ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

イギリスのロックの香り。Atomic Rooster - Breaktrough (1971)

2021-05-16 20:30:23 | ブリティッシュロック

Atomic Rooster - Breaktrough (1971)

エマーソン・レイク&パーマーのカール・パーマーが在籍していたことで知られる。アトミック・ルースター。

この作品を出した時はすでに、カール・パーマーはいません。

キーボード主体のロックで、EL&Pに通じるところはあるが、リーダーで、キーボード担当のヴィンセント・クレイン はそんなにテクニカルではなく、抑え気味のプレイとなっている。とはいえ、イギリスの香り漂うクールなところは何気にかっこいい。

このバンド、ヴィンセント・クレインが1989年に死去するも、未だに存在しています。面白いものです。

1970年代のイギリスのロックの深淵に入っていくと、面白い発見がいくらでもあります。

Atomic Rooster - Black Snake

Atomic Rooster - Decision/Indecision

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背に腹は代えられない、K.Kダウニングの突き進む道! KK's Priest - Hellfire Thunderbolt (Official Music Video)

2021-05-16 08:47:01 | metal

KK's Priest - Hellfire Thunderbolt (Official Music Video)

私のブログをチェックする人はメタルを好きでない人(ちなみに、メタルを嫌いな人はメタルのことを「ヘビメタ」と表現するのですぐわかります。ヘヴィ・メタルに詳しい人はその短縮語を決して使わないのでご注意ください。)が多いと思うので、興味ない人は今回の投稿は読まないでけっこうです。

 

さて、本題に入ります。

まあ、メタルに詳しい人でないと興味ないだろうが、KKダウニングが音楽シーンに復帰した。ちょっと驚きだ。1951年生まれで69才。引退して10年ほどたってからのまさかの復帰・・・。彼については、ここ数年はネガティブなニュースばっかりだったが、音楽でファンを熱狂させてくれることを期待したい。

KKダウニングはハード・ロック~ヘヴィ・メタル・ロックの世界では、アイアン・メイデン、メタリカと並ぶ、超有名バンド、ジューダス・プリーストの二人のギタリストのうちの一人として、1970年から2011年まで活躍した。芸術的ともいえるツインギターの片翼として、その存在はこのジャンルでは一目置かれていた。そして、彼自身は一流バンドの一人として、立場も生活も安定したはずだ。それなのに、なぜか2011年に彼は脱退してしまった。本当の理由はわからない。公式な彼のコメントは、同じような音楽と同じようなライブ、同じような曲を演奏することに嫌気がさしたみたいなものだったが、たぶん人間関係等の問題があったと思われる。彼は脱退して、音楽活動をせず、それまで蓄えた資金をもとにゴルフ場のオーナーとなったのだった。

ところが、まさに武家の商法だったようで、ゴルフ場は大失敗し、破産することになる。困窮した彼は、かつてジューダス・プリーストで演奏した楽器を売り、自分がもっている曲の権利まで売るような状態になったようだ。

彼は、ジューダス・プリーストに復帰したいようなコメントをたびたび出したが、ジューダス・プリーストは有能な新メンバーを迎えており、しかも、脱退の時にバンドに迷惑をかけた彼を許すわけにはいかず、拒否。彼の復帰の道は閉ざされた。彼は、その際に元バンドに対し、悪口を叩いており、ちょっとかっこよくないなというイメージを全世界に振りまいてしまった。

そこで、彼がとった道は予想外だった。いや、当然の道かもしれない。何と、ジューダス・プリーストのコピー・バンド(この表現は難しいのだが・・・)を作ることだった。そう、もう失うものはない。たぶん、資産を失ってしまった彼は考えたのだろう。「こうなったら、ジューダス・プリーストのファンが最も喜ぶことをやってやろう。」と。彼は、典型的なジューダス・プリーストの曲を演奏することに否定的な発言をしていたが、とことんまでどん底に堕ちたら、やはり世間が求めることをやることが一番だと覚醒したようだ。もうかっこを付けてはいられなかったのだろう。言い方を変えれば「最も儲かる商法」を素直に実践することにしたのだ。

メンバーは、元ジューダス・プリーストのティム・リッパー・オーゥエンズとレス・ビンクス、そして、有能なギタリストとベーシスト。彼らと結成したバンドは、「KK's Priest」という名前にした。元いたバンドの名前から少し拝借してしまっているが、一部だけなのでライセンス上の問題はあるまい。ジューダス・プリーストの曲も演奏するのだから、わかりやすくていい。

そして、新曲作りにも着手。ついにはニュー・アルバム”Sermons Of The Sinner”を8月に出すことになり、そして、つい先日この公式MVとティーザー画像が公開された。

まあ、ジューダスそっくりである。そして、ジューダス時代から問題となっていた「ティム・オーゥエンズ」がメロディアスな曲を歌えないというところもそのまま。

でも、総合的にみて、ジューダス型のカッコいいヘヴィ・メタル・ロック・アルバムでありそうな予感がする動画だ。この手の音楽を愛するリスナーは忠実である。ジューダス・プリーストの亜流と呼ばれようとも、需要がかなりあるとみる。K.K.ダウニングはプライドを捨てて、最も自分が輝ける方法を選択した。

アルバム全曲を聴ける日が待ち遠しい。69才という年齢と約10年のブランクを心配したが、KKのギターの腕は落ちてないように思えるし、ヴィジュアルもまずまず。ジューダスに残っている元相棒のグレン・ティプトンがパーキンソン病でギターが弾けなくなっている状況にあるということを思うと、運命の皮肉を感じる(本家ジューダス・プリーストも新作の準備をしているらしいが、グレンの状況は不明である。)。

開き直ったKKの逆襲という感じがゾクゾクする。さあ、楽しみに待つとしますか。

KK's Priest - Pre-order "Sermons of the Sinner" Now! 🤘

コメント (22)
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