BLUES MAGOOS - Heartbreak Hotel
「ブラック・ナイト」ネタで前回紹介したブルース・マグース。
ファーストアルバムからサード・アルバムまでは、サイケ、ガレージ・ロックといった雰囲気。
例のヒット曲は飛ばしたけど、よくあるポップ・バンドという感じ?
それが、4枚目で大変身。レコード会社もマーキュリーからABCへ。メンバーもヴォーカル兼ギターのエミール・チールヘルム(別名ペッピー)を残して、他は交代。全く違うイメージのバンドになるのである。
これが、けっこういい。玄人好みというか、渋くてオシャレ!けっこうクセになる音なんですね。
ジャージーだったり、ファンキーだったり、プログレっぽかったり、アフリカ的であったりと、意外と楽しめる。
上の曲はエルヴィス・プレスリーのカバーだけど、センスいいアレンジではないでしょうか?
Blues Magoos - Heart Attack
この曲はファンキーで、1969年という年を考えると、最先端の感じのサウンドだ。
Blues Magoos - Never Goin' Back To Georgia
これは、アルバム・タイトル曲。お洒落です。イージー・リスニング的な音に、野性的なパーカッションが絡み、叫び声のようなコーラスが入るところなんか、ちょっといいですねー。
キーボードは何と、超有名シンガー・ソング・ライターのエリック・ジャスティン・カズ!!彼がロック史に登場するのはこのアルバムからなんです。
Blues Magoos - Georgia Breakdown (1969)
アルバムのラストを飾る曲はまさにエリック・カズのセンスが溢れてる。こりゃ、ジャズ・ロックですね。
ファースト・アルバムのサイケ・ポップとは全然違うバンドだって改めて感じます。垢ぬけてる!