Kansas - Carry On Wayward Son
カンサスと言えば、すでにアップしている dust in the wind か、この曲が超有名ですね。
恐ろしく、メロディ展開とアレンジの懲り方が素晴らしい曲で、この曲の完成度は同時期にアメリカで活躍したボストンのファーストアルバム以上にマニアに受けたのではないかと思います。
マニアとはもちろん本格的なプログレッシブ・ロックファンのことです。当時、本格的なプログレファンはポップなメロディを嫌う傾向があったと思うんですが、カンサスについてはそんなことはなく、評価されていたと思います。アメリカのバンドなのにヨーロッパ的なセンスを持っていたからでしょうか？
プログレハードの巨人であるドリームシアターがラッシュの影響を受けたとよく言われますが、どちらかというと、カンサスの方が系統的に近いような気もします。
New York Dolls - Personality Crisis
メジャーなキッスの後は、キッスがブレイクするまでニューヨークのロックンロールバンドでは最も有名なバンドだったニューヨークドールズです。一般の音楽ファンは知らないでしょうね。
デビッド・ヨハンセン(V)、ジョニー・サンダース(G)という２人のタレントの存在はまさに、ストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャーズを思い起こさせます。ストーンズ好きの人にとっては、けっこうハマるバンドだったのではないかなあ。でも、結局ブレイクはせず、マニア向けのバンドで終わってしまったような気がします。ニューヨークではなく、ボストン出身で、同じような雰囲気を持ちながらもハードロックバンドとして、高い演奏力を示したエアロスミス、また、ポップなメロディとエンターティメント性の高いライブで存在感を示したキッスが出て来て、ちょっとかなわないって感じになっちゃったっていう印象です。
でも、忘れられないバンドです。ジョニー・サンダースなんて、名前からしてかっこいい！
