円を差し出して200円の支払い。
本来であれば800円のお釣りである。
しかし、700~800円以上のメニューが主となる店の事だ。
店員が勘違いして200円を釣銭として差し出したのも何となく分かる気がする。
その場で気が付かなかった私も悪いのだが、すぐさま電話を掛けて事情を説明した。
すると、向こうも思い当たるフシがあったのだろう。
平謝りで、返金させてもらうとの事だった。
妙な因縁を付けていると思われないかと不安だったが、とりあえずヤレヤレである。
で、夜遅くに再度訪れると、丁寧な対応で差額の600円を返してくださった。
私としては、それだけで十分だったのだが、更に200円分の割引券まで頂いてしまった。

ありがた過ぎる心遣いである。
もし、後で電話した時に「知らない」とか「後で言われてもどうしようもない」などと、パチンコ屋の換金所でありがちな対応をされていればどうだろう。
サービス券も使い切った事だし、二度と行こうとは考えなかったと思う。
が、今回のこの対応だ。
サービス業である飲食店では当たり前の対応なのかも知れない。
だが、「
自らの確認不足で招いた損害は、たとえ相手に非があっても全て己で被るしかない世界
」で生きる私には、心に染入るくらいありがたかった。
こりゃあ、近い内にまた行くしかないよね。
この割引券を持って。