1970年代のウエスト・コースト・サウンドの職人的ギタリストとして、有名なダニー・コーチマー。
その彼が属するバンド、The Immediate Family のセカンド・アルバムが発表されました。
このバンドは伝説のバンド「ザ・セクション」のメンバー、ダニー・コーチマー(g)、リーランド・スカラー(b)、ラス・カンケル(D)、に加え、やはり職人的ミュージシャンのワディ・ワクテル(g,v)、スティーブ・ポステル(g,v)が参加したまさに大人のアメリカン・ロック・バンド。
ザ・セクションについては、このブログの2021.1.10の記事(カテゴリーはクロスオーバー)、ダニー・コーチマーについては2021.9.5の記事(カテゴリーはAOR)ごご覧ください。
アルバムの内容は、まさに、多様なロック・サウンド。
みんな、おじいさんなのに、音が若い!まさに音の玉手箱や!って感じ。
南部っぽい、粘っこい土っぽい音がこのバンドの真骨頂みたいだけど、あのウエスト・コースト・サウンドも再現してたりして、うれしい。
まずは、その手の爽やかサウンドからご紹介します。「Catch You On The Other Side」。おお、70年代、おお、西海岸!タイムマシンに乗ったみたいにあの時代を感じます。
Catch You On The Other Side
ファンキーな「24/7/365 」はジェームス・ブラウンを彷彿とさせて、これも、70年代の雰囲気がありますね。
24/7/365
この曲「Love Suicide」なんかは、スティーリー・ダンのようなAORの雰囲気たっぷりです。リフとかギターの音は何となく拝借している感じがありますね。
Love Suicide
AC/DCに触発されたというリーダー・トラック「Whole Lotta Rock and Roll」。AC/DCというより、サザン・ロックですね。スワンプの香りがします。土臭い感じかな。粘っこい感じが、クセになりますね。
The Immediate Family - Whole Lotta Rock and Roll
最後にアルバム・タイトル・ソングです。
大人のロックです。
スケールの大きさを感じさせるゆったりしたサウンドの中に、年輪のような重みを感じて聴き入っちゃいます。
The Immediate Family - Skin In The Game (Official Video)
このアルバム、未だ現役という感じ満載の素晴らしい作品です。
70年代のアメリカン・ロック好きなら、聞き逃せないと思います。
衰えてしまったスターたちが多いですが、この人たちは、基本裏方系なので、全く衰えないまま職人の技を維持していますね。
クラシック・ロック万歳です。
私が洋楽聞き始めたのは70年代終わりくらいからですし今考えるとわりと狭め、クイーンやビートルズ、イーグルスとかで名前は聞いても曲は知らないバンドがいっぱいあります。勿論このバンドも知りませんでしたわ。
みんな頭真っ白になっても現役プレイヤーってのが良いですねー。
そう言えば明日、初めてのロックバーに行きますよ。クラシックロックライブというイベントがあるんです。またアップしますねー。
たいぴろさんや旦那様より少し年上の私は、70年代の洋楽が中高生時代だったので、このあたりの音がドストライクですねー。
ハードロック好きでしたけど、こういう渋めのも聴いちゃいました。
リーランド・スカラー、来てたんですね。やはり職人ですね(笑)
ロックバー楽しんでください。
記事楽しみにしています。
私も近々東京のロックバーに行くかもです。
行けるかどうか微妙ですけど(笑)。