WHITESNAKE TROUBLE
1979年、ホワイトスネイクのデビュー・アルバム「Trouble」がリリースされる。
参加メンバーははDavidのほかはミッキー・ムーディ(G)、バーニー・マースデン(G)、ジョン・ロード(K)、ニール・マーレイ(B)、デイブ・ドウル(D)、ゲストキーボードとしてピート・ソーリー。 プロデューサーはマーティン・バーチ。
ジョン・ロードが加入して、パープルのような売れ線に走るかと思われたが、やはり渋めの作品となった。21世紀の現在、マニアックなファンには絶賛される作品であるが、発売当時のハード・ロック・ファンは戸惑った。やはりパープルの音を期待してしまったからだろう。デヴィッドはこの時期、大衆が期待する音より、自分のやりたいブルースの色合いが濃いハード・ロックをやりたいと強い意思をもっていた。その覚悟潔しである。
後年、派手な音を好むようになるとは本人もファンも思ってなかっただろう。
この作品、私は好きであるが、やはりコアなファン向けと言っておきたい。
全体的にまとまりがなく、勢いを感じない作品である。
でも、聴きどころがある作品で、タイプの違う4曲を紹介したい。
まず、上に紹介した曲はアルバム・タイトル曲。味のある曲であり、デヴィッドの男の色気が十分伝わってくる。シンプルなのだが、じわーっと来る良さがある。ギター・ソロも素晴らしい。
Whitesnake - Lie Down (A Modern Love Song)
この曲「 Lie Down (A Modern Love Song)」はノリが良くてご機嫌なナンバー。ライブで映えそうな曲。バーニー・マースデンのセカンド・ヴォーカルも盛り上がる。
Whitesnake - The Time Is Right For Love
「 The Time Is Right For Love」は、ギターのバーニー・マースデンの好みが強く反映されている。彼のソロ作品に近い音作りだ。AOR風味が個人的に気持ちいいと感じる。
Whitesnake - Belgian Tom's Hat Trick
「Belgian Tom's Hat Trick」は何とインスト。よくデヴィッドが許したものだ。ツイン・ギターが気持ちいい。ジョン・ロードのキーボードも軽快ですごく楽しそう。演奏力の高さを感じる曲。 コージー・パウエルのソロ作品にも通じるハード・ロッカーのご機嫌なインスト・ナンバー。
いよいよホワイトスネイクですね。
後の彼等のサウンドの原点。デヴィッドはやはりブルージーなナンバーがお似合い。
上に挙げられた4曲はどれもホワイトスネイクらしいナンバーですね。私もこのアルバムは大好きです。
コメントありがとうございます。
ついに、ファーストアルバムに突入です。
私は初期の頃が大好き、特にバーニー・マースデンのギターが大好きなので、けっこうじっくり聴き直しています。
インストの曲なんて、こうやって聴きなおすと、名曲だなって思います。