ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

Judas Priest - (The Hellion ) Electric Eye [HQ]

2017-01-21 16:16:35 | metal

Judas Priest - (The Hellion ) Electric Eye [HQ]

ジューダス特集最後の曲です。もうハードロックではありません。カテゴリーは「メタル」です。

まさに、ジューダスプリーストにとって、象徴ともいえる荘厳なイントロ、「ヘリオン」から始まるこの曲は、素晴らしいの一言。クイーンⅡの「プロセッション」もかっこいいのですが、このイントロもすごい。

 

実はジューダスプリーストは「ブリティッシュスティール」でヘヴィメタル宣言をしたものの、情けないことに、次の作品「ポイントオブエントリー」で見事にアメリカ市場を意識したシンプルハードロックを作ってしまいました。

アメリカで成功したくて、ちょっとスケベ心を出したんですね。

この流れに落胆した、ハードロック、メタルファンは実に多かったと思います。実際セールスも期待したほどではなかったようです。

結局、彼らは原点に帰ることにしました。

イギリス人しかできない徹頭徹尾のハードロック、ヘヴィメタルをやろうと決心したようです。

そして、このアルバムを作り上げました。

イントロの「ヘリオン」から始まる激しい楽曲の連続で名誉挽回をします。まさに帝王のごとき力を示す作品でした。

日本のレコード会社がつけた邦題「復讐の叫び」は世界中のファンの心の声だったと思います。

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Judas Priest - Hell Bent For Leather

2017-01-21 16:06:30 | HARD ROCK

Judas Priest - Hell Bent For Leather

ジューダス・プリーストの最後のハードロック時代(すなわち70年代のクラシックロック的なイメージの時代)の作品「キリング・マシーン」で、一番人気があったと思われる曲です。

前作「ステンドクラス」のときより、低音を意識して、男っぽさを強調するようになった作品でした。でも時代はニューウエイブの時代。ハードロックはオールドウエイブと揶揄されて、苦しい環境下におかれます。

そんな中、イギリスでは、アイアンメイデンをリーダー的存在として、NWOBHM(ニューウエイブオブブリティッシュヘヴィメタル)というムーブメントが起こります。

わかりやすくいえば、ハードロックをより純粋に突き詰めていこうみたいなムーブメントだったと思います。

時代の流れに乗ろうと決めたジューダスプリーストは「ブリティッシュスティール」という作品を発表し、ヘヴィメタル宣言をします。

つまり、ハードロック、クラシックロックの世界から脱出していくのです。

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Judas Priest - Exciter

2017-01-21 15:58:22 | HARD ROCK

Judas Priest - Exciter

ジューダス特集2曲めです。

なんでこの曲かというと、やはりハードロックを聴かないクラシックロック好きの先輩がこの曲を知っていたからです。

この曲はハードロック好きでなくても知っているんだなと感心してしまいました。

当時、この曲はあまりにもスピーディーで評判になりました。1978年ごろだったでしょうか?当時としては衝撃的な速さでした。

またレス・ビンクスのツインバスドラの連打はドラム好きの間で評判になったものです。

のちに、この曲が入ったアルバム「ステンドクラス」が音が軽すぎるという評価を受けます。そうですね。軽いんです。録音技術のせいなんでしょうか?当時のプロデューサーのセンスなんでしょうね。

でも、いい曲が入っています。アレンジも凝っていて、まさにブリティッシュロック!この作品も結構名作なんです。

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judas priest - the ripper

2017-01-21 15:30:13 | HARD ROCK

judas priest - the ripper

今日の特集はメタルゴッド「ジューダス・プリースト」!

アイアン・メイデン、メタリカとともにヘヴィ・メタルの世界で神格化されているバンドですが、他のバンドとは違うところがあります。それはデビューが結構古いこと。

イギリスでのデビューは何と1974年です。

デビューアルバム「ロッカローラ」はB級の雰囲気がかなり漂う作品でしたが、セカンドアルバムで第注目を浴びることになりました。

日本でセカンドアルバムが発表されたのは、1976年だと思います。

当時、このアルバムはかなり評判になります。

まずは、当時若手ロック評論家でかなり発言力があった渋谷陽一氏が、自分のラジオ番組で、この曲「リッパー」をオンエアして、このバンドのちょっと他のバンドとは異質のきらめきを伝えました。まるでクイーンを思わせるようなこの曲のアレンジはかなり多くのリスナーの心をとらえたと思います。

そして、このタイトルとジャケット、そしてバンド名。

多くのロックファンが「おーっ、かっこいい!」と思ってレコードを購入してしまいました。

炎の中、悲しみにくれる翼を広げた天使の絵、まさにロックのロマンがあります。

タイトルは原題がsad wings of destnyで邦題が「運命の翼」です。今風にいえば厨二病(中二病)全開で、当時の中高生にはたまりません。

そして、バンド名は「使徒ユダ」です。聖書でキリストを裏切った有名なお弟子さんの名前ですね。まさにブラックサバスと同様のセンスで、これもオタク心をくすぐります。

そして、何より有名なのは、当時まだ駆け出しのロック評論家であった伊藤正則氏(今では日本におけるメタルゴッド)が「音楽専科」というロック雑誌で、大々的にプッシュしたことです。クイーンが日本で売れるきっかけの一つをつくったと思われる「大貫憲章」氏がクイーンが売れるように「神のご加護を!」と大絶賛して、多くのファンの共感を呼んだのですが、伊藤氏もこのバンドを大絶賛し、やはり「神のご加護を!」と紹介していたような気がします。伊藤氏の先見の明には感心せざるを得ません。

というわけで、このアルバムは当時のロックファンはかなり知ってました。

メタル系はほとんど聞かない私のクラシックロック仲間の東京在住の先輩二人も知っていました。

というわけで、このアルバムはクラシックロックにおいて、押さえておくべき作品ではないかと思います。

私は、このバンドが21世紀まで生き残るバンドだとは当時全然思いもしませんでした。

じっくり聴くと、ブリティッシュロックの湿ったリリシズムが光る作品で、聴けば聴くほど味がある作品です。

彼らは次回の作品からは、もっとストレートでパワフルなハードロックの世界に突き進んでいきます。ややプログレっぽいというか、陰影の深さを感じさせる本作品は、やはり独特です。名作です。

 

 

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