EL&Pのラスト・アルバム(その後再結成しているが再結成後はもう元のレベルになかったので、個人的にはこの作品がラスト・アルバムと考えます)で、アトランティック・レコードとの契約上作らなければいけなかったという「ラブ・ビーチ」に収められた大作が、この曲。
「ラブ・ビーチ」はアルバム・タイトル、ジャケット、音楽性、全てにおいて、厳しい評価が下された作品だったと思います。
彼らのの代名詞でもあったプログレッシブ・ロックがほぼ感じられない内容であったことが大きかったですね。
当時は、ロック仲間の中でも、「こりゃ何だ?」みたいな感じで、この作品の話題に触れないようにしていた気もします。
「でも、ポップ・アルバムとしては、悪くないんじゃない?」という声もあったんですね。
さて、問題のこの曲。
ピート・シンフィールドが作詞に参加していて、そこがプログレっぽいといえばプログレっぽいかも。
ゆるやかに進む作品で、緩慢で地味なイメージもあるんですが、繰り返し聴いていると、じわーっと来る魅力があります。
実はけっこういい曲だったりします。
というわけで、定期的に聴きたくなるこの曲をアップしました。
Memoirs of an Officer and a Gentleman
ついでに、「ラブ・ビーチ」に収録されていたいかにもEL&Pらしい「Canario」も聴いておきましょう。
やっぱりこういう曲は気持ちが上がりますね。
Canario
私、ELPはほとんど聞かずにきました。私がプログレ好きになったのはUKあたりからですから。カールの走り気味のドラムもエイジアから聞き込んだ感じですから。
分かりにくいプログレ?でしたかねELPは?
まだこのアルバムはポップで聴きやすいと言う事でしたか。
この曲をプログレと言っていいのか?という疑問はありますが、でも大作で聴きごたえあります。
カールのドラムはリズム音痴とかドタバタドラムとか言われて、かなり批評されていますが、けっこう好きです。エイジアからはかなりシンプルになってしまってちょっと残念です・・・
このアルバムは、当時、あり得ないほどポップな作品とみんなが感じたと思います。