カルメン・マキ 崩壊の前日 CARMEN MAKI
先月、2019年のライブがCD化、ブルーレイ化されたカルメン・マキ&OZ。
やはり、この人たちが活躍するとすごくうれしい。うーん、よくやってくれた!
この人たちのライブを見ると、私の心はあっという間にタイムスリップする。そう1970年代半ばへ。高校生の頃だ。
初めて横浜野外音楽堂で見たライブの感動が蘇ってくる。ライブ中に、マキが春日氏に「ハチ!」と呼び掛けているシーンも思い出す。
それにしても、静かなイントロから、暴力的な川上シゲ氏のベースが入ってくるところは痺れる!
この人のベースは未だに個性的だ。魅力にあふれている。高校生の時一生懸命コピーした。また、ベースを弾きたくなってくる。
それにしても、このバンド。やっぱり歌詞が大好きだ。
作詞は加治木剛。別名ダディ竹千代。天才だと思う。
「直立不動のビルの隙間から~」という導入部で、もう掴みはオッケー。
マキが歌うと、めちゃくちゃかっこいい!
そもそも、直立不動のビルっていう表現がたまらなく凄い。確かにビルは直立不動だけど、なかなか言葉にしない表現だ。
「私は、熱い、コーヒー飲んでる。サテンの窓の2階より。」というサビの部分もたまらない。喫茶店をサテンという表現は古いのかもしれないが、マキが歌えば、未だにかっこよく感じる。
しばらくは、カルメン・マキ&OZの世界に浸りそうである。