Ronnie Atkins (Pretty Maids) - "Real" (Official)
肺がんのステージ4というかなり厳しい状態の中で、この男、ロニー・アトキンスは初のソロ・アルバムを制作し、リリースにこぎつけようとしている。あと少しで発売される見込みだ。その精神力と歌うことについての情熱の深さに敬服する。ロニー、その命が尽きるまで歌ってほしい。
知らない人は知らないだろうが、日本のハード・ロック、ヘヴィ・メタルのファンにとって、プリティ・メイズというバンドは特別なバンドである。
デンマーク出身の彼らは1983年のデビュー以来、正統的なハード・ロックに真摯に向き合い、良質な作品を作り続けてきた。
クセのない、メロディを大事にするハード・ロックは多くのファンに愛されてきたのだ。
中心人物はヴォーカリストであるロニー・アトキンス。今回紹介する人物である。
まだ55才であり、まだまだ先があると思っていたら、肺がんのステージ4という衝撃的なニュースが昨年秋に飛び込んできた。
これは、もう彼の声は聴けないのか?と思っていたら、このソロアルバムの発表だ。
2019年、すい臓がんにより57才で死亡するその3カ月ほど前に、ソロ・アルバムを発表した元シャイのトニー・ミルズのことを思い出してしまった。ちょっと、つらい。
ロニーには病気に負けないで頑張ってほしいと思うし、奇跡が起こってほしいと祈るばかりであるが・・・。
デンマークが生んだ魅力的なロック・ヴォーカリスト、ロニーの声を味わってほしい。
そして、日本でもヒットしたこの曲も聴いてほしい。
ジョン・サイクスの名曲のカバーだ。見事に歌いきっている。
Pretty Maids - Please don't leave me